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終活にひそむ危険 その41 個人単位になったお墓の世界
最近のブーム墓じまいについて、筆者は石材業界の断末魔の象徴とみております。
それは、利益の大半を占めていた石材の不要や寺院・霊園の管理料収入の減少を意味します。
それでも、ぼったくりな悪徳な業者が淘汰されないのは、指定石材店という謎な制度による新規参入のしづらさやお客様の選択肢を奪って成り立っていたからです。
そのため、新規参入者は海洋散骨の普及に努めたりしております。
そしてなにより根本的に少子化による墓守問題など起こり、お墓をどうするか?となっております。
では、人生で何を優先するべきか?
それは勿論、来世ではなく現世です。
わざわざ、墓じまいとか生前墓とか事前準備の必要はありません。
いつ何時、大金が必要になる事態がくるともかぎりません。
ましてや震災の多い日本、せっかく建てたお墓や納骨堂などが灰塵に帰す可能性もあります。
そこには、保険も無いのでなんの保障もありません。
墓じまいは、終活において一番最後にゆとりと時間のある人だけ
考えればよいと思います。
石材店は、昨今の物価高で購入を焦らせようとしますが、貴重なお金は
来世につかうのではなく、今の生活の充実に使いましょう。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。