自分の意見を言うにもパワーがいる
「ぼく、怒ってないもん!💢💢」
という子どもの声が聞こえた。
私は1人で
いや、それは怒ってるやん…笑笑
とほくそ笑んだ。
毎週土曜日の午前中、
お気に入りのカフェに向かうときに
民家から聞こえてきたのだ。
私も、幼い頃は怒りたい時に怒ってたなぁ
と思い出した。
学校に行きたくないとか、習い事のスイミングスクールに行きたくないとか、駄々をこねていた気がする。
もちろん、後々思うと学校もスイミングもちゃんと行ってて良かったと思う。
でも、その頃の私にとって同じ時間に同じ場所に行くのは苦痛だった。
何が苦痛なのか、上手く言い表せなかったから余計に苦しかったんだと思う。
スイミングに行きたくない気持ちMAXの時は泣きながら行きたくないと暴れた。今は亡きお父さんに存分に怒鳴られて、再び泣きながらスイミングへ行った。
今はもう怒り方を忘れた。
何かあると、その場では気持ちを飲み込んで、後から後からじわじわ怒りが生まれる。
忙しい時や疲れている時は、今じゃないなぁと思って怒りを見逃してやる。するとポイントカードのスタンプみたいに溜まった怒りが爆発する。ということが前は度々あった。
最近は小出しにするようにした。伝え方、言い方を変えた。怒りは二次感情なので、原因を冷静に考えるようにしたし、そもそも、もう怒りなんて忘れることにした。
なんだか、怒ってる状態も面白くできんものかなぁと思う。
どーせならさ、相手も自分も面白いものにしたいじゃん。
「私!怒ってるんだからーーー!💢💢」
って怒るのも面白いかと思った。
陰でこそこそ怒るより、飲み込んだ腹の中でムカムカするより、カジュアルに伝えるのが大人流かもしれない。