終活ブームに潜む危険・石材店の注意点 お墓編その15
石材店 <石材店選び>
今回は、どんな石材店を選べば良いか?について
先ず、そこまで規模が大きくないのに販売エリアを広くしている
石材店は要注意です。
寺院の境内墓地や公営霊園を扱っているなら別ですが、前に記載したとおり
いわゆる宗教法人等が主体にはなってますが、実質石材店が運営しているような民間霊園ばかりのところは、それだけ多額の出資をしてエリアを広げているということです。
だいたい、霊園の販売参加には数千万円から数億円かかります。
それを沢山有しているということは、それだけ経費もかかるし出資金の回収にも時間がかかる。
つまり、会社の経営が一瞬で傾くということです。
会社のホームページを見て、だいたい同じくらいの規模の同業他社より寺院墓地の扱いが少ないなと思ったら、少し疑ってみてください。
お墓選びは、先ず石材店選び、そして石材店選びは霊園選びからです。
石の品質や墓地の区画自体に大差はありません。
どこの石材店も墓石の仕入れ先は、ほぼ中国の福建省アモイという世界有数の石材加工の街です。
既に、日本国内では石材加工できる職人も少なくなり、更に先行き不安から後継者もおらず高齢化の一途です。
丁場(石の産地)では加工工場がどんどん少なくなってます。
国産材だから、この石は安心という訳ではないのです。
石材業界内でも国産材を売るべく頑張ってる産地の方々もおられますが、その想いは、石材店には殆ど届いておりません。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。