透析 Ca,Pコントロール 貧血コントロール

欧州 中1日採血 3.6-5.2で最も死亡率低い
日本 中2日採血 3.5-6.0 
P高ければ下げる
高カルシウム下げる
過度の低リンは避ける

カルシウム
シナカルセトによる低カルシウムはおそらく有害ではない。軽度の無症候性低カルシウムは容認
心電図 QTc延長は注意

副甲状腺ホルモン(PTH)

 PTHというのは84個のアミノ酸からなるペプチドホルモンです。カルシウム(Ca)、リン(P)を調節する働きを持ち、血清Pが高くなると、PTHが分泌されて尿細管におけるPの再吸収を低下させ、尿中へのP排泄を増加させる反応が生じる。また、低Ca血症が持続するとPTHの分泌が盛んになり、骨を溶かしてCaを一定の値に保とうとするが、そのために骨はもろくなる。PTH分泌の亢進により骨が溶けると血清P値も上昇し、PTHを増やすという悪循環に陥る。また、Ca、Pがともに高い状態が続くと「異所性石灰化」がおこり、関節の周囲や動脈、肺などにリン酸Caが沈着してしまいます。

 PTHは、これまで「intact-PTH(インタクトPTH)」の測定が用いられていましたが、これは、PTHの全長(1-84)《アミノ酸が1から84まであり。1個 分子量は110-120ダルトン 分子量が 約9500D(ダルトン)》を検出すると考えられ、現在までこの測定法が主流になっていましたが、1998年に本来のPTH(1-84)以外に他の6種類のフラグメントも同時に測定してしまっていることが明らかとなり厳密なPTHでないことが発表されました。そこで、1999年には本当に完全な(1-84)PTHを測定する方法が確立され、「whole-PTH(ホールPTH)」と呼ばれるようになりました。この 「whole-PTH」は、透析患者では、「intact-PTH」の約7割程度と常に低くなるといわれており、(whole PTH)×1.7 = i-PTHで計算されます。

「whole-PTH」の基準値は「9~39pg/mL」

透析患者の目標値は「35~150pg/mL以下」

貧血Hb10-12 
鉄欠乏は心不全リスク
surrogate marker FGF23低下

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