旅慣れない二人の台湾旅行【３日目】
前日いかにくたくたであろうと、朝食を食べに行くのは台北旅行の醍醐味の一つ。
限られた3泊4日の旅行、朝食選びから妥協は許されない。
今日は迪化街の永楽市場にある小菜清粥に。
いきたかってんけど、累積した疲れもあり起きたら８時半。
ネット情報によれば営業時間は９時半までらしい。
大急ぎで準備して向かっても９時半ギリギリ。
食べれるか分からんけどとりあえずダッシュで行ってみよ！と、またバスで向かったけど思ったより近くまでバスでは辿り着けず、結構歩いた。
どおりで見たことあるファサードやと思った。そっちも気になる。
ついてみたら１０時半までやったラッキー！
運しかない。
ネットの情報だけ鵜呑みにしてたらあかんなと痛感。
料理を指差して注文したから何なんか全く分からへんけど、おかゆ２人前に、菜の花の油煮（くたくた）、冬瓜のたいたん（しっかり醤油味でとろとろ、生姜が効いてる）、ちゅるんちゅるんの筍のたいたやつ。
昨日も思ったけどこっちの筍美味しい！！！
珍しく肉類無しなチョイスやけど味濃いめでおかゆにめっちゃあ合う。最高。
これで２人で700円ぐらいやった。近くに住みたい。
夫に、「腰痛そうやし少し休んでたら？私買い物してくるし」とは何回も打診したけど、「俺も行く…」というのでもはや腰が９０度ほど曲がった夫を連れてそのまま迪化街ぶらぶら。
ほんまは永楽市場の林合發油飯店の油飯（おこわ）買いたかったけど長蛇の列に慄き諦め、ずっと行きたかった你好我好さんで金魚印の湯匙やら包装紙やら数点をゲット。
それから散歩して、家族へのお土産にからすみと、我が家用に蝦皮。
蝦皮、買った瞬間「絶対冷蔵ね！」って言われて叫びそうになった。
とりあえずホテルで冷蔵庫に入れておいて、帰国の時は冷たいペットボトルと一緒にタオルでぐるぐるに巻いてキャリーに入れました。
家では冷凍庫に入れてる。
チャーハン、和え麺、お好み焼き、たこ焼き、青菜炒め、鹹豆漿……何に使っても抜群に美味しいのに日本で見かけないから本当に買いに行きたい。
日本の干しエビとは違って一旦釜揚げして干してるから塩味もあって皮が薄くてふっくらしてて旨味爆弾で。
もう後ほんのちょっとしかなくて、めっちゃみみっちく使ってる。
わさーっと使いたい。
それから母リクエストのお土産「台湾ぽくて外に持って行けるいい感じのもの」を探しまくったけど分からん・見つからん・頑張りすぎて疲れたので諦めた。
他人の言う「いいかんじ」が一番むずかしい。
今風なおしゃれなお土産もいっぱい売ってたけど、わたしは古き良きなものが好きなのであまり食指が動かず。。。
カゴバッグいいかなと思ったけどメルカドバッグ持ってるしなあの人。
チャイナシューズとかよかったかもと思ったけど、サイズわからんし、Tシャツも靴下も「なんじゃこれいらん」と思われたら…とか色々考えてしまってえらべず。
歩き考え疲れた時に柑橘ジュースの屋台のおじさんから買って飲んだジュース、タネめっちゃ入ってたけど味が濃くて、酸味があって美味しかった。
帰ってきたからお店のこと調べたらほんまは酸っぱめとかのリクエスト受けてくれるらしいねんけど、私が買った時は店のおっちゃんが常連さんか友達とめちゃくちゃ談笑中やって、へいへいってお金受け取ってジュース作って渡してくれたおっちゃんのオリジナルブレンドやった。
公園を見つけて、夫がまた運動器具で腰を伸ばしていた。
それからお昼は行きたいお店があったので蝦皮を置きに一旦ホテルへ。
休憩したかったから清心福全でパッションフルーツティー（あまずっぱくて超美味しい！）と、スーパーでフルーツ盛り合わせ買ったけどなんか期待しすぎてたなあ…て感じやった。
台北、道路も広いし建物もなんかでかい。
ランチは昼行くか夜行くか全く決めてなかったけど絶対来たかった阿城鵝肉！
ガチョウ肉のお店。
MRT「行天宮」駅1番出口から徒歩7分。
ええ？確実に20分は歩いたよ…
頭がどうにかなりそうだぜ本当に…
夫の腰が曲がってるのを加味してもかかりすぎ。おかしい。
14時過ぎについて整理券をとり、30分ほど待った。
けど座って待てたし苦にならんかった。
ピーク時やともっと待つんやろうな。
注文したら先にセルフの小皿やら箸、つけだれを取りに行く。
ビールも自分でとってきて飲んだ。
やっと台湾に慣れてきた感がありテンションが上がる。
これ！ガチョウの燻製！！
少量注文やと部位は選ばれへんけど、人気の胸の部分がきた。
じゅわもちぷるりんで最高！
テーマパークのターキーレッグの上位互換みたいな味。
うまくて、あぶらで、スモーキー。
無限に食べられる。
なぜ日本にこれがないのか。
他は注文したのは青菜炒め、ガチョウの油かけご飯、下水湯。
下水湯はホルモンのスープ。
美味しかったけど、ガチョウとコメだけを胃に詰め込むために他のものは諦めてもいいかもと思うほどガチョウ美味しかった……。
ところで台湾の飲食店でたいてい眼にする「いちばん」とか「おいしい」とか書いてる皿、何？
そしてなんで茄子？気になりすぎる。
あ、トイレがメチャクチャ綺麗で、机の上に置いてあった手を拭くティッシュがメチャクチャいい匂いでした。
それから中山エリアをぶらぶら。
夫が腰痛で表情がヤバくなってきたので春水堂でタピ休憩。
つっぷして寝てる人がちらほらいて自由でおもろい。
お昼も遅かったし、買い物も疲れたし、
腰も痛いし私も流石に疲れたのでマッサージでもするかという流れになり、お互いスマホで近くのマッサージ店を探すがさっぱりわからず、結局夫が選んだ店にいくことに。
岳峰 ( ユェフォン ) 足体養生館。
なんでここにしたんかは分からんけど、結果、やばいほど効いた。
夫は全身コース、私は足と肩のコースに。
夫は奥の個室へ消えていったので様子がわからないけど、私はまず足湯に入れてもらい、その後足のあらゆるツボをがっつり押された。
最初は（すね毛剃ってきたらよかったな〜）とか呑気に考える余裕もあったけど、途中からは無言で耐える時間が続いた。
担当のお兄さんに「痛いか？」と聞かれたので素直に「痛い」と言ったら「痛くないと意味ないよ」と言われたことが忘れられない。日本でマッサージに行かれると驚かれるほどの肩こり持ちやけど、それもマッサージが終わる頃にはふわふわに。
終わってしばらくすると夫もでてきてびっくり。
腰を９０度曲げて歩いてたのに、ピンピンまっすぐ歩いている。
恐るべし台湾マッサージ。
元気になったので行きたかった熱炒（台湾式の居酒屋）へ。
店の入り口でおばちゃんに「りーべんれんま？」と聞かれ、高校の頃に中国語の授業をとっていた私は初めて聞き取れる中国語をキャッチして興奮。
「はいー！」と答えると日本語メニューくれた。優しい。
台湾では食事の店とお酒を飲む店が結構分かれているようで、食事の店にもお酒がないわけではないけど、日本ほど垣根が曖昧な感じではなく、飲む人もおとなしく飲んでいる印象。
だったけどここは居酒屋。
めちゃくちゃ声量がでかく、騒がしい（最高）
あっちでもこっちでも宴会状態。
際どい衣装のビアガールまでいて、セクシーにビールを注いでくれる。
瓶が空いたら次を持ってきてくれるので飲みすぎる。
注文したのは茄子香魚、三杯鶏、蒜泥白肉、ビール２本とサービスで出してくれた小菜の枝豆。
夫は茄子香魚をめっちゃ気に入っていた。
魚って書いてるけど魚は入っていない謎料理。
酸っぱ辛いタレでナスと肉を炒めてあった。
カルディでこの料理のタレ売ってたから買ったけど美味しかった！
蒜泥白肉は茹でた豚にニンニクのタレがかかってて、さっぱりコッテリめっちゃ美味しい。早速家でも似たものを作りたい。
三杯鶏は酢と醤油と酒を同量で鶏を炒めるからそういう名前になったとかだったような。
豚の血の餅が入っていて、思いがけないラッキー。
食べてみたいとは思いつつビビってたので出てきて食べれて嬉しかった。
特に味はなくもちもちした食べ物で、韓国のスンデも好きやし問題なく食べられた。
浮かれて頼んでお腹パンパンになってしまい、三杯鶏は打包（ダーバオ/持ち帰りように包んでもらう）をお願いした。
お腹はパンパンやけどせっかく元気になったし、あっという間に台北ラストナイトのためもうひと頑張りして夜市へ。
昨日ぶりの寧夏夜市！
腹ぱんすぎて食べたかったもの全部食べるのは無理だと悟り、パパイヤミルクを飲み、西瓜汁も飲み、鹽酥雞を買った。
昨日とほとんど同じラインナップにどんびきの夫。
夫はどんどん新しいものに挑戦したいタイプで、私は気に入ったものをひたすら反芻していたいタイプ。
旅先も、食べ物もお互いそう。
で、別腹やし甘いもの食べて帰ろうぜーってことで豆花荘。
有名店とは知らず、人多いし美味しそうやしここにしようーぐらいのノリで。
なので豆花のお店とはしらず雪花冰。
たろいも団子と生花豆をトッピングした。
美味しくて一瞬でなくなった。
近くの駅から電車でホテルまで帰った。
３日目にしてスッと帰れたの初めてかも。
帰って持ち帰った食べ物で宴会して、この日も12時すぎて就寝。
さて、明日は早起きするぞー！！！