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素敵な日曜日を、ここに残す

今日はいつにも増してとっても良い日になった。
こんなにも素敵な日曜日を過ごせて、私は幸せ者だ。

朝は仕事の打ち合わせから始まり、1~2ヶ月進めることができていなかった案件が少しずつ進み始めた。相手の体調不良も重なり、前からずっと心に引っかかっていたので、少し安心できた。

お昼はかねてから気になっていた、たこ焼き屋さんに行けた。
お目当てのたこ焼きは中がトロトロで、火傷覚悟で熱いままかぶりついた。
私は逆猫舌。
熱さも美味しさの一部だと思っている。
口の中の皮が剥けるのもいとわない。
しかし、今回ばかりは到底食べられない熱さだったので、ちょびっとずつかじりながら食べる。

そのまま食べても、お出汁で食べても絶品のたこ焼き。
でも、思い出に残ったのはソースだった。
なんだかいつものソースよりも甘酸っぱいフルーティーさがあった。
この華やかなソースは、日本酒なら純米大吟醸にも合うと思う。
香り高い白ワイン、果実味が残る赤ワインにもぴったりだな。
ホワイトエール、角ハイ、芋焼酎の炭酸割りも申し分ないだろう。
なーんて、妄想しながらたこ焼きランチを楽しんだ。


午後からは牛窓テレモークへ。
初めましての方の写真展をのぞかせていただいた。
のっぺりとした曇り空の牛窓もまた良かった。
凪の海と、灰色の空は境目がほとんどなくて
どこまでも曖昧だ。
その曖昧さに安心した。
それと同時に、山陰を思い出した。
ぬるい風はいつでも私に味方してくれる。

写真はもちろん綺麗で、モデルさんと本当に目が合ったような気持ちがしてドキドキした。
写真展でも出会いがあり、世界が広がった。まだまだ私の明るくない世界があると改めて感じる。

最後にお茶したカフェには、レコードが沢山あった。レコードが欲しいけど買い始めたらキリがないだろう...
自分がレコードを収集し始めることを想像して、ひとりでこっそり怖くなっていた。

そして、ラスト。大トリ。
今日の晩御飯は秋刀魚だった。
この間、さかなクンから「口の先が黄色く、背中が盛り上がっている秋刀魚は油がのっていて美味しい」と教わった。
スーパーで秋刀魚を見かけた際に、目が合って、完璧なボディに魅了された。

ボディだけでなく、もちろんお味もグレイトだった。
身はホクホクで柔らかく、脂の甘みと程よい塩味が最高のバランス。
ちびちび食べているうちに冷めてしまっても、ずっと美味しいままだった。

日本酒は綿屋の黄色ラベルをあわせた。
これは最高の食中酒。
茄子の揚げびたし、青椒肉絲、お味噌汁、イカの塩辛、全部に寄り添う日本酒だった。
美味い酒、美味い飯、笑ってくれる相手が揃えば、それだけで良い日になる。

また月曜日。
今日のおかげで仕事も頑張れる。

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