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家飲みして思いを言葉にしてしまうとか

さて毎日書く部、3日目。
お夕飯支度前、まもなく近所の公園のスピーカーから夕焼け小焼けが聴こえてくる時間帯。あぶねぇあぶねぇ。三日坊主が詰めてくる気配を振り払って今日も書く。

先々週の土曜日に高校大学を共に過ごした友達と6人で家飲みをした時のこと。
大体いつもビールで始まり、それぞれのタイミングでシャンパンか白ワインに移行し(私はビールが好きなのでワインに入るのは少し遅め)2〜3本空いたところで赤ワインというのがパターン。赤ワインの頃にはみんな良い具合に酔いもまわってきている。その後赤ワインで喉が渇いたとか言ってまたビールに戻るのもいる。

記憶が曖昧なのだけど、確かまだ白ワインを飲んでいた時点で私は話の脈略と全く関係なく突然こんなことを口走った。
「私やっぱりこのメンツで飲んでる時が一番楽しいわ〜」
すると次の瞬間、わかりやすくみんながこの言葉に反応したのがわかった。その反応というのは言葉ではなくて一瞬の「 」という空気感。このカギカッコの間にみんなが私の投げかけた言葉をきちんとキャッチしてくれたのを感じた。キャッチした場所がストライクかボールかはわからないけど。
それでなんだか急に恥ずかしくなって「いややっぱりママ友とかだとマウンティングみたいなことしてくる人もいるけど、このメンバーでマウンティングなんかしてもしょうがないしね」なんてちょっとおどけて誤魔化してしまった。
ひょっとしたら言われたみんなも恥ずかしかったのか、この話題はさして膨らむこともなく、空いたグラスにワインを注ぎ足すみたいに別の話題に移った。

けど、みんなが私の言葉を受け止めてくれた(感じがした)あの一瞬の場面を、私はあれから何度か思い出してる。そしてその度に、言ってよかったなあれ、って思う。
「思いは言葉にしないと伝わらない」なんて昔から安っぽい歌の歌詞で使い古されているようなフレーズがあるけど、「伝えようと思っていたわけじゃないけど思わず言葉にしてしまった思い」って意外と伝わるんだな、なんて思った。
Official髭男dismの曲の歌詞にぜひ使って欲しい。

その夜に空けたワイン

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