札と玉

本日もたくさんのnoteタイムを過ごしてしまいました
たくさんの記事を拝見しているとふと思い出した

我が家は成人した子供たちと暮らしているので
最近は全員そろっていただきます何てことは珍しい
彼らが幼いころはそんな日がやってくるなんで考えもしなかったな
毎日のお弁当、晩御飯・・
朝はほぼ食べないorパンだったのでらくちんでしたが
特に高校生の頃のお弁当は大変だった

彼らは部活を頑張っていたので「朝練」が常にあった
一般の登校時間より早く家を出るのだ
ということはその分早起きしないといけなかった
その中でも長男は翌日出る時間をあいまいにしか答えないと
いう技をだんだんと身につけていった

バタバタっと準備をして毎朝「弁当は?」とリビングに顔を出す
その時出来上がっていないと「あーーじゃあ昼飯代ちょうだい」
とニマニマしながら声をかけてくる
男子高校生。しかも体育会系部活生。腹が満たされることなどないに等しい
もう10年ほど前にはなるがその時代でも500円玉1枚というわけにはいかない
仕方なく玉ではなく札を1枚手渡す
「行ってきますーーー」とちゃりでgo

またやってもたと・・と思いながら母は汗水たらして働きに出る
我が家は親×1息子×1娘×1の3人家族。
常にお弁当の事も想定をして食料品の買い物をしていたので
お小遣いとは別で玉ではなく札がお財布から出ていくと
色々と計算も狂ってくる
いつまでも、どこででも寝ることが得意技の私を
早起きの習慣へと成長させたのだ

でも仕事が忙しかった日、いろんなことがあって
ふと弁当に気が緩んでいた際には早起きが出来ず
お札様とさようならをする日も月に何度もあった

ある日友人とお弁当について話していたら
気づいてしまった
彼はお札様をゲットするためにわざと登校時間を
私に知らさないようにしていたのだ
あーーやられた・・。

彼は只今社会人5年生。
一緒にお酒をのむ仲間へと成長してくれた
いつも楽しい時間をありがとう♡

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かぃさん
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