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カコタムとの出会い 〜利用者として〜

カコタムとの出会いを振り返るとかれこれ2、3年前になるかなと思いながら、問合せメールの送受信履歴を見ると1年前の2020年3月でした。
ちょうど北海道に緊急事態宣言が出て、子どもの学校が休校になり、そして中学入学を控えている中、学習面で不安になっていた時期です。

実際にスタサポに参加したのは、宣言明けの4月。まだ1年と4ヶ月のお付き合いなのに、数年来に感じるほど、カコタムの存在が我が家にとって大きくなっていることを改めて感じました。

カコタムに参加した当初は学習支援を受けることが目的でした。子どもには学ぶことの楽しさを知ってほしい、そして将来、選択肢を広く持つことができるように勉強に励んでほしいと常々願っています。
しかし、ひとり親であるために時間的にも精神的にも余裕がなく、学校の宿題プリント1枚でさえ、丸付けしてやることができない状況でした。
たまに勉強を見ても、「意味分かんない!」「なんで、こんな問題も解けないの?!」の応戦合戦で学ぶことの楽しさを奪い、自尊心を傷付け、私自身も自己嫌悪に落ち入り、両者にとって悪循環に陥っていました。
かと言って、塾代は悩ましい…。
そんな中で、出会ったのがカコタムです。

初日はたくさんのおやつが貰えたこともあり、食いしん坊の我が子たちは、カコタムが大好きになりました!
初めはおやつ目的に通っていたのが子供心と思いますが、勉強を分かりやすく教えてくれ、勉強以外でも趣味の話で盛り上がったりと、コロナ禍でおやつの提供がなくなった後も楽しく参加しています。

正直、当初期待していたような塾の代替としての学習(スケジュール管理され、予習、復習、演習を行う)ではありませんでした。私が勝手に期待した学習支援との違いに不満を覚えたこともあります。
でも、このnoteを通じて、カコタム代表のゆうちょさんやカコタムに関わるの皆さんの思いや考えを深く知るにつれ、カコタムに期待するものが変わってきました。そして、それが本来、我が家に必要なものだったと思います。

親ひとり、核家族。子どもとぶつかると、お互い逃げ場がありません。子どもにとっては、慰めてくれるもう一人の親もいない、祖父母もおらず、気持ちを切り替えるのが難しいのが現状です。
スタサポがある日は直前まで習いごとがあり時間に余裕がなく、のんびりな我が子にイライラして怒りをぶつけてしまうことがあります。そんな中、スタサポで誰かと話すことで気持ちを切り替えて帰ってき、それによって私自身も気持ちをリセットすることができました。
緩衝材のような、第3者、カコタム。
子ども自身も塾や勉強は嫌いだけど、カコタムには行きたいと楽しみにしています。
私たち家族にとって、学習支援の枠を超え、ちょっとした心の拠り所になっていることを感じます。

カコタムのみなさん、そしてその先にいる寄付してくださる方々には感謝しかありません。

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