枝葉末節の枝葉c
体調不良絶好調。
絶好調体調不良。
神経質だけど、お気楽に綴る。
笑わせるより、笑われろ。
「体調不良絶好調」――?
“体調不良が絶好調”という捉え方と“体調不良の絶好調”という捉え方と“体調不良で絶好調”という三つの捉え方がある。
「体調不良が絶好調」は、体調不良をより強調した表現になっているので、メチャクチャ体調が悪いということ。
「体調不良の絶好調」は、体調不良の中でも調子が良い部類に入るので、平常な状態が11ライフ以上だったとした場合、1〜10ライフになる体調不良の幅で、8,9ライフくらいの体調だということ。
「体調不良で絶好調」は、一度は11ライフ未満まで体調が悪化するものの、そこから気持ちを奮い立たせることが出来たか、または動物的生存本能ゆえか、バウンドするように11ライフ以上……ひょっとすると20ライフ……30ライフにまで跳ね上がるほどの火事場の馬鹿力的状態だということ。
端的に言うなら、「体調不良で絶好調」は“体調不良だから絶好調”だということになるが、これだと短な文章になってしまうので、「体調不良絶好調」の範囲外になってしまうから除外。
「体調不良絶好調」か「体調不良だから絶好調」の二つに、この場合は分かれる。
「体調不良絶好調(体調不良が絶好調・体調不良の絶好調・体調不良で絶好調)」か「体調不良だから絶好調」である。
また、「体調、不良は絶好調」といったような解釈も可能だが、これに関しては登場言語が三つになってしまうので、例外として扱う。以上、省略(一応、“ヤンキーの体調が絶好調"だということを、倒置法を用いて表しています)。
だが、「絶好調体調不良」に関しては、「体調不良絶好調」を翻し、体調がとても悪いこと――のみ――を連想させる。
「絶好調が体調不良」は、「体調不良で絶好調」の反対表現で、スタミナ切れなのだろうか、調子が良い時ほど体調が悪化しやすいという好事魔多し的な状態で、「絶好調で体調不良」は、絶好調だったり体調不良だったり、判りやすく言えば15ライフから5ライフくらいあたりを行ったり来たりしている状態で、「絶好調の体調不良」は、21から29ライフら辺であり、「体調不良の絶好調」と置き換えただけの状態。
21ライフからを好調だとすると、絶好調は27ライフ辺りからとして、30ライフを上限とした場合、その幅で体調が良くないとするわけだから27ライフと言ったところか。
――と、ここまでは「絶好調体調不良」も「体調不良絶好調」同様に捉え方次第であり、体調の悪さのみを際立たせているとは言えない。
だが、「絶好調体調不良」は、「絶好調な体調不良」だという受け取り方も出来る。
「絶好調な体調不良」は、体調不良をより強調した表現になっているので、メチャクチャ体調が悪いということ。「体調不良が絶好調」と置き換えただけの状態。
しかし、「◯◯な◯◯」に「体調不良な絶好調」は当て嵌まらない。文法として考えた時におかしい。以下省略。
つまり、「絶好調体調不良」の捉え方には、四つ目がある。「体調不良絶好調」にはない第四の選択肢に意識が引っ張られ、体調がとても悪いという印象になる。
話を続ける。
現在、「絶好調体調不良」だ。
絶好調な体調不良だ。
体調不良が絶好調だ。
癌専門の外科医は患者を手術する際、癌に侵された部位を、どこまでの範囲として切り取るかで、患者といっしょになり苦心するのではないかと思う。
当然健康な部位まで切除する必要はないのだが、果たして、どこまでが健康な部位なのか、完璧に判断することは出来ない。小さく切って再発するくらいなら、大きく切ってしまおうというのはあるだろう。あくまで、どこかで決断するしかない。
癌を患っているわけではないので、妙な例えになってしまったかもしれないが、少し前から、規則正しいシャワー・入浴、またはその際における洗髪うんぬんを考えて、スキンヘッドにしている。
風呂を生活の中に上手く組み込めない。
生活全般がアドリブになってしまっているので、風呂だけが下手糞というわけではないのだが、「現在の体調×風呂」で考えた時、剃髪することにした。
女性と比べ、髪に対して無頓着に生きているが、ないよりはあった方がいい。
けれど、そのメリット(社会規範)を考えても、風呂に入れない状態で放置したままの髪や、風呂に入ったとしても髪を洗う際に生じる体力の消耗というデメリットの方を考えた。
いや、正確には、このように合理的な考え方が出来なかったから剃った。仮にそれが間違えだったとしても、小さく、細かく、そんな中途半端な現状が続いていくなら――英断。衝動。
以下、本題に入る。
もっと愛嬌のある顔の方が良かった――スキンヘッド。
夕方、自転車。横切る。下校中の小学生。
その際「何ていう挨拶がいいんだろう……」と考える間もなく、独りでに挨拶したかのような、そんな憎めない顔の方が――「良かったなあ」
「91点」のルックスも、所詮ポテンシャルの話。今となっては何をか況や。
顔でウケる――越したことはない。
無理に笑いかけずとも、勝手に笑ってくれるはず。だもの。
「ハリウッドザコシショウみたいな顔の方が……」と思っていたら、まあ。
体調不良だからと眉間にしわを寄せるスキンヘッドなんて……お互いシンドいわ。
「スキンヘッドだからこそ、あえて手間暇かけたいんですよ」と、逆張ったような一枚刃の髪剃だとか、まずは頭皮を蒸らしてからだとか、化粧水がどうたらとか、染みが出来たらうんたらかんたらとか、そんなこんなを訴えていた左上の眼鏡を掛けた奴に関しては、「なんじゃコイツは!?」――メンチ上等だと思っていたけど。
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