終活ブームに潜む危険・その「墓地」安全? お墓編その39
その墓地、元々なんだった?
私が、業界に居たころ霊園になるような土地はバブル遺産のようなゴルフ場の跡地だったところが多かった印象です。
ただ、最近はなんだか適当な広さの空き地を地盤整備だけをして霊園にしているような気がしてしょうがないです。
寺院の境内墓地拡張工事は、殺人事件にまでなった源証寺事件しかり、どこからその開発費は出ているか?
元々、その土地はどんな利用をされていたか?
ひと昔話題になった森友学園問題の敷地は、産廃が大量に廃棄されているいわくつきの場所でした。
お墓の購入を検討している方は、霊園になっている土地は、昔はなんだったのか?
是非、住む家を購入する感覚で詳しく調べてみてください。
石材店に聞いても、霊園エリアのハザードマップなど把握していません。
実際、業界に居たとき河川氾濫で水没して1か月程度使用できなくなった霊園もありました。
だいたい民間霊園は、ある程度の広さを必要とするため比較的僻地や市・町の境やら崖地にあったりしますので、霊園の土地が元々どういう土地だったのかを確認することもとても重要なことです。
石材店の保証は、天変地異で保証されません。
それならば、各市町村のホームページにあるハザードマップなど確認して、洪水エリア、土砂災害エリア、液状化エリアなど確認しましょう。
お墓は安い買い物ではありません。
ついつい、近さと価格と広さとロケーションだけ考え「お墓」を買わないよう注意しましょう。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。