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【保存版】これまで作ったコミュニティマーケのフレームワークを全公開!(スライド全107枚)

※このブログは、コミュニティマーケティングAdvent Calender 2023 の12/17分のエントリーです。

”思い”が伝わるマーケティングを実現する株式会社エールコネクトの代表、宮本です。

コミュニティマーケティングが好きで、13年以上取り組んできました。
どれくらい好きかというとコミュニティのために2回仕事を変えるくらいです。(このあたりの経緯は、以前ラジオ「ビオラジ」で話しました)

  • アクセンチュアから当時15人のベンチャー企業「トライバルメディアハウス」に転職(一時的に、給料が半分になった!)

  • 様々なKPIに影響があるコミュニティ/共創マーケティングの事例を代理店側で作るのは難しいから事業会社のDeNAに転職

そして、DeNA時代には日本マーケティング協会(大阪支部)でコミュニティマーケティングの講義を3年担当したり、これまで10回以上いろいろなところで講演をさせていただきました。

今回は、これまでの講演で話してきたコミュニティマーケティングのフレームワークをすべてまとめました。何年もかけて作ったものなので、4プレゼン、合計で107枚の超大作にwなってしまったので、保存して、年末年始のお休みにゆっくりお読みください。

熱狂ブランドサミット2018での講演

今回ご紹介するフレームワークはすべて、現場で試行錯誤しながら作ったものです。だから、これが正しいかどうかは状況によると思います。

ただ、コミュニティマーケを代理店側でも、事業会社側でも勉強しながら、そして、自分でも実践しながら手に汗して作った手触り感のあるフレームワークです。

これから、もっと成功するコミュニティマーケティングが世の中に広がるように、みなさんのご意見も聞いてみたいです。最後のコミュニティランチ会で是非話しましょう!


コミュニティでしか解けないマーケティング課題とは?

まず、「なぜ、コミュニティでなければならないのか?」から考えていきましょう。

コミュニティは様々なことに役に立ちます。
しかし大事なことは、コミュニティでしか解けないマーケティング課題があることです。

それは、今年の売上ではなく、もっと大きな未来の売上を作ること。
コミュニティには、未来において、買ってもらいやすい状態=文化を作るという役割があります。

今年の売上ではなく、未来のための施策はあまり多くありません。あえてあげるとすれば、「ブランディング」くらいでしょうか。
(そういった意味でコミュニティブランドVECTORというフレームワーク名になっています)

コミュニティの果たせる役割を、小さく定義してしまっていませんか?

これがコミュニティマーケターに投げかけたい疑問です。
確かにここまで定義をするのは、もうマーケティングではなく事業戦略です。だから作るのは難しい。

しかし、「どんな未来の文化を作るのか?」を定義できたブランドは競合の追随を許さない唯一無二の存在になれます。

コミュニティのKPI設計

でも、コミュニティは「未来において、買ってもらいやすい状態=文化を作る活動」です。と言っても、なかなか社内の説得は難しいですよね。

わかります。コミュニティ初期は、コミュニティマーケターが裏目的として「ここまで大きくするぞ」と、心の中に秘めておくぐらいでもいいかもしれません。

もうちょっと売上につながるKPIを考えるフレームワークが「コミュニティマーケティングミックス」です。
クマー教授が明らかにした顧客の価値を横軸に、部署の役割を縦軸にしてまとめています。

このフレームワークはすでに、こちらの記事で紹介していて、「社内でコミュニティを説得する時に使いました!」と言っていただくことが何回かあります。

例えば、コミュニティマネージャーアワード2022を受賞された南雲さんも!

自分自身も最初からこのフレームワークが思いついていたわけではありません。初期のインタビューにはこの説明はないので、今振り返ると思考の変遷がわかります。

B2B/SaaS事業におけるコミュニティの始め方と目的設定

このあたりから実践編。これまでのフレームワークを使って、「どう作っていけばいいか」です。

B2B/SaaS事業においては、「他社も始めてるし、うちもどうなの?」と言われがちなのではないかと思います。
それだけ、数年でこの領域のコミュニティは増えたし、カスタマーサクセス文脈でやらない理由はないなと思っています。

顧客が一定のセグメントに限られており、LTVが高いB2B/SaaSビジネスはコミュニティとの相性が抜群です。
(例えば、人事システムなら人事部という限られた人たちで、同じ仕事をしていて横のつながりも一定あるセグメントで、継続利用によりLTVが高い)

僕がAnycaで取り組んできたC2Cも、コミュニティマーケ観点ではB2CよりもB2Bに近いと思っています。
なぜなら、AirbnbもAnycaもC2Cコミュニティに集まる主要メンバーはホスト側、つまり部屋やクルマをシェアする側です。

シェアする側は、頑張れば売上につながるという意味でB2Bの顧客に近いです。(B2Cではお金を払うだけなので)
AnycaのときのC2Cの事例はこちらで記事化されています。

D2C/B2CでROIを出すためのコミュニティブランド戦略

最後に、私が独立してから関わっているるD2Cブランドにおける事例です。

コミュニティは運営は大変で、どこから始めたらいいか分からないという課題があります。
そこでまず第一歩として、コミュニティのいいところどりをして、ROIを出しやすい施策から始めてみることをオススメしています。

特に、D2Cにおいては、D2Cブランドを語り継ぐことによって貢献しているトライブ「D2C伝道師」の存在が欠かせません。
D2C伝道師を仲間につけたブランドになれるかどうか。これからのD2Cの成長の鍵になると思います。

コミュニティ運営方法

コミュニティを実際に運営するときは、ステップごとに考える必要があります。
事例として聞くことができるコミュニティの話はすでに前のステップに進んでいるものが多いです。

コミュニティは3段活用で、それぞれでKPIを設定して考えましょう


コミュニティランチ会のお誘い

さて、以上が4スライド107枚のスライドのご紹介でした。
「スライドだけでも伝えられないから、話す機会を作れないかな」
「10年前の自分にも壁打ち相手がいたら良かったのに」
そんな思いで、コミュニティランチ会を思いつきました。

マーケティングやコミュニティの考えや悩みをシェアして、一緒に話すラフな会です。

なにかランチを買ってきて気軽にご参加ください。
お申し込みいただいた時間になるとZoomで集まる形式です。
以下からお申し込みください。

また、PodcastやX(Twitter)でつながれるとうれしいです。
毎週土曜日にマーケティングに関するPodcast番組を配信しています。マーケティングカテゴリで1位になったこともある番組です。

お読みいただきありがとうございました。


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