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チベット高原の塩と白米

出かけたついでに、アンテナショップに寄った。
地下鉄の駅に隣接した総合バスターミナルの地下にある。
近県の特産物や、朝採れた野菜&果物なんかを販売している。和菓子や調味料にお酒、少量生産の手作り品も並んでいる。

私のお目当ては、白米だった。
1kg入りが適量なのだけれど、他ではあまり見かけない。
お米は日常的に食べないので、2kg入りでは多すぎる。
白米を食べるのは、私なりに理由があるときで、今回は塩だった。
店頭には、ちょうど手頃な1kg入の袋『俺の米』が2つだけあった。
なんだか、すごいネーミング。

娘が帰省したときに、塩を2種類くれた。
ひとつはイタリア産の『Lemon SEA SALT』。これはサラダや魚に合いそう。
もうひとつはチベット高原原産の岩塩『Bio Salt』。商品名は『リ・コエンザイム ビオソルト』。パウダー状なので、小ビンに入れて使っている。
ヒマラヤピンク岩塩は、私も常用している。こちらは粒状のミル入り。これと少し似ているが、成分を見ると全く違う。カルシウム、カリウム、鉄、リン、などなど、ミネラルが豊富で身体に良さそう。
マグマで焼かれているので、茹で卵につけると温泉卵のような風味になる。
その時、この塩で白米を食べてみたいと思った。

私は醤油やソース、ケチャップなどをほとんど使わない。
封を切っても使いきれず、いつも賞味期限になってしまう。
どれも使う時に最小のボトルを買うのだけれど、期限内に使い切れない。
砂糖、塩、酢、オリーブオイル。この4種が揃っていれば、特に不便は感じない。
それとホールのブラックペッパー。これも必需品だ。
塩は3種類を使い分ける、最も使う調味料だと思う。
今回あらたに2種類が追加された。

3合炊きの炊飯器で白米を2合炊く。
土鍋の方が良いのだけれど、上手く炊く自信がない。
炊き上がる直前は、とても貴重な時間だ。ご飯が炊けるいいにおいがする。
このにおいは他に類がないので、私は年に数回しか体験できない。
少しだけ蒸らして、すぐにおにぎりを作ってみた。
三角形よりも、俵形の方が馴染みがある。

白米一膳分のおにぎり

俵の先にBio Saltをつけて食べてみる。
口の中でゆっくり咀嚼する。
おいしい。すごくおいしい。
白米のあまさと、塩の風味が良く合っていると思う。 
ただ、ひとつ難点もある。
ピンク色なので、桜でんぶを連想してしまう。
あまい味がしそうな、気がするのだ。

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