習慣変更の学習メモ(SBT、ジョー・ディスペンザ)
学習メモ。
私の思考癖・行動癖を改めるための、読書メモ。
SBT(Super Brain Training)とジョー・ディスペンザのもの。ちなみにディスペンザの書籍は、まだ着手早々。
西田親子のSBT
昔、西田文郎氏の一万円本を買って読み齧ってたが、改めて、西田一見氏の著書と合わせて2冊を読破した。
成幸脳
まず、人間性は脳で決まるとしており、大脳生理学と心理学の知見に基づくSBTは、成幸脳(幸せに成る脳、「勝ちグセ脳」)に変革するための訓練法であると。
そして、成幸脳とは、心理コントロールが上手い脳であり、外的状況に左右されず、常時、プラスの思考(左脳)・イメージ(右脳)・感情(大脳辺縁系)にしてキープできる脳をいうと。
その状態にキープするのに、以下の3つの力を養う必要があるそうだ。
成信力(せいしんりょく:成功を確信する力)
苦楽力(くらくりょく:逆境苦境を楽しめる力)
他喜力(たきりょく:身近な他者・周囲の人・社会の人々を喜ばせたがる力)
書籍では、これらの力を養うためのツールとメソッドが紹介されていた。
身口意の三密がここでも
空海さんは、三密(身口意の悟り)を説いたが、西田さんによる脳の働きの説明も、まさにそれだった。
自分の動作・態度・表情(身)、言葉(口)、イメージ・想念(意)がプラスに整わないとならず、中でも日々、アウトプットしては自分でインプットもする身体と口(言葉)がプラスのものにならないと始まらんと。
で、イライラオドオドした態度や表情したり、愚痴や泣き言言ったりしてしまったら、さっさとプラスのもので上書きしろと。
例えば、泣きっ面で「こんなのムリだよー」と言ったら、3秒以内のつもりで、ニッコリ笑って「これは力付きそうな宿題だ、やってやるか」と口にするなど。
脳は、現実と未来を区別しないとか、主語の違いを認識しないといういい加減さがあるため、弱気の未来を口にすると弱気の現実を具現しにいき、他者の悪口を言うと自分を悪者にしにいくという恐ろしい強い力を持つと。
感情、快/不快スイッチがカギ
さらに、脳幹(自律神経や行動制御を司る反射脳)や、大脳新皮質(思考とイメージング)を牛耳ってるのが、大脳辺縁系(感情、快/不快の判定)や小脳(仕草と快/不快のマッピング)であると。
すなわち、大脳辺縁系(中でも扁桃核)をうまく統御して、何があっても常に「快」判定に倒せるのが、成幸脳なのだと言う。
扁桃核様が「いやじゃー」となると、思考はネガティブに、想念はお先真っ暗、ホルモン分泌も逃避向きに動いてネガティブ祭りに。
逆に、扁桃核様が「愉快愉快」と仰せになれば、思考は前向き強気に、想念はバラ色に、ホルモン分泌は多幸感とリラックスに仕向けられるということか。
根拠を作り、時には騙してでも、扁桃核様を愉快にさせよ
すなわち、私の読み方が正しければ、そういうこと。
思考(プラス思考やポジティブシンキング)で、扁桃核様を言うこと聞かせようと言うのはムリ筋。
扁桃核様の、快/不快判定がピラミッドの頂点なので、いくら思考側から抑え込みにかかっても、上流にいる扁桃核様のご機嫌斜めに遭えば、たちまち思考の方がネガティブに塗り替えられて終わる。
幸いなことに、脳は一定のおっちょこちょいさがあるので、扁桃核様を常に愉快判定させるように、アウトプット中心に(表情、姿勢、態度、所作、言葉)を愉快系統に意識的に制御すること。
そして、社会的動物であるヒトは、大切な他人を喜ばせるという愛の心が発揮される時に、エネルギーが最大化するので、「他喜力」が発揚されるような自分なりの使命・貢献目標を建ててそこに向かうのがベストだと。
他喜力からなら、入れるかも
私は、成幸脳の三要素のうち、「成信力」「苦楽力」の前に「他喜力」からなら入っていける気がする。
私が恩義を感じ、いつか何かの形で恩義を返したいと思う大切な人を想い、その人たちの喜びをどうやったら大きくできるか考えて、誓いを立てるという。
丁度、年末を迎えるし、私自身も転身のタイミング。直近過去の挫折で感じるところもあったし、他喜力を発揚させて、新年の誓いを明瞭にしてみたいと思った。