
世界各地のアーティストの肖像を撮影する中で、忘れられないエピソード、写真のこと、自宅マンションのバルコニーから、60鉢のバラ・果樹の季節の便りなどを綴ってみたいと思います。本・映…
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2022年7月の記事一覧
クルクマが咲きました。
昨年の秋に屋久島の友人から届いた球根から、クルクマが開花しました。屋久島の温暖な気候の中で育った球根が、都心のマンションのコンクリートの上で育つか、やや不安もありましたが、1月の積雪に耐え、鉢土が凍る冬を乗り越えての開花です。
もっとみる季刊『手紙』のこと。続編
季刊『手紙』第十号に書いた「アボカドの木へ」を読み返していて、この小冊子を編集・発行していた楢崎汪子(ならさき ひろこ)という女性のことが気になった。「20世紀日本人名事典」によると、編集プロデューサーで、1925年に生まれ、1987年に62歳で亡くなっている。『手紙』は1987年の6月刊の十二号が最終号なのだろうか。
原稿依頼時には必ず直接お会いしているはずだが、記憶にない。彼女の仕事を知るに
「人間以外に宛てた手紙・アボカドの木へ」
昨年、仕事場の移転で本や資料などを整理していて、さまざまなものを「発見」した。季刊『手紙』第十号もそのうちのひとつ。私はこの小冊子に「アボカドの木へ」という短文を寄稿していた。メディアに載せた写真や文はほとんど整理・保存しているが、なぜかこの小冊子の存在は忘れていた。装丁や佇まいが素敵で、大切に置いていたのが、かえって本の間に紛れてしまったようだ。
巻末を見ると『手紙』という小冊子は、オーデスク