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山口華楊の重み
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皆さま、ごきげんよう。
冬の寒空、雨まで降ってきましたが山田はパネルを作ろうと奮闘中しております。
木製パネルは自作できて当たり前、と思い込んだまま年を重ねてまいりましたが、いかんせん、超キレイな仕上がり〜…と、なったことはありません。
学生時代はちょい斜めに仕上がったパネルにそのまま紙を張り、ちょい斜めなまま絵が仕上がるなんて当たり前。
この歳で作品を発表するならば、そんな斜めが許される訳も無く、今回はコーナークランプという工具を導入してみましたが、やはり、ちょいズレしております。
いや、むしろ、全て勘でやった方がキレイなんじゃないか説まで浮上する始末。
今回のパネルは仮釘も打たずに芸術(画集)の重みで仕上げるスタイル。
画集はお知り合いのお父様が生前、日本画を描いておられたとのことで、ついこの間、遺品整理にいただきました。わが家では早速、重しとして役立つ画集よ、有り難し。
ボンドの乾きを待ちながら、山口華楊の画集をパラパラとめくる。
「立派な芸術家の場合には、晩年になればなるほど、その輝きがはっきりと出ていて、頭が下がる。」
と、山口華楊の言葉が載っています。
今ですら輝きもしない私に、晩年になればなるほど頑張れよと言われているのでしょうか。
いやはや、私にはスケッチがまだまだ足りないと、反省を重ねております。