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メジャーリーグ新記録
「50-50」。
米国。野球。メジャーリーグ。153試合目。
大谷翔平が、期待されていた本塁打50本、盗塁50個を達成――勢いそのままに「51-51」。
圧倒的な実力。
スポーツ選手が真っ先に目指すべきものだし、いつまでもいつまでも目指すべきことだ。
出来ることなら、もっと感銘的なことや風変わりなことを発信してもらいたいけれど、大谷の中では、「大谷翔平」を満喫するのはグラウンドの中だけで完結しているのだろう。
余計なことをしないという意味では、大谷は「大谷家」の最高傑作であり、「高野連」にとっても最高傑作なのかもしれない。
50個、51個。
49本、50本、51本。
大谷が語らずとも、試合をちゃんと観ている「野球ファン」にとっては、それぞれに違う味わいがあり、それぞれに技術的な解説が加えられるのだろうから、大谷は十分過ぎるほどに雄弁。
どぼどぼとコップから溢れ続けても、ジュースが注ぎ続けられるように――
伸び伸びと生きてる。
まだまだ死にそうにない。
ちなみに。
野球もサッカーも、実力がありさえすれば、基本的に働き口が収奪されることはないという原則で抑えられている。
シーズン開幕直後は、前通訳の事件で、大谷周辺もゴタゴタしたが、大谷は試合に出続けた。「プロ(職業)」とはいえ「スポーツ」の良さである。
以下、同日の別記事――
個人を統べる体制側は、「プレーヤーファースト」という人権を守って頂きたい。
評価すべきは「実力」という純正だ。可能な限り不純物を取り込まない、背骨の強さを期待する。