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振り返り育児日記(新生児〜生後3ヶ月が一番大変だったなあという話)

育児日記を書きたいと思ってたけど、全然書けなかったので思い出して書いてみる。

子どもが生まれると、子どもが優先になる。
誰が何番目に好きとかそういうレベルじゃない。
仕事と私どっちが大事なの?とかそういうレベルじゃない。

人間の赤子とは、本当に何にもできない尊くて弱いスーパー未知な生き物だった。

まず、自力で飲食できない。胃袋がまだ小さすぎて一気にたくさん摂取できないため、3時間以上授乳を怠ると、脱水状態に陥ることがあると聞いた。
あと、自力で眠ることができない。赤ちゃんってお腹いっぱいにしてオムツ替えて、お布団に置いたら自動的に寝るものだと思っていた。全部妄想だった。抱っこしてゆらゆら揺れて歌を歌って眠りを誘わないと寝ない。眠いのに寝ない。

とにかく手がかかる。

オムツ授乳オムツゲップ抱っこ泣きながら子守唄抱っこ子守唄仮眠、と思ったらオムツ授乳オムツゲップ吐いてオムツゲップ抱っこ子守唄抱っこ寝かしつけて泣いて…

もうなんていうか単純作業のくせに攻略法も規則性も大してないし、これだけ手を尽くしても、起きているときは泣いてるか真顔かの2択だった。ベストな状態が真顔。
私が渾身の変顔をしても、歌を歌っても、当の本人は喜ぶ素振りも見せないので、控えめに言ってモチベーションが全然上がらない。
赤ちゃんってもっと笑うもんだと思ってたよ。

あと眠かった。寝たい寝たい寝たい。
子どもが生まれると寝れなくなる、とは聞いていたがこんなにもとは思っていなかった。
もっと真面目に予習しておければよかった。予習しても意味ないけど。
なるべく体を休めるようにしていたつもりだったけど、まとめて1時間半寝れたらラッキーぐらい。
そして、眠れぬストレスは人を狂わせることを学んだ。

今思い出しても、この時期が一番辛かった。
規模の大小合わせると、毎日10回ぐらいは泣いてた。

母乳が出てるのか出てないのか分からなくて泣いた
切れた乳首が痛くて泣いた
子どもが尊すぎて泣いた
泣きやまない子どもの声が辛くて泣いた
焼肉が食べたくて泣いた
ゴミ出しの日を忘れてたことに泣いた
今夜も寝れないことに泣いた
もう夫と二人でゆっくり過ごせないのがさみしくて泣いた
自分から新しい命が出てきたことに泣いた
毎日仕事に行ける夫が羨ましくて泣いた

とにかくなんでも泣いた。箸が転がっても泣いた。

そんな風に過ごして3ヶ月ぐらい経った頃、変化が起こった。
子どもが笑顔を見せる頻度が増えたり、こちらの働きかけにレスポンスを返すようになってきた。
そうすると、大変さを可愛さが追い越して、育児事業が黒字転換した。レスポンスは本当に大事。
子どものことはかけがえのない大切で尊い存在だとは思っていたけど、心からかわいいと思えたのは黒字転換してからだった。

世界中の人がみんな私と同じようになるとは全然思ってない。
だけど、知人が同じように子どもを産んで辛くて辛いとこぼすのを聞くと、とりあえず今が一番辛かったよと伝えるようにしている。
この辛い時期には終わりがあるよと伝えるようにしている。

自己満だけど、それで、少しでも誰かが頑張ろうと思ってくれたら嬉しいと感じてしまった。

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