
ハイライト原紙
草稿紙とは何ですか?
ずっとあった問いにとうとう答えが出ました。
小さな下絵から、作品の実物大へと拡大する草稿。
その時に使用する草稿紙は片面がツルツルで光沢があり、もう片面はザラザラとした藁半紙のよう。強度があり、とにかく大きな紙です。
私の学生時代といえば、学校の購買に画箋堂という画材屋さんが入っていました。
それとは別に、エビスヤ画材という画材屋さんにお電話をすると、ご主人が直接教室まで配達してくれる方法もありました。
学校の購買に大きな草稿紙は並んでおらず、いざ草稿紙が欲しいとなった時はエビスヤ画材さんにお電話をして学校まで配達してもらうか、エビスヤ画材さんの実店舗に伺って購入するのが通例でした。
実態のない謎の紙
エビスヤ画材さんの実店舗でも、草稿紙は店頭に並んでおりません。
お店の方にお願いすると、奥から出してきてくれるシステムです。
草稿紙は画箋堂さんの実店舗でも見たことが無かった…と、いうか、他の画材屋さんでも見かけたことがありませんでした。
長年の謎、草稿紙はどこでも買えるのか?と言う疑問に、日本画を描く方から「画箋堂でも買える」との情報を得ました。
ただ、草稿紙とは呼ばず「ハイライト原紙」と注文するとのことでした。
ハイライト原紙
何と!
実際のところ、エビスヤ画材さんオリジナルなのかと勘違いしてしまいそうだった草稿紙に名前が存在したのです。
(名もない花など無いよね)
早速、画箋堂さんの実店舗に伺って購入!
ところが、レジで注文する段階で名前を忘れ…「あ、えっと、草稿紙下さい」と言ったら、思っていたのと違う白い紙を渡されました。
ああ!でも、そう!そうでした!
学生時代、草稿の時に購買でよく買っていた紙はこちらの白い紙!
片面ツルツルのもう片面ザラザラは変わらずですが、サイズは小さめ、薄くて白くてペラい。
そして、安い。
これも草稿紙の一種なのでしょうか?
画箋堂さんのネット注文では、その白い紙ではなく私の欲しい草稿紙が手に入るようです。
創考紙と書くのか…
名前、忘れるべからず。
ま、白い方の薄い草稿紙が欲しい時もありますからね。一つ勉強になりました。
画箋堂さんもエビスヤ画材さんも素敵な画材屋さんですので、機会があれば訪れてみて下さい。
画箋堂
エビスヤ画材
https://www.kyoto-ebisuya-gazai.com/