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千鳥、かまいたちほかの「27時間テレビ」
今月7月22日(土)と23日(日)に生放送される「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)に、松本人志、今田耕司、東野幸治、板尾創路、ほんこん、木村祐一の6人が出演することが発表された。「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)のレギュラーメンバーだった彼らが“ほぼごっつ軍団”として「27時間テレビ」MCの千鳥、かまいたち、ダイアンとさまざまな企画で対決を繰り広げる。
「ごっつええ感じ」をリアルタイムで観てきた人間としては、「27時間テレビ」という場で、千鳥、かまいたちほかがMCという立場で、双方が対決という切り口でバラエティーをするというのは楽しみである。
「バラエティー番組」としては、この10年で一番くらいに楽しみである(10年に一番組の逸材?!)。
お笑い芸人としての力量で考えれば、MCを務める2組ほかの芸人が、「27時間テレビ」の看板を背負うことに問題があるとは全く思わないが、ある意味“お祭り”として、神輿に担がれる側として、スケール感が欠ける印象ではあった。
しかし、こんな仕掛けを施してくれるならむしろ歓迎だ。
大勢の芸人で「かま騒ぎ」しためちゃイケ演出よりも、さんまさんとのトークが実現した紳助さんの大立ち回りよりも、「お笑い共通一次試験」の片鱗を窺わせたタイトな企画の時よりも、今回の方が楽しみである。
楽しみとしては、「27時間テレビ」の一趣向というよりも、31年ぶりに去年漫才をした「ダウンタウンの漫才」の方に近いくらいに楽しみである。
これを“マンネリ”というには無理があろう。
エポックメイキングな出来事である。