子どもに採血、注射するときの子どもへの言葉かけ。「ごめんねー」よりおすすめの言葉「いいね!その調子!」
こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂
最近は医療関係の方にもフォローされるようになってきました。本当にありがとうございます。まだまだ未熟な上に筆が遅いですが、ボチボチ書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
今回は、小児に関わる医療者の方にも広まったらいいなーって思って書いてみます。
小児科で働いていると、採血とか注射とか、いわゆる痛い処置をするときに「ごめんねー」って言うの、今でもよく聞くし、なんなら私も以前は言ってました。
でも、実はあのときの「ごめんねー」って子どもにはあまり届かない言葉なんです。
おそらくですが、大人の人に針を刺す時は「すみません失礼しますね〜」みたいな感じで言うのを、子ども向きに簡単にわかるように言い直した言葉で「ごめんねー」になったのだと思います。
でも子どもにとって、「ごめんね」は悪いことをしてしまったときにいう言葉。ごめんね、って言われつつ痛いことをされると訳がわかりません。
なんでやめてくれないの?ってなります。
医療者としては痛い思いをさせてごめんね、なんだけど、処置は必要なことだから仕方ないのです。医療者も悪くないし、あやまることではないですね🙂
じゃあなんといえばいいか。
子どもが泣きながらでも腕を出してくれていたら
「いいよいいよ!上手くできてる!その調子だよ!」
これです。今やってるのでOKだよということを伝えるのです。
「ごめんね」よりも、こちらだと子どもに「できた」ということが伝わります☺️子どもにとっての「できた」は自信につながります。
さらに欲を言えば、もし、事前に1分でも話す時間があれば、処置の流れを話してあげてもらえるとより効果的です。
これはプレパレーションと呼ばれていて、事前にどんなことをするか知ることで心の準備をすることですね🙂
もし事前に処置の流れを説明できた場合は、
処置中に「今から消毒するよ」などのほかに、「今テープで貼ってるからねー!」など今の状況を実況すると、子ども落ち着いて処置を受けることができることが多いです。
説明するときのポイントは、
必要性よりもどんな感覚がするかを伝えてあげると子どももわかりやすく、処置を受け入れやすいように私は感じています。
例えば採血、ルート確保前の消毒については
×「バイ菌が入らないように消毒するよ」
◯「白いので腕をなでなでするよ。冷たい感じがするよ」
こんな感じです🙂
そして終わった後は、ご存知の通り褒めまくってあげてくださいね🥰
今回は、処置時の子どもへの言葉かけについて書いてみました🙂
これからも小児看護のこと、医療のこと、自分の育児のことなど書いていきたいと思います
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私事ながら、3月に下旬に遠方への引っ越しを控えており、今荷造りなどで日常生活もままならない感じです。更新の間隔がかなり開きそうですが必ずまた書きますので気長にお待ちいただけたら嬉しいです!
ではまた次回😄