日本維新の会についての意識調査結果(2023年12月) 全体総括版
みなさん、こんにちは。海原雄山です。
先日、TwitterやFacebookを利用した意識調査を実施しました。
今回は476名ものみなさんにご回答いただきました。感謝申し上げます。
さて、その全体分析結果をまとめましたので、みなさまにご報告いたします。
はじめにお断りしておきますと、今回の調査はSNSを利用した調査であるため、多少の偏りがあり、なおかつ補正等もかけておりませんので、ご了承願います。
👇参考
調査回答者データ
居住地・年代・性別
調査にご協力いただいたみなさまについてのデータです。
まずは、ご回答いただいたみなさまの居住地です。
約半分が大阪府ですが、人口が多い東京・神奈川に加え、大阪に隣接する兵庫や京都・奈良等が上位に名を連ねます。
なお、前回と異なり、福岡は九州地方に含める等、一部の県は区分変更を行っております。
年代別で見ますと、割とバランス良く分散しています。(70歳以上は6.1%)
男女の比率についてですが、3分の2以上が男性となっておりますが、前回と同程度の男女比となっています。
政治的属性
ここで言う政治的属性とは、以下の問いにより決まるものです。
回答の多くは「党員ではない日本維新の会支持者」となっていますが、一般党員や無党派の皆さまからも多くのご回答をいただいています。
また、13名の特別党員の方からもご回答をいただいております。この場を借りてお礼申し上げます。
馬場執行部の支持率
それでは本題に入りますが、Q5では、現馬場執行部に対する支持率を確認するべく問いを作成しました。
ご回答いただいた皆様のうち「強く支持する」または「どちらかと言えば支持する」と回答した人の割合は、実に72%以上に上ります。
ただし、80%程度だった前回よりは少々数字を落としています。
年代別で見ても、どの年代でも60%以上の支持を集めており、年代を超えて支持を集めていますが、基本的に年代が上がる程支持する割合が高くなっています。
性別ごとに見てみると、男性女性ともに70%以上の支持率ですが、性別による違いはそんなに大きくはなさそうです。
属性別で見ると特別党員、支持者(非党員)からは80%を超える支持を集める一方、一般党員からの支持はやや落ちるようです。
また、支持者(非党員)からは80%を超える支持を集めると言っても、特別党員とは支持の強度に差があり、党の内外で温度差がある様にも見えます。
無党派はサンプル数が38にとどまるものの、約40%からは支持すると答えてもらっています。
前回と今回で比較すると、一般党員、非党員の支持者、無党派のいずれにおいても、グラフの山が右にずれている=支持が薄れている状況であると言えます。
特に無党派においては、支持しないと答えた方の割合が大幅に増えています。
馬場執行部支持した方からのコメント
ここで、馬場執行部を支持すると答えた方々からの支持した理由についてのコメントの一部を見てみましょう。(Q5-1)
馬場氏個人の資質はもちろん、党三役への期待も含め執行部全体としての支持が厚いように考えられます。
また、大阪維新の活躍のイメージや期待がそのまま執行部への期待につながっている回答も見受けられます。
一方で、以下のようなご意見もあります。
馬場執行部支持しない方からのコメント
では、支持しないと答えた方からのコメントも紹介します。
能力や注力するトピックスを含め、政策関係で不満を覚える声が見受けられます。
また、政局面での話題ばかりが前面に出ている状況に不満の声もあるようです。
また、それらに関連してか、このような意見もあります。
足立康史衆議院議員個人を理由に支持しないという声もありますが、執行部に列していないながらも、足立康史衆議院議員の存在感が良くも悪くも大きいことが伺えます。
支持でも不支持でもない方からのコメント
よく知らないのでわからないと答えた方も含め、コメントを紹介します。
やや否定的な意見も目立ちます。それは、「支持したいけど、支持できない」という、ある意味で期待の裏返しなのかもしれません。
不祥事対応に対する評価について
Q6では、前回も設問にしていた維新の不祥事関係の対応について、世間がどのように評価しているかを確認しています。この半年でどのように評価が変化したのか、推移を確認します。
実は前回国政維新に絞って問いを立ててみたつもりだったんですが、案外回答していただいたみなさんは地方政治も踏まえていただいたようなので、問いの立て方もそれに合わせて、国政・地方関係ない問いとさせていただきました。
「高く評価する」は約15%にとどまるものの、「どちらかと言えば評価する」という回答が45%となっており、過半数から肯定的評価を受けています。
ただ、「高く評価する」が相対的に少ないため、満点な結果とは言い難いかもしれません。これは前回と同様の傾向です。
維新支持者のひいき目の意見が多いかもしれませんので、ポジショントーク無しにニュートラルに評価できると考えられる無党派に限定した評価も見てみましょう。
前回、無党派では、「高く評価する」は約1割、「どちらかと言えば評価する」は3割程度でしたが、それらの比率がやや落ち、代わりに評価しないと答えた方の割合が増えています。
そもそも、不祥事対応というとすでに維新がまずいことをしたことが前提となっており、ディフェンスの話であるため、ある程度厳しい評価が下るのは致し方ないところですが、この半年で無党派層の評価を落としているというのは、ふわっとした民意の離反を招き得る事態として、危機感を持って捉えるべきことだと考えられます。
現実に、先述のとおり無党派における馬場執行部の支持は落ちていますので、党には危機感を持って対応に当たってほしいと思います。
肯定的な方からのコメント
ここで、不祥事対応に対して肯定的な理由についてのコメントの一部を見てみましょう。(Q6-1)
トラブル対応の速さを評価するコメントが多いです。また、一定不祥事が起きることは仕方がないことを前提として、今後のガバナンス発揮と体制強化を期待薄流声が多いようです。
一方、このような意見もありました。
否定的な方からのコメント
不祥事対応に対して否定的な理由についてのコメントの一部を見てみましょう。
事案への対応に一貫性が無いと言った意見が目立ちます。また、説明責任を果たしていないという考えの意見もあります。
加えて、個別事案について以下のようなコメントも見受けられます。
また、そもそもの不祥事の多さにあきれるという意見もありました。
肯定も否定もしない方からのコメント
不祥事対応に対してニュートラルなスタンスの理由についてのコメントの一部を見てみましょう。
そもそもの候補者選びをしっかり行ってほしい意見や、選んだ候補者へのフォロー不足を懸念するコメントも見られました。
3回目の都構想はどうあるべきか
吉村共同代表は、3回目の都構想挑戦に含みを持たせる等、新たな動きが活発化する予兆が見られます。
この問いでは、今後都構想がどうあるべきかを、みなさんの考えを確認しています。
全体の4割以上が、②大阪市民以外の大阪府民にも投票権を与える形での住民投票を望んでいます。
この②を選んだ方々からは、以下のようなコメントをいただいています。
府全体に関わることであることを理由に大阪市外にまで投票権を与えることを是とする声が多いです。
一方、2割近く従前のように大阪市民に絞った形での投票権の付与を望む声もあります。
①を選んだ方のコメントを紹介します。
属性別で見てみると、一般党員、特別党員、非党員支持者もおいても、大阪市外の大阪府民も有権者に含むという②を望む声が4割以上ありますが、特別党員においては、①の大阪市民に絞った形を望む声が4割近くあります。
これについて、以下のようなコメントがありましたので、紹介させていただきます。
確かに、都構想を成立させるために無理やりゴールポストを動かした印象はぬぐえないかもしれません。
居住地別で見ていきますと、特に大阪府は②を望む声が過半数を超えます。
また、同じく大阪府では、③の議会(国会又は地方)の議決で決めるべきという声が3割近くに上っています。
これについて、以下のようなコメントがありましたので、紹介します。
自治体の仕組みを変える意思決定に住民投票になじまないという趣旨の声が多く寄せられました。
一方、特に東京都では顕著ですが、大阪府以外では④そもそも3度目の都構想に挑戦するべきではないという声が多く、グラフにあるいずれの都府県でも2桁%をマークしています。
④を選んだ方から、以下のようなコメントが寄せられているので、紹介します。
すでに2回否決され吉村共同代表自身が自分が挑戦することは無いと過去に明言しているため、大義名分等がなければ実施すべきでないという意見が見受けられました。
さらに、大阪府以外の地域からは、政党のリソースを他の分野に配分してほしいという声も少なからずありました。
その他のコメント
⑤わからない、興味が無いと答えた方のコメントの一部を見てみましょう。
必ずしも否定的な意見ばかりではなく、慎重に取り組むべきというスタンスも垣間見られるコメントも寄せられています。
維新の政治家の活動にどれくらい満足しているか
Q8では、現職の維新の政治家の活動にどれくらい満足しているか、国会議員、都道府県議会議員、市区町村議会議員の別に確認しています。
議会別に満足度をグラフにして比較すると上のとおりです。
国会議員はまだまだ少ないため、維新の現職議員がいないという答えが最も多いですが、満足度は地方議会議員と比較してそん色ありません。
その一方、よく知らないのでわからないと答えた方は、地方議会議員に比べ少ないです。
これは、恐らく国会議員の活動はテレビ等のメディアで注目されやすいことが反映されているのではないでしょうか。
その裏で、市区町村議会議員は、維新の現職議員がいないという答えが、国会議員や都道府県議会議員に比べ少なかった一方で、その割によく知らないのでわからないと答えた方が多くいます。
しかし、満足度は市区町村議会議員が、国会議員や都道府県議会議員に比べ高いことが伺えます。
市町村議会議員の活動に満足している方からのコメントは以下のとおりです。
情報発信や伝聞にしても有権者に露出していれば評価しやすいことをうかがわせます。
他方、市区町村議会議員の活動に不満という意見の方からは以下のようなコメントが寄せられています。
そもそもで普段政治家として何をしているのかわからないことから、低い評価につながっている可能性があります。
国会議員と異なり、地方議会議員は、不祥事以外で全国的なニュースになりにくいため、例えば市政報告会や街頭活動、ポスター・ビラ等を通じて、有権者に自分たちを知ってもらう努力を必要とするのではないでしょうか。
仕事をきっちりやっていたとしても、世の中にその成果を知られないと評価もされようがありません。
居住地別で見てみると・・・・
今年の統一地方選で都道府県議会議員の数も飛躍的に伸びたわけですが、地域別に現職都道府県議会議員の活動の満足度を見た場合どうでしょうか。
圧倒的与党である大阪では、大いに満足しているという答えの割合が最も高いわけですが、注目すべきは奈良県でしょう。
約60%がどちらかと言えば満足しているという答えを占めております。
これは、大阪を除く他の都道府県には無い傾向です。
居住地が奈良と答えた方は、日本維新の会の一般党員または党員ではない支持者で占められているため、評価が高くなりやすいというバイアスはかかるかもしれませんが、それでも、大阪に居住する一般党員・非党員支持者で比較した場合と比べても高い満足度となっています。(下記参照)
ここで、奈良県在住の方のコメントを紹介しましょう。
奈良は組織がしっかりしており、県知事選のときにもほとんど手がかからなかったと藤田幹事長が評価するほどです。
そのため日頃の活動も十分行われているのではないかと考えられます。
また、他の都道府県に無い特徴として、公認首長である山下知事の誕生があげられるのではないでしょうか。県議会議員の活動の満足度の高さは、県政与党として実績を積むことができていることも起因していると考えられます。
そう考えると、首長を獲ることで政策実現を図ることが、支持拡大の一助となることは裏付けられそうです。
国政における自民党との連立について
Q9では、国政維新が自民党と連立を組むことについての受け止めを確認しています。
馬場代表は、兼ねてより連立与党入りを必ずしも否定はしておらず、含みを残していますが、それに対する世間の受け止めはどうか調べてみました。
実に7割近くが反対しています。
属性別で比較してみますと、維新支持者や特別党員では圧倒的に反対の声が多い一方、他党支持者や無党派では、比較的賛成意見の方の割合が高いようです。
肯定的な方からのコメント
連立入りに賛成の立場の方からのコメントを紹介します。
主に政策実現を重視した意見が多いですが、将来の単独政権を見据えて、政権担当を養うという観点からの意見や、以前から与党と近い対応を取ってきた経緯からのコメントも見受けられます。
否定的な方からのコメント
否定的なスタンスの方々からは、自民党と連立した場合、飲み込まれ消滅するという意見や政策実現できないという意見が多く寄せられました。
肯定も否定もしない方からのコメント
一方、賛成でも反対でもない立場からのコメントは、様々な政治状況を想定してのコメントも多くありました。
また、自民党の中でも、比較的維新とスタンスの近い立場の人たちとの連携ならば許容する考えも一部見受けられ、条件付きの賛成と言えるスタンスとも言えるでしょう。
党代表選で投票先として重視する要素
Q11では党代表選で投票する場合に重視する要素を最大5つまで選択していただいています。
その結果は以下のとおりです。
属性等による絞り込みを行っていませんが、前回同様「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」が圧倒的となっています。
(分かりづらいですが)前回6月と比較すると、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」が圧倒的であることは変わりありませんが、少々その比率は落ちています。
一方、「13 党内のガバナンス改革への姿勢」が6ポイント以上も上昇しており、新たに選ばれる代表にガバナンス改革を望む声が高まっていることが伺えます。(25.4%→31.5%)
上記グラフのとおり、その傾向は、実際有権者になる一般党員の間ではより顕著となっています。
話を全体に戻しますと、昨今防衛増税や所得減税を巡る議論の高まりからか、「11 税と社会保障政策への姿勢」を重視すると答えた方の割合が増えていると考えられます。(32.9%→41.4%)
今後の推移にもよりけりですが、まとめる力はもちろんのこと、新たに代表選が行われた場合、どういう政策を重点に置くかも同じくらい大事になってくるかもしれません。
そして、ガバナンスが問題視されている維新にあって、ガバナンス改革は避けて通れないイシューとなっていくと考えられます。
その他の具体的内容
1つ目に「19 その他」と答えた方に具体的内容をお聞きしましたので、一部をご紹介します。(Q11‐1)
候補者別 投票したい度
いつになるかはわかりませんが、次回の代表選においても誰が優位に選挙戦を進めそうか確認するべく、候補となりそうな政治家別に投票意向を伺いました。
この問いでは、一定の基準のもとに15名の維新の政治家をリストアップし、それぞれに対して党代表選に出馬した場合、どれだけ投票したいか(したくないか)を回答いただきました。
対象者は以下のとおりです。
前回と同様の面々となりました。
各々に対して投票したい度を選択してもらいましたが、仮に絶対に投票したいという人物が複数名いた場合でもOKとしています。
それらの前提のもと、
と設定し、その平均(加重平均)を投票温度と定義します。
投票温度が高ければ高い程、代表選での投票の熱が高い=党代表選において得票しやすいということであり、逆ならば、代表選での投票の熱が低い=票を得にくいという目安になります。
順位変動?
それでは、投票温度の上位5名を見てみましょう。
みなさんの事前に吉村洋文氏がトップであると想像しているとは思いますが、前回同様吉村洋文氏がトップです。
唯一40℃を超えて圧倒的なトップということになります。
注目すべきは、小野泰輔衆議院議員が4番手につけている点でしょう。
前回は、惜しくも6番手でしたが、この半年で順位を上げました。
同様に青柳仁士衆議院議員も5位にランクアップしています。
党執行部の人気低下?
ここで、前回とのTOP5の顔ぶれの比較をしておきましょう。
TOP3までは前回と顔ぶれが変わりません。
しかし、前回4位と5位にランクインしていた馬場衆議院議員(代表)や柳ケ瀬裕文参議院議員(総務会長)が圏外に脱落しています。
藤田文武衆議院議員(幹事長)を除き、本来党を代表する立場として露出も多い党執行部の面々がTOP5から姿を消しています。
主な候補者の投票温度を前回と比較をしてみたところ、党執行部の面々は軒並み数値を落としています。
中でも、馬場代表の下落幅が大きく、前述した執行部支持率の低下が、そのまま投票温度の低下につながった可能性はあります。
その影響は唯一執行部でTOP5入りした藤田幹事長とて例外ではなく、前回より0.9も数値を落としています。
一方、小野泰輔衆議院議員や青柳仁士衆議院議員は、前回より数値を上げています。
これは馬場執行部を「どちらかと言えば支持する」と答えた層における投票温度の比較です。
「どちらかと言えば支持する」と答えた層は、全体の4割以上を占めるボリュームゾーンです。
この中での順位変動を見ると、馬場代表が大幅に順位を下げる中、小野泰輔衆議院議員や青柳仁士衆議院議員が数値も順位も上げています。
単に馬場代表個人への批判が原因ならば、例えば音喜多政調会長等他の三役の順位が大幅に上がってもよさそうなものの、そういうことになっていません。なお、音喜多政調会長の数値自体は大幅に上がっていますが、上位に食い込む程の上昇はしていません。
つまり、ふんわりと馬場執行部を支持する期待票が党三役の中で吸収しきれず、他の国会議員への期待票となって流出している可能性があります。
これは、馬場執行部に入っていない2名は、昨今のガバナンス不全の批判を真正面から受けやすい現執行部の代表や党三役と異なり、国会議員への期待票を集めやすい状況であったということなのかもしれません。
無党派が求める維新代表
選挙、とりわけ国政選挙になれば、党支持者だけでなく、無党派からも票を得なければいけません。
では、党支持者以外からも求められる代表は誰でしょうか。
属性を無党派に絞って投票温度を測定してみました。
ここでも吉村洋文氏がトップですが、2位につけている藤田文武氏との差は縮まってます。
この2名が突出していますが、以下混戦です。
ここで注目すべきは、6番手に山下真奈良県知事が登場しているところです。
奈良県知事として就任1年も経っていないにもかからず教育無償化等で成果を挙げる等、実績を積み上げていることが無党派にもいい印象を与えているのかもしれません。
なお、この投票意向についての分析は、マニアック詳細分析編(仮)でさらに深堀していきたいと思います。
その他のご意見
意識調査の最後に自由記述の設問を用意しましたので、そこで寄せられたご意見やコメントの一部をご紹介します。
前回も同様のご意見をいただきました。吉村知事が政界に入り、干支が一回りしました。うち3分の2は大阪の首長として激務に耐えています。
次の任期でどうなるか、その去就に注目です。
東京維新への期待の裏返しでしょう。統一地方選後、大小さまざまな事件がありましたので、今後の再発防止等が望まれます。
松井元代表や橋下元代表の政界復帰を望む声が多く寄せられました。
しかし、本人らにその素振りは見えません。
残された人たちがいかにして、お二人がいたころの維新と向き合うかが試されているのだと思います。
統一地方選後急激に増えた新人議員へのフォローが行き届いているのか、疑問に思われる場面が増えました。
政党の根幹は人だと思いますので、党勢拡大は大事ですが、今後は人材育成への注力もお願いしたいものです。
足立康史衆議院議員の処遇を巡る論争が未だに熱をもって行われることも多いですが、当方としても、理想としては引き続き足立康史衆議院議員に政策面で維新を支えていただきたいと思っています。
他党支持者からもエールを送られていることが見過ごされがちですが、国政において、国会のあり方を大きく変えられるかは、国政維新の躍進次第ということが党派性問わず認知されていることという証左でしょう。
ゆるふわ支持者がこんなアンケートを取らないのではなく、私はこんなアンケートを取るタイプのゆるふわ支持者です。
四国地方からのコメントです。
大阪は、地方から人が集まる街であるがゆえに、大阪での改革による支持が地方に伝播していくことがわかり、大変すばらしいコメントとして紹介させていただきます
支持者同士の争いは、見ていて気持ちの良いものではなく、私もスマホの画面をそっと閉じてしまうことがしばしばあります。
その様子が他党支持者や無党派からどういう風に見られるか意識すると、もしかしたら、SNS等に書き込む言葉のチョイスも変わってくるかもしれません。
斎藤兵庫県知事は維新推薦の首長ですが、最近では独自色の強い政策も打ち出してきています。恐らく、維新が県議会で躍進したことも多少なりとも影響しているかもしれません。
2期目がどのような形での出馬となるのか、要注目です。
当方も、noteの収益の寄付という形を通じて、頑張っている議員さんにスポットライトが当たるような活動を行っています。
党として、どのようにしてその努力や成果が日陰に隠れている議員さんを照らすことができるか、考えなければいけないのではないでしょうか。
まとめ
今年6月の意識調査は、おかげ様で大変多くの方々にお読みいただき、大変ご好評いただきました。
その結果、今回2回目の意識調査も行うことができました。
前回も回答をいただいた皆さまはお気づきのように、半年前に行った調査と同じ問いもいくつかあります。
同じ問いを期間を空けて質問することによって、民意がどのように変化していっているかを把握することができます。
民意は生き物です。
今回、馬場執行部の支持率調査や不祥事対応についての問いを引き続き行い、この半年の推移を示すことで、何等かの気づきを私自身も得ることができました。
これを見て、維新執行部のみなさまも何かを感じ取っていただければ幸いです。
私が、多くの時間と労力を割いてこの手の意識調査を行うのは、毎回同じ理由によるものです。
「なんとなく雰囲気で把握するしかなかった民意を、数字で見える化したかった。」
ただそれだけ。
結果476名もの方々にご回答いただき、ある程度評価に堪えうる調査分析結果を作ることができました。
1人1人の意思は、それ自体だけでは全体を把握することはできませんが、それが大きな塊になると、世の中の一端が見えてきます。
今回、そんなに長けていないExcelスキルを最大限に駆使して集計・分析する作業は、大変知的興奮を覚えるもので、数時間に及ぶ作業も時を忘れて夢中になってのめりこめました。
毎度この手の調査をまとめる作業は、まるでダイヤモンドの原石を磨いていくかのような感覚があるのです。
各種分析作業を進める中で、『民意』というダイヤモンドが露わになる知的快感は、何事にも代えがたいものがあります。
その成果物として、このようなnoteの記事にまとめるところまで至りましたが、ご満足いただけましたでしょうか。
もし、興味深くお読みいただけたなら、♡(スキ)のボタンを押していただけるとありがたいです。
また、各種SNS等で感想とともにシェアをいただくと、さらにうれしいです。
このnoteの評判次第で、今後も同様の調査を継続しようかと思います。
最後になりましたが、今回調査にご協力いただいた476名のみなさまや調査を拡散告知して協力していただいたみなさまに、改めてお礼申し上げます。
追伸
本調査について、かなり込み入ったマニアックな分析をまとめる『(仮)日本維新の会についての意識調査(2023年12月) マニアック詳細分析版』をサブスク会員向けに作成予定です。
サブスク会員向けのものなので、すべて読むにはサブスク加入か単品購入になりますが、サブスクは初月無料であるため、そちらをご利用ください。(単品購入は、サブスク登録に抵抗感を持っている人向けです。)
別に初月だけで解約いただいても、全く私は気にしません。
私のnoteはそんなにお金をとれるほどのコンテンツでもありませんが、各種書き物を通じて何か読者の気づきに貢献できるものがあればと思って、一年近くこのnoteを続けています。
その活動にご理解いただける方に月々300円をいただき、また、記事ごとにサポート(作者への寄付)等をいただき、その収益の一部を維新の政治家に寄付させていただいております。
一部で、この調査を金儲けの手段に使っているのではないかという厳しいお声もいただいておりますが、ご理解をいただけると幸いです。
👇オススメ図書と話題の新刊、是非買ってみて
ここから先は
維新支持の海原雄山の政治マガジン『維新マガジン 初見』
維新を中心とした政治経済系の記事を書いてます。 収益の一部は維新またはその所属議員に寄付する予定。
よろしければサポートをよろしくお願いいたします!これからの執筆活動の励みになります!!