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父が脳梗塞で倒れた話9

今日は院長説明があるので、一時に病院。

この病院の院長説明は、一時からと言われても私らの番が一時からなわけではない。

最初の患者さんの説明が一時から。
そこから自分の番まで延々待つ。

今日は院長が一時にまだ他の患者の処置をしていたから更に時間が遅くなり、怒りだす患者さんがたくさんいた。
韓国の人が怒鳴りたおし、怒りすぎて途中で韓国語になっていた。

で、私らの番。
最初に使ったt-PAで、詰まった箇所は開通してるとのこと。
狭窄?もあるかもと言われた。

脳の腫れを抑える薬は今日で終わりにして、様子を見ますって。
t-PAの副作用の脳出血は避けられたんやないかな~って。
今のところ、ヤマは越えたって考えていいらしい。

ただ、父は糖尿病が「やばい」そうで、インシュリンを打っているらしい。

「ちゃんと治療してなかったんちゃうか?素直やない人やろ。こないなる前に、あんたらが言うたればよかったんや!あんたがちゃんと、ほんまにこの人の子供ならあんたも気ーつけや。あんたがほんまの子供かは私は知らんけどね!」と言われたが、怒りの感情があとから湧いてくる私は、すぐには言葉が出なかった。

血管ボロボロで入院中に糖尿病の合併症が出る可能性もあるらしい。
明日出るか、三日後か、一ヶ月後か、何年も先かはわかりません!とエラそうに言われた。
父を人質に取られているのもあるし、呆れているのもあるし、何も言えなかた。

以前看護師に何の点滴を使っているか聞いた件の返答がやっともらえた。
最初に使ったt-PA、それを持続させる薬、脳の腫れを抑える点滴を使っているらしい。
今はインシュリン、血圧を上げる薬を使ってるって。
「どういう感じの治療してるんですか?」って聞いたら、なんで今更聞くねん!!とか言われ、横転。
桂文枝師匠よろしくずっこけるところだったが、のけぞる程度にしておいた。

「看護師に何回聞いても「看護師はお答えできません、医者しか答えられません。と何度聞いても言われたんですけど。」というと、「そんなことないけどねえ」と笑われた。

本気でさっさと転院したい。

今日も面会へ。
今日は特に目新しいことはなかった。

私を安心させるために笑ってるんかな?
今日もまた何か言おうとしてるけど言葉にならないようだった。
ちょっとストレスたまってきてるのかも。

今日は背の低い可愛らしい看護師さんが部屋の説明をしてくれた。

二階、三階は部屋代の差額が無料の、生活保護の人向けの部屋なので、四階、五階に入ってもらうことになると思うと言われた。
とりあえず病態は落ち着いてきてるけど、最初とりあえず二人部屋に入って、落ち着いたら四人部屋に移ることも可能ですって。

で、ここはリハビリに積極的やないし、PT、ST、OTが揃ってる病院に転院するんをおすすめしますって。
院長はポリシー(笑)を持ってはるから、あんまり転院て自分から言い出さんから、娘さんらで病院いくつか目星つけて探してもらって、私らナースが先生に言いますと教えてもらった。
ポリシー(笑)という言い方がかなり良かった。

転院は、発症から60日以内じゃないと受け入れてくれる病院がなくなるし、リハビリも早くから開始した方がいい。
お父さんはまだ若くてしっかりしてはるから、リハビリ頑張って普通の生活ができる可能性もある。
だいたい二週間くらいで落ち着いてくると思うから、探すだけ早めに探した方がいいって。

父の場合は、大きな動きをリハビリする理学療法士、細かい作業をリハビリする作業療法士、言葉と嚥下をリハビリする言語療法士が揃ってるところがええやろうって。

個人的には森ノ宮病院にツバつけてるねんけど、一度電話して聞いてみよう。
母の友人の看護師Mちゃんにもどんな感じか聞いてみることにした。

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