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子どもの視界は大人が思っているよりずっと狭い
いつもとはちがう形で年度末を迎えることになり、いつも以上に慌ただしい時期だと思います。寒暖差も激しい時期ですが皆さまお元気でしょうか?うちも胃腸炎やら中耳炎やらでかなり色々消耗してやっと日常に戻りつつあるところです。
さて、あと二週間で3月も終わり4月から新年度になります。4月から新一年生になるお子さんをお持ちの方もいらっしゃると思うのですが、小学生になると見守りなどがあるとは言え、今までと違って大人から離れて通学することになりますね。
実は小学1年生の交通事故はとても多いのですが、それに対して佐久市が対策などを載せたツイートをしていました。(すみません、怖がらせているわけではありません)
【注意!! 歩行中の交通事故は7歳で多発】
— 長野県佐久市(公式) (@saku_city) March 16, 2020
小学校入学を機に子どもだけで行動する機会が増えることもあり、「自分で安全確認をする力」を育む取り組みが必要です
佐久市教育委員会と佐久市では気を付けるべき点をまとめ、「リスキー7」として注意喚起していますhttps://t.co/lC84FrDlFQ pic.twitter.com/tF2h3tNp7D
このツイートに貼られている画像にとってもいいことを書いてあります。その一つに「通学路を親が子どもと一緒に歩いてみましょう」とあるのですが、そのときせっかくなら親御さんはこれつけてみてくださいと言いたい❗️
それは
チャイルドビジョン〜❗️(ドラ◯もん風に…)
これ、なにかというと幼児の視界を体験できるメガネです。そう、無意識に大人は「子どもは自分と同じ視界だ」と思っているのですが、実は違います。
子どもの視界は大人とは違うのです。大人と比べてめっちゃくちゃ狭いのです。
せっかく通学路を一緒に歩いて調べるなら、これを使わない手はないです。
厳密にいうと「幼児の視界」なので、小学校1年生になるころにはもうちょっと見えているのかもしれませんが。以前のチャイルドビジョンには「6歳くらいの視界」だと書かれていた記憶があります。その辺の経緯はちょっと不勉強でわかりません、すみません。
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今回はこちらのサイトからダウンロードさせていただきました。
pdfで下のような図面を無料でダウンロードできます。紙を印刷してハサミで切り、組み立ててあの形にします。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/child_vision.files/childvision.pdf←pdfはこちら。
子どもの視界がめちゃくちゃ狭いと言われてもピンとこないと思います。しかし私は是非みてもらいたい。見たい方もいらっしゃると思う。だが、これを印刷し組み立てるという二つの手間…。子育てしながらだと、こんなことも正直難しい。
と思って、私が実際に作って大人(私)の視界と比較してきました。写真だと色々問題があるので、イラストでイメージだけですがお伝えします。
大人(私)の視界は大体こんな感じでした。
よくある住宅街の信号のない交差点です。
これをチャイルドビジョンをつけてみるとこんな感じでした。
(画像はイメージです)
せっま!!!!!
周囲の灰色に塗りつぶされているところは、意識したり目を動かさないと見えませんでした。この感じだと真正面しかみていないと、左前方の歩行者も、右側からくる車も視界には入っていません。
子どもは何かに夢中になりやすいとか、危険察知能力が大人より低いという特徴もありますが、そもそも目の高さも低く視界も狭いため物理的に「見えない」のです。
このことは、交通安全以外のことにも役立てられると思います。
こんなに狭いということを知っていれば、子どもに何かを効果的に見てもらうにはどこからアプローチすればいいかという視点で応用できると思います。また、子どもに「あれ見て!」と言葉をかけてもなかなか見つけられないことも理解できると思います。
是非一度、幼児の視界を体験してみてください、私は世界が変わったように思えました😌
それでは今回はこのへんで🙂年度末の雑務などでなかなか更新できずにすみません。また次回🤗
※注意※
チャイルドビジョンは大人が幼児の視界を体験するものです。子どもがつけるとさらに視界が狭くなるようです。危険が伴います。特に外出時などは使わせないようにしてください。
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