2019:マイベストレストラン10店
食べるのが大好きで、もはやそれが生きるモチベーションの一部になっている私…。2019年も、振り返ればたくさんの素敵なご飯を食べる機会に恵まれました。せっかく経験したこの体験を、この2019年が終わる年の瀬に書いてみて、自分の記録と、ちょっとすてきな食の体験がしてみたいかたへおすそ分けできたらいいなという気持ちで筆をとって(キーボードを打って?)います。ぜひ、読んでいただけると嬉しいです!
私がこんなレストラン、素敵だな!と思う場所としては、
・一緒に時間を過ごしたい人との時間にふさわしい雰囲気であるか
・食やサービスがコストに見合っているか(安いかではない)
・味や見た目との新しい出会いに感動できるか
・食べ終わった後、自分を高めてまたこの味に会いに来たいと思えるか
特に私が予約する場合に重視するのは、一番上かもしれません。とっても生意気に言えば、自分の大切な人との時間を過ごし対価を払う場所だからこそ、より良い場所を見つけたいという想いが人一倍強いのです。(昔から。なぜでしょう・・)だからこそ、その時に行った人やシチュエーションも合わせて紹介します。
それでは、10選をご紹介します!
SUSHI TOKYO TEN、 ニュウマン新宿
何でも話せる会社の同僚と、贅沢にも休憩中に行きました!ここは普段3500円と7000円のランチコースがあり、3500円は予約なしでいけるプランです。(最近は人気が上がり、ほとんど予約なしでは入れなくなってしまいましたが・・)スタイリッシュで立ち居振る舞いに自信が滲み出るようなTEN、ならではの職人の方々が、少しこぶりなお寿司に漬けまぐろ、鯛、ウニ。零れ落ちそうなごはんが見えないイクラ、肉厚のアワビと高級食材のオンパレードと、寿司好きなら虜になってしまう大満足のコース。今は手の出しやすいコースをつい選んでしまいますが、あまりにも格別なひとつの握りに、ちゃんと7,000円を払って職人さんに敬意を示さないと失礼だと思ってしまう店。駅上なのであまりゆっくりはできなさそうですが、本当に美味しいものを食べてお祝いしたい時、親に美味しい東京のお寿司を気軽な立地で食べさせたい時などに、ぜひ。
天空のビストロ カメレオン 浅草橋
食にこだわりがあり、素敵な感性をもつ好きな友人と。「トリップのトマト煮込み」「キノコバターライスを詰めたウズラのロティ」が衝撃的に美味しかった記憶。浅草橋駅のほど近く、高架下近くの小さなビルの最上階にひっそり佇む小さめなお店ではありますが、1皿1皿の本気度合いに圧倒される料理のお店。きっと創作と試行錯誤に計り知れない時間を使っているんだろうなあと感謝していただきたい料理ばかり。調べるとソムリエの方が4名(!)いらっしゃるようで、ここでいただいたペアリングもまた絶品。ホテルなど一流レストランにも負けないクオリティがこんな場所に潜んでいると思うと、数多くのあるレストランの真価のわかる人でいたいなと思うのでした。
あげづき 神楽坂
一人で。「とんかつ」という食文化と向き合いたい時に行く店。神楽坂のメインの通りから入る地下にある。何時に行っても行列ができていそうで、席に着いてからとんかつが出るまで30分くらいかかったような・・。それでも、さっくり上がった衣、やわらかく美しいピンク色のお肉のロースカツは、あれ?これまで食べてた"とんかつ"ってなんだっけ。。とんかつってそうだ、ごちそうだった…と思わせてくれます。肉と油のうまみがマッチしてとても良い感じ。最近、COREDO室町にもオープンしましたが、ひっそりちょっと暗めで、店の築いてきた世界観で空気がにじみ出ているような路面店の雰囲気がよかったので、神楽坂をとてもおすすめします。
Sky Gallery Lounge Levita ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町/永田町
大変お世話になっている方と。一番気に入っているのは、何と言っても雰囲気。上の階段からバーに降りてくる際の目前に広がる大きな窓が表現するラグジュアリーな空間インテリアと、カウンターの中央あたりに座った時の東京タワーが正面に見える景色。プリンスギャラリー全体的にアートがふんだんにちりばめられた空間に、さまざまな青の色や青みがかった光がちりばめられていて、ちょっぴり未来的な印象も与える空間。それでいてこのバーは小さめでちょっと親しみやすさも隠し持っている印象。って、料理のこと全然書いてませんが、シャンパンに鴨のコンフィなど、安定感のあるクオリティ。特別なお祝いでもアリですが、仕事帰りに近くに来て、さらりとここの景色だけ見てちょっと飲んで帰ろう!とかできたら素敵かも。空間含めて好みでした。
鴨とワイン Na Camo guro 中目黒
これはデートで、カウンター席で利用しました。塚田農場の運営ですが全然塚田とは雰囲気が違います。最上鴨を使用した料理のお店。鴨の串焼き、鴨すき、そして〆のトリュフ卵かけごはんまで普段味わえない味を贅沢に堪能できます。トリュフ卵かけご飯のときのトリュフが木箱で出てきたりしました。どうやらこのお店の1Fには焼き鳥のお店もできたみたいで、行ってみたい。ちょっと暗めな店内はデートや、女子同士でも先輩が後輩を連れて行って相談に乗ってあげたりとかしたい。(イメージ笑)「鴨とワイン」というだけあって、ワインのバリエーションも豊富。個人的にはオレンジワインとのペアリングがとても好みでした。
エリオ・ロカンダ・イタリアーナ 半蔵門
4、5人の会食で、何回か行きました。イタリアの文化をそのまままるっとお店全体で表現しているお店。感動なのはレストランなのに食べ物の提供を超えてサービスの提供ということがセットで提案できている空間ということ。サービスマンの数が多く、ちょっとした会話やサーブの間の気遣い、明るく品のあるエンターテイメント精神にあふれ、ここで働く方はまさに "サービスマン"という名にふさわしい雰囲気。ここで働いたら元気になれるし、スキルが上がりそう。賑やかな雰囲気で行いたい会食や、しっとりではなく明るくからっと祝いたいお祝いの席などに合いそう。
久遠の空 中野
気心知れた友人と行った、食べログブロンズの店(=つまり上位618位内に入ったお店)。焼きとんのお店なのですが、豚のモツとエディブルフラワーと合わせたり美しく見せたりと、見た目の美しさと素材(豚)の合わせでこんな提供の仕方あったんだ!と驚かされる店。サイトだと「イノベーモツ料理」と表現されますが、まさにその通り。お店はどちらかというと観葉植物が大量に置かれ小さなジャングルのよう、かわいい猫さまもいて、割とアットホーム。店主がとっても気さくで語りだしたら止まらない楽しい方!日本酒を自分で冷ケースから出して飲める飲み放題のプランを堪能。いつものメンバーといっても、話題に事欠かないようなお店。食と酒好きの人と行くのがオススメです。5〜6人で参加できる、まるごと豚一頭さばくコースにいつか行ってみたい。
emuN(エミュ)代々木上原
背筋をしゃんとして会いたい、尊敬する方と行きました。店主が丁寧にお料理という媒介を通じておもてなししてくださる店で、お料理は上質な一級品でも、どこかリラックスして楽しめる空間(少なめの席数なのか、華美な装飾などがないからなのか、店主のお持ちの雰囲気なのか…)なので、お料理を心置きなく楽しめます。ザ・フレンチのコースは、まさに1皿1皿が料理をつかったアートのようで、1皿で表現する色のバランスはまるで絵画、立体的な形は華道のような印象も。一般的なOLとしては決して普段使いではないお店だけれども、たとえば40歳とか、良きものを一通り知って生きてきた時、ここの素材の生かし方やコースの組み立て方って魅力的だよね、とか違いがわかるようになりたいお店。
Shangrila's secret 銀座店
知っている人も多いようですが、始めて仲のいい友人と行きました。きのこってしめじとまいたけとエリンギと・・くらいの認識でいたら、山なめこ、かきのき茸、ブラウンえのきなど、10種類以上の多種多様なきのこに圧巻。スパイスや薬膳がたっぷり入った「秘伝のブラックスープ」はスープそのものでもごちそうで、延々と飲めてしまいそう。最後はきのこの王様トリュフとともにきのこに埋もれた卵かけごはんでノックアウトされます。お酒もあるのですが、お料理が美味しいので、一緒に楽しんだのはあたたかい中国茶。美容効果も記載されており、女子はテンションが上がること間違いなし。でも優雅に行くならシャンパーニュと合わせたらさらに最高な気がする。センスのある女子会や、デートにも合う席のゆとり感やサービスの距離感だと思います。
肉塊UNO 恵比寿
あげた中では最もカジュアルなお店。ここは大好きな起業やビジネスに関わるメンバーと。気づけばここに行くときはいつも仕事の話してる。笑 ここは、まさに飲めるメンバーを盛り上げてくれたで賞…。笑 ここでおすすめしたいのは7種類の牧草牛を楽しめる赤身のコースで、(冗談ではなく、本当に)"肉"しか出てこないレベルのレストラン。野菜はかいわれ大根くらいだったような。。それでも、部位違いで食べ比べたり、「もう満足!」と言えるくらい赤身のお肉を堪能できるので、そこにワインのプランをつけて、肉とお酒好きなメンバーであれば際限なく飲めます。店内も明るめでクリーンな雰囲気、高級感よりも気兼ねなく過ごせるイメージなので、カジュアルな会食や若いメンバー、男性が揃う時は良さそう。
その他、書ききれなかった好きなお店
ラム焼肉専門店 lamb ne (らむね) 新宿三丁目。ラムの数々の部位がいただける小洒落た焼肉屋さん。ちょっと若いかもしれないけど、イケてる男女の合コンで使えそうだなと思った店。
ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房 三越前。チョコレートが職人の技術でチョコレートという概念を超えてくるお店。
ラ・ボーテ(四谷)火鍋。日本人(特に女性)の口に合う火鍋で野菜がいっぱい食べられる。まるで原価無視の自家製アイスはかならず食べて。
DINING & BAR TABLE 9 TOKYO 品川プリンスホテル。ホテルの独特な緊張感とハイランクな感じを味わいたいなら。ラグジュアリーな雰囲気。
麺屋ま石 銀座。銀座の路地裏にある鯛だしラーメンのお店。寿司店が運営する木のカウンター、6席しかない小さなお店。鯛のスープが絶品。
NAMIKI667 銀座。気軽に楽しめるホテルのランチコースとしてはばっちり!カジュアルながらもサービスのクオリティが◎。
the moon 六本木ヒルズ。森美術館を出たすぐにあるカフェ。ゆったりしたソファと52Fから見える東京らしい景色は東京気分を盛り上げてくれます。
REVIVE KITCHEN 日比谷ミッドタウン。安定のRIVEVE KITCHENですが、ここの空間のゆとりはビジネスも友達とも使い勝手抜群。表参道の路面より日比谷の方が窓が大きく明るくて良いです。窓際がおすすめ。
メゾンサンカントサンク 代々木上原。豊富な食材と組み合わせの驚きで、はじめから終わりまで楽しませてくれるビストロ。
2020年以降も、素敵な食と出会えますように
たくさんの美味しい時間をご一緒してくださった方々に、感謝を込めて。仕事にはしなくとも、いつか「こんなところにこんな人と行きたいけど、どこかおすすめない?」と言われた時にぴったりのレストランや空間を提案できる、人と場所のマッチングもできるようになりたいな、と密かに思うのでした。
読んでくださった方々の2020年も、美味しいものがそばにある素敵な年になりますように。お読みいただき、ありがとうございました!
(サムネイルの写真はLevita プリンスギャラリー紀尾井町)
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