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Fotorevista

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写真とフォトストーリーを集めたマガジンです。 #写真 #フォトストーリー
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写真を写心と言い換えるのは反知性的と思うのだ

 写真を写心と言い換えて悦に入る写真愛好者は少なくない。  それどころか、自ら【写心家】と名乗る人物も複数存在している。  なぜ、わざわざそんなダジャレみたいな言い換えをするのかといえば、写真に心を写すから写心、なのだそうだ。  写真に心が写るかどうかはさて置くとしても、写真に心が写っているかどうかを感じ、判断するのはあくまでも写真を見るニンゲンであって、まかり間違っても撮影者が自分から言うものではない。  だが、この言葉は実に広く使われていて、また人々の興味を惹いているのは

言葉の使い方にうるさくなるのはエゴと思うが、それでも単に吹雪の雪片を星空のように撮っただけの、主題も主張も文脈もない単なる写真撮影記が「これが作品制作というやつです」なんて名乗っていると、故郷を焼かれたような気になる🥴🫠🫥

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20世紀初頭のコロンビア千日戦争直後を扱った映画『アディオス・アミーゴ』予告(西語)

ADIÓS AL AMIGO TRÁILER OFICIAL 東京国際映画祭で審査員特別賞を獲った作品です。 コロンビア千日戦争直後、兄を探す若者と写真屋と写真愛好家が荒野からアマゾンのジャングルをさすらう物語だそうです。 めっちゃいいんですよ。 予告観ただけですけど。 個人的に、カメラ、そして写真屋と写真愛好家、そして写真がキーになっているの、すごく惹かれました。 ただ……写真屋のカメラに付いてるレンズが……コロンビア千日戦争当時にテッサーはf6.3が登場したばかりで、あのf4.5は……それ以上、イケナイ! それに、多分スタッフはわかって無視してる。 なぜなら、ピントグラスの映像はそのレンズが投射したものの可能性が高いので、考証的にあっててもレンズの状態が悪かったらまずいと思う。 でも、気になっちゃうwww

モデルさんや被写体さんにオススメの記事

モデルさんや被写体さんに、マジでオススメの記事です。 撮影会の枠をうめたい、個撮依頼を増やしたい、自主企画にカメラマンを集めたい。 そんなモデルさんや被写体さんは、記事で紹介されてる写真展訪問がマジでオススメです。 個人的に見聞きした範囲内でも、展示会がきっかけで新しいモデルさんや被写体さんとつながり、撮るようになったカメラマンは少なくないです。 またモデルさんや被写体さんにとっても、カメラマンの作風や人柄を確かめられるし、展示会場では複数のカメラマンとつながれるので、足を

おじさんが被害妄想こじらせて書いたクソ記事踏んじゃった俺

かれこれ1ヶ月ほども前なんだけど、ものすごいクソ記事がおすすめされちゃって、ちょっと立ち直れないくらいのダメージ受けたんだよね。 きょう、思い出し怒りが発生したので、供養代わりに記事化します。 で、これがその記事。 内容はタイトルそのままです。 なんのひねりもなく、モデルや被写体さんはお手軽に稼げるとか、ビジネスインフルエンサー記事ですらない。直球でモデルや被写体さんはぼったくり商売してるかのような印象を撒き散らすだけの文字列ですね(記事と書きたくなくなるくらい)。 おまけ

note記事「夜11時のニッケルエルマー」が、カメラカテゴリで先週もっともスキを集めたそうです。読者の皆さん。ありがとうございます。

タイトルそのまんまだけど、とりあえず嬉しいです。 というか、これってバルナックライカのかっこよさが魅力で、記事そのものは……それ以上! イケナイ!

アートマーケットにデジタル写真の居場所はない(@@rumors風ジョーク記事)

Artrumorsに、匿名の情報源が語ったアートマーケットにおける写真の状況に関する噂が掲載されています。 ある匿名の情報源から中国のアートマーケットで以下のような噂が広まっていると聞いた。 匿名の情報なので信憑性不明ですし、現時点では話半分程度に聞いておいた方がよさそうですが、もし噂が事実なら、中国の若手写真家がどのように活動しているのか、気になるところです。中堅以上の作家は、国外へ活動の拠点を移すのでしょうか?。 ただし、近年の写真作品は値上がりが見込めないのは欧米で

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最高に素晴らしく、胸に迫るポートレート写真集 KENSINGTON BLUES

KENSINGTON BLUESはアメリカの若手写真家 Jeffrey Stockbridge が、フィラデルフィアのケンジントン地区で5年の歳月をかけて撮影した薬物中毒患者のポートレートをまとめた写真集です。 動画は写真集を紹介するもので、写真集のサイトにアップされています。 個人的に、本書を超えるポートレート写真集はまだみたことがなく、ドキュメンタリーポートレートの金字塔と確信しています。また、刊行当時は英語圏で相当な話題となり、アメリカの主流メディアも含む多くの媒体で紹介されました。ただ、残念ながら刊行から数年たった現在でも日本ではほとんど知られておらず、もちろん和訳もされていません。 大変に残念に思うと同時に、多少なりとも日本で興味を持つ人が増えてほしいとの願いを込めて、紹介動画へのリンクをnote記事にしました。 以下は写真集の英文解説。 Kensington Blues is a fine-art photography book documenting the those affected by drug addiction and prostitution along Kensington Avenue in North Philadelphia, Pennsylvania. Ninety-one large-format color photographs paired with audio transcripts and handwritten journal entries, created over a period of 5 years, tell the personal stories of those fighting to survive their addiction and the neighborhood.

おじさんポトレって【写真館の肖像写真】なんだろうなぁ……

いわゆる被写体界隈で【おじさんポトレ】ってミームがあって、まぁ嫌われてますね。使われ方も、ほぼほぼ罵倒語です。で、おじさんポトレを簡単に説明すると記念写真で、カメラマンが言うところのニコパチです。それは、以下の記事で【よい写真】として紹介されてるようなポートレートなんですわ……。 ねんのため申し上げておきますが、記事に他意はありません。むしろ、すごくよくできた記事です。営業写真館的なポートレート、はっきり言って【お客様が喜んでお金を払いたくなるようなポートレート】を撮るなら

夜11時のニッケルエルマー

困りごとの相談に乗じ、アドバイスのフリして困ってる人を傷つける人間のクズと、それを回避しようと斜め上の対策を講じるあかん人の話

困りごとの相談に乗じ、アドバイスのフリして困ってる人を傷つける人間のクズ タイトル出落ちもいいところだけど、実際にそういう人っていっぱいいるよね。実は、今朝もスレッズで見かけて、自分もダメージ受けた……。 たとえば「外食でオーダー漏れが多い、どうしたらいいんだろう?」みたいな困りごとをSNSにポストしたら、フォロー外からリプライで…… 困ってる人が「別にチェーンの居酒屋とかの話ししてないんですけど」って返したら、今度は……。 みたいに重ねられ、困ってる人は心が折れてし

¥300

デジライカ、それもボディだけに百万円貢ぐくらいなら、その半額で高性能PCとLightroom買ってRAW現像ワークショップ受講するほうがよっぽど、よぉっぽど写真の質を向上させるよ。間違いない。このライカとレンズを賭けてもいい。なのにおっさんはライカに貢ぐ。なんだかなぁ……。

フィルム撮影してますって若い女性のポストに嫌絡みするおっさんって、最近めっちゃおるんよ。無法地帯の旧ツイッタランドやスレッズはもちろん、ここnoteにも出現した! いったいなんなん?

SAITAMA RUNWAY2024 みてきた話

ランウェイ撮影のまとめ基本的にライブやステージ撮影と同じ要領 照明がバッチリ当たるので絞っても大丈夫 むしろ絞って全身のファッションを撮ろう 会場見取り図は絶対に事前チェックしよう 最低200mmできれば300mmの望遠が必要 モデルさんはセンターで止まりポーズ取る マニュアルでもなんとかなるので頑張ろう モデルさんの出場順はできるだけ把握する SAITAMA RUNWAY 2024 という、ファッション系オーディションイベントがありまして、撮影させていただい