自己紹介:不動産のバックオフィスから独立開業した話
はじめまして。株式会社バシランドの代表取締役をしている松野真姫です。
これまで13年間、不動産業界でマーケティングと経営戦略の仕事に携わってきました。
東京で夫婦経営の不動産会社を営んでいます。
これからnoteを始めるにあたって、せっかくなので自己紹介をしたいと思います。
profile
東京出身、現在34歳。3歳の娘が居ます。
21歳で不動産業界に入りました。
物件入力のアルバイト→マーケティング→経営戦略→取締役→独立開業(←今🈁)
不動産業との出会い
中高一貫の女子校に通ったのち、女子短大へ進学しましたが1年で中退。その後、通信制の専門学校に通いながらアルバイトを探していました。
そのとき出会ったのが、港区にある不動産仲介業者です。
当時としては珍しい「IT不動産屋」として知られており、完全に自社サイトで集客を行っていました。
私はそのサイトに物件情報を入力する唯一のアルバイトとして入社。日々の入力作業を通じて、徐々に不動産業の魅力に惹かれていくことになります。
2年後、その会社の役員が独立するタイミングで付いていき、23歳の時に正社員入社。社長含めて5名、私以外みんな営業マンの会社でした。
ここでも目指すは自社サイト集客。ホームページの立ち上げから任せてもらい、集客に関する全般的な業務を叩き上げで身につけていきます。
組織運営への興味から独立開業へ
そのうちに問題が出てきます。
「なんか、営業マン定着しない」採用しても、すぐ辞めていく。
当時は「未経験でも稼げる」ゴリ押しの求人広告だったので、現実とのギャップが激しく中々人が定着しない状況でした。
教育制度の整っていない状況で、いきなり現場に出される新人営業マン…
先輩も「背中で覚えろ」状態で、どんどん舞い込む目の前の仕事に手いっぱい。稼げる筈もありません。
そして新人が定着しないから、ますます真面目に面倒を見る人も減っていく。完全に負のループに陥っていました。
「人が増えないと会社が大きくならない。」
当たり前かも知れませんが、いち従業員の私にとっては目から鱗。
目の前の業務を頑張っても、会社が成長しない限りは私のお給料も増えない…ショッキングな現実が私を突き動かしました。
「せっかく上まで意見が届くベンチャーに居るんだから」と、速攻でマニュアルと研修制度を作成。
これをきっかけに経営戦略室を発足し、様々な制度を改変&企画開発。仲介業を取り巻く幅広い業務に携わるようになります。
その後、5人から始まった会社も30人を超えて、店舗展開も果たします。
2020年には、取締役に就任しました。
ずっと、誰もが効率的に数字を作りやすい組織を目指していました。
でも一方で、「もっと属人化したい」という気持ちも湧いてきます。
営業マンの個性を伸ばす環境で、真に個別対応ができるサービスを届けたい。
属人化と効率化。相反する概念のようですが、属人化を叶えるには、効率化を追求してきた経験が活かせると確信していました。
私たちの想い
そうして取締役を辞任し、株式会社バシランドを創りました。
夫婦2人で営む小さな会社です。
パートナーの不動産エージェントは、私の夫である松野敦志と言います。
彼とは、私がアルバイトで入社した会社と、その後の会社でも一緒に働いていました。
まさに私の理想とする営業マンで、「お客さまに損をさせたくない、役に立ちたい」という強い想いを持って行動する人です。
もちろん想うだけじゃなく、その想いを裏付けする経験と知識を、コツコツと積んできました。
組織を運営するならば、便利なツールをフル活用し、時代の波に乗り遅れないように柔軟に価値観を変えていく事は、もちろん大切だと思います。
でも、不動産取引は生活の根幹に関わり、大きなお金が動くお取引。
だから私たちは「人の想い」を根っこに置くことが、絶対的に不可欠だと考えています。
また、「不動産」という商品は、一つとして同じものが存在しません。同じマンション・同じ間取りだとしても、階数や方角、内装の使用状況などで、全く異なる価値を持ちます。
そんな不動産を求める「人」も十人十色。一人ひとりが、異なる希望や状況を抱えています。
「不動産」と「人」という二つの無限の個性を繋ぐために、人が人の為に頭と心で動く、フレキシブルなサービスを追求しています。
不動産プロ講座:講師はえのかなさん(X)講座についてはまた改めて書きたいと思います!
私たちが目指すこと
不動産業界は、この十数年で大きく変わりました。
「不動産テック」という新しい言葉ができて、AIや先進的なシステムの営業支援ツールが、どんどん生まれています。今では、どの会社も当たり前にウェブサイトを持っていて、SNSもフル活用。
一般の方たちが触れる不動産情報は、昔に比べて格段に増えました。
情報が溢れかえっているからこそ、その真偽の判断や、扱い方が難しくなってきます。
ハッキリ「騙された」という経験がなくても、不動産取引で不安な気持ちになったことがある人は、とても多いです。
だからこそ、不動産取引には、安心して頼れる不動産エージェントが必要。
そして誰もが、そんな頼れるエージェントに出会い、見極め、パートナーとして信頼関係を結べる社会。
それが私たちの目指すところです。
そのための一歩として、このnoteでは「不動産業界の内側」や「知っておくと安心な知識」など、さまざまな情報をお届けできればと思っています。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!