成功する会社選びの基準
さて、前回の記事で5万社あるMLM業界でも30年後に残る会社は0.06%しかないという話をした。
よくこの業界のリーダーは「不労所得が手に入る」とか「資産になるビジネス」「ビジネスオーナーになれる」といった表現をする。しかし一般的な資産と比較してみると不動産や株式などの資産は増減はすれど、適切に分散投資できれはゼロになることはない。
しかしことさらMLMになると分散という考え方ができない。この視点がMLM業界には本当に欠けていて、トップリーダーと言われる人たちもこの事実認識ができていないし、もちろん現場のディストリビューター達にも理解されていない最大の「資産としてMLMを考えることはできない」理由である。
そもそも30年間残りうる企業の確率が0.06%である上で分散は不可能だし、MLM業界は考え方が古〜い業界なので同時にいくつものMLMビジネスをすることができないように倫理規則やビジネス規範などで制限されている会社がほとんど。
ということは運よく0.06%の会社と出会えたとしてもリスク分散をすることは不可能であり、非常にコントローラブルナ範囲の狭いビジネスであることに変わりはない。私もこのことに気がついたのがスタートして3年目あたりで、早々に戦略を変更した。この件は次回以降に話すとして、それでは限りなくラッキーな倒産リスクが低い会社を選ぶ選び方をお伝えする。
世の中には運とか勘とか、星まわりとか波動、エネルギーなど目に見えないものを表現する言葉がたくさんあるが、ビジネスにおいてそれを持ち出すのは非常にナンセンスであり、人によって評価尺度が違う主観的なものではなく客観的な事実をベースとしたものが必要だ。つまり「確率」という数字で分解され、理由を説明できるロジックが必要である。そのロジックをクリアして生き残っている会社のことを後から見たら「運が良かった」「エネルギーがいい」「もっている」などと言われるのだろう。
さてそれでは本題の選び方。
それは端的に下記の3条件をクリアしている会社が生き残りやすい会社となる。
①すでに上場している会社
②10ヵ国以上マーケットを広げている会社
③自社生産工場を所有している会社
それぞれ説明していくと、
①すでに上場している会社
というのは明白で、財務諸表が公になっているので不正ができないからだ。
株式をオープンにしていない会社はオーナーの意向でいくらでも会社の方針を変えることができる。例えばコミッション計算方法を変更したり、製品や減価率の悪いものを市場に供給したり、ひどい会社になるとわざと倒産したふりをしてコミッションの支払いを拒否し、香港やモナコに逃げてしまう輩もたくさんいる。特に注意して欲しいのは元々MLMのディストリビューション活動をやっていた人がMLMの主催会社を経営しているときだ。彼らはこの業界の仕組みや美味しい蜜の味を知っているので会社が一番美味しい時にファンドに売却をしたり、悪徳マルチと変わらないレベルの商材を売り始めたり、終いにはポンジスキームのようにばっくれたりする。なので上場会社であり、財務諸表が健全かどうかをチェックしよう。
②10ヵ国以上マーケットを広げている会社
というのは非常に明確なロジックで、日本だけで展開している国内のMLMもたくさんあるが、日本以外の国には展開できておらず、人口の減少とともに衰退する。10ヵ国以上展開している会社は国際展開実績があるので、これから伸びる国にマーケットを広げることができる。また、戦争や地政学的なカントリーリスクを回避することができるので後々重要になってくる
③自社生産工場を所有している会社
これは近年のトレンドだが、OEMで製品を作り、安くコストをかけずに製品を供給する会社が多い。もちろんOEM先が他社への供給実績があるということはすでにマーケットがあるという証拠でもあるので自社ブランドとしてOEM商品を販売すれば確実に利益が見込めるので主催会社としてはやりたがる手法だ。ただしOEMの欠点は他ブランドで同じような製品が供給されているので価格競争になりやすい。それはイコールOEM先に原価を下げるよう指示だしをせざるを得ないことを意味する。そうするともはや市販の一般流通製品と変わらないクオリティになり体感が出にくく、リピートになりにくいし、せっかく伝えたお客様やメンバーも他に浮気しやすくなってしまう。
しかし自社生産工場をもっていると自社で設計開発ができるのでSCM(サプライチェーンマネジメント)上、垂直統合モデルなので低コストで高品質な製品を製造できるし、よくを言えば自社でドクターを雇い、開発研究センター(R&Dリサーチ&ディベロップメント)を所有しているとパーフェクトである。
よく研究開発にお金をかけてます!とうたうMLM会社があるが、ほとんどがOEM先に支払う先出しの費用であったり、大学などとの共同研究と銘打つ広告宣伝費である。そのようなR&D費用はOEMとほとんど変わらず、競合製品を生み出し価格競争になるだけ。
他にも数十個選択基準があるが、まずこの3つをクリアしている会社を選ぶこと。
これができたらやっとやっとスタート台に立てる笑
長い家庭ではあるが、正しいスタートが切れるかどうかが成功のほぼ全ての要素であるのでしっかりと選んでいただきたい。
もちろん相談などあればコメントなどに書き込んでもらえたらお答えできる部分はお答えしていこうと思うので、本当に探している人は連絡ください。
人生は短い。
貴重な時間という命を懸ける価値があることに取り組むことができてこそ、意味ある人生が始められる。
それでは人生の大きな決断のお役に立てることを願って!
良い1日を♪