CADfixのSTL変換機能がフリーで公開された話(CADfix STL)
この記事はオープンCAEアドベントカレンダー2021の22日目の記事です。
ITI社からCADfixのSTL変換機能が使える"CADfix STL"がフリープロダクトとして公開されました。対応する入力ファイルはSTEPとIGESで、出力はSTLとNastran,Abaqusのメッシュファイルなどになります。ヒーリングなどはできませんが、STLの形状やサイズなどの調整、色情報によるマルチファイル出力に対応しています。
https://www.iti-global.com/cadfix-stl
CADfix STL の特徴
STEPまたはIGES CADモデルから、高品質のウオータータイトファセットを生成します。
ファセットスタイルのオプションにより、高品質なファセットまたは最小限のファセットを生成します。
テッセレーションパラメータを設定でき、ファセットのたるみや回転をユーザー定義可能。
拡張率、最小ファセット長、エッジあたりの最小ファセット数などのファセットサイジングパラメータを詳細に制御。
モデルのプロパティとアセンブリ構造へのフルアクセス。
複数のエクスポートオプションにより、各ボディの個別ファイルや色、レイヤー、ラベルに基づいたファイルを作成できます。
STL、Neutral ASCIIメッシュファイル、NASTRAN、ABAQUSファイル形式へのエクスポート。
対応環境はWindowsとLinuxで、Windowsはインストーラ版とZip版があります。サポートはありませんがフィードバックは受け付けている模様。
CADfixは曲面などキレイに出してくれるので、変換ツールとして使うことが多いですが、フリーで公開されたのでオープンCAEでも使えそうです。
ダウンロードの際にメールアドレスなどの登録が必要になります。
STLの品質で困ったことがある方はチェックされてみてはいかがでしょうか。