通信制大学

2019年の秋、通信制大学に編入学した。
ひとつ目の理由は、仕事をクビになったが精神疾患ため働く気持ちにもなれず、次就職活動をするとき空白期間の言い訳になると思ったこと。もう一つは短大卒の学歴で、四年制大学に対しての学歴コンプレックスがあったことだった。

短大での勉強は、元々興味のある分野だったことから講義を聞くことはとても楽しかった。そのため同じ分野を学べる四年制大学へそのまま編入学したいと当時は考えていたが、私の家にはそんな余裕もなく、また私の学力もそこまで良くはなかったため国公立や奨学金の返還免除は目指すことができず諦めることとなった。
短大を卒業してから数年後、自殺未遂をしたことから実家へ戻ることになった。そして、冒頭に至る。

空白期間の言い訳に、と言いながらも精神疾患を抱えながらの勉学は休息にならず、焦りばかりが募った。
通信ならば、興味のある分野ならばと思っていたけれど体と気持ちは追いつかず、結局1年で取れた単位は2単位だけだった。言い訳になってしまうが、通信制と言いながらも自分が求めていたeスクーリングのような形態が少なかったのもあるだろう。
しかし、世の中はコロナ禍となり編入学当初よりもeスクーリングのような形態で学べる授業が増え、なんとか4年をかけて残り8単位と卒業論文を残すだけとなった。
編入学だから最短ならば2年で卒業できたはずだったけれど、これが私にとっての最適な期間だったのだと思う。2年半勤めている今の派遣先の面談時に通信制大学で今は4年と言ったせいで、つい先日派遣先の上司に「まだ卒業してなかったの?」と言われたのは今でも根に持っているけれど、精神疾患のことはクローズにしているので適当に濁した。

大学卒業の目標と共に、新しい目標ができた。精神保健福祉士の資格が取れる専門学校へ行くことだ。精神保健福祉士になるためには様々なルートがあるが、私の場合はまず大学を卒業するのが早そうだった。
まだ精神疾患は治ってはいないが、当事者としてどのような制度があるのか、どのような支援がされているのか客観的に知りたいと思うようになった。

私の学び直しはこれからも続く。
自分の興味が、自信になりますように。

#私の学び直し

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末路
診断済みADHDでうつ病です。非正規OLをしながらガールズバーで働いています。アイドルが好きな元サブカルクソ女。