なぜそんなに苦しめるのか
次女はひとり暮らしの姉にいつ話すのかを聞いてきた
私は長女の仕事がひと段落する日が来たら話すことを伝えた
今すぐにでも話さなければいけないことだが、長女の最近の精神状態を考えると
もう少し後の方がいいと判断した
でも次女は納得してないようだった
抱えきれないショックを受けているのだから
早く姉と話したいのは当然のことだし、なぜ私だけと思ったと思う
この時の私は、ある意味冷静に
なんとか3人が崩れない方を選んでいた
というより私が立っていられる状態が
娘一人ずつの気持ちを受け止めていくことしかできなかったからだと思う
離婚した元夫は
最後の最後まで、自分がかわいそうな状態なんだ
辛いんだ、苦しいんだということしか言ってこなかった
子供たちの心配よりも何よりも言い訳しか出てこない人だったから
私は心底ガッガリした
この人に何を言っても無駄だとわかって
私自身も気持ちをどこにぶつけていいかわからなかった
そんな状態だったから
ただただ素直に生きてきた娘たちが傷つくのを最小限になる方を選びたかった
次女はこんな状態でも父親の心配をする優しい子だった
父親に電話をしたいと言うのを止めることもおかしいと思い
止めなかったのだが、電話口で父親の心配をする娘に返してきた言葉は
案の定
娘の心配よりも言い訳だった
父親が大好きだった次女は
わかっていたことだけど、、、と
とてもショックを受けていた
どこまで娘を苦しめるんだろう
私は本当に元夫に憎しみが湧いた
そして
次の日の朝、次女の目から輝きが消えてしまった