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【Mリーグ2024-25】試合別「熱狂度」ランキング(9・10月)
今後の記事においての「熱狂度」の定義
いきなりMリーグのスローガン「この熱狂を外へ」にちなみ、「熱狂度」という言葉を作ってしまいましたが、その試合においての盛り上がり具合というのは、なかなか数字では定義しにくいものがあります。
そこで私はその試合における
①「試合中のリアルタイムでの1分当たりの獲得視聴数」
②「試合中のリアルタイムでの1分当たりのコメント数」
③「試合日から1週間のタイムシフトでの再生数(ABEMAプレミアム限定)」
に着目しました。
それぞれの要素につき、9・10月の全54試合において
1位=54Pts、2位=53Pts、3位=52Pts、・・・54位=1Ptsとして、
その合計ポイントをその試合の「熱狂度」と定義します。
各要素について同点の場合は「〇位タイ」として同ポイント
(例:1位タイなら54Ptsずつ)とし、
「熱狂度」が複数の試合が同ポイントで並んだ場合は
小休止を含めた試合時間(=放送時間)の長い方を上位としました。
1分当たりの値とした理由は、Mリーグに限らず、競技麻雀が競技時間の振れ幅が大きい性質を持つことによるものです。単純な視聴数比較では試合時間の長い方が過大評価されてしまうためです。タイムシフトでの視聴数に関しては、テレビ番組やラジオ番組で取り入れられている基準同様、試合日(放送日)から1週間経過時の値を参照しました。
ちなみに9・10月の試合において最も短かったのは10/21の第1試合(鈴木大介vs瀬戸熊直樹vs日向藍子vs瑞原明奈)の51分、最も長かったのは10/24の第2試合(本田朋広vs松ヶ瀬隆弥vs醍醐大vs鈴木大介)の132分
(小休止含む)でした。
ここでひとつ、おことわり。
今回の調査は、精度を少しでも上げるべく、クラウドワーキングサイトなどで事前に募集し、私の趣旨に賛同して下さった複数の方と共同で進めています。その中には敢えてMリーグや、それ以前に麻雀を全く知らないという方にもお願いをしております。そのため、今後私のnoteにおいて出される値には一切の「忖度」「改ざん」「独断」「偏見」が含まれていないということをここで示させていただきます。
それでは、おそらくどこも発表していないだろう、ベスト5を発表していきます。
第5位
「二刀流雀士、侮るなかれ」
1分当たりの獲得視聴数・・・9298/分(22位/54試合)
1分当たりのコメント数・・・478/分(1位/54試合)
試合後1週間のタイムシフト再生数・・・1.3万(14位タイ/54試合)
熱狂度・・・128Pts
第5位は9月30日の第2試合がランクインしました。対戦者はこの4人。
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最近では芸能界・スポーツ界でも「〇〇兼〇〇」といった「二刀流」がトレンドとなっています。「"最高峰の舞台"なのだから麻雀一本の人がいるべき。兼業なんか入れるな」という声があがった時期もありましたが、それも今や昔。その固定観念をぶち壊す選手が次々出てきているのが最近のMリーグです。この卓にも「声優兼Mリーガー」の伊達朱里紗選手、「将棋棋士兼Mリーガー」の鈴木大介選手、「俳優兼Mリーガー」の萩原聖人選手が卓を囲む一戦でした。
実はこの中の誰かが、劇的な逆転トップを決め大きなインパクトを残すことになりました。親満貫を選択を突きつけられる中、慎重かつ大胆な手組から立て続けに自模り、東場に好配牌と自摸を次々決めたトップ目から、最終的にあっといわせる見事な逆転勝利を収めています。
また、せっかちという自覚のある方は残り5局だけでも見ていただきたい一戦です。このnoteの最初に登場した日吉Pのボルテージ高めの実況と共に楽しめるかと思います。ジョーク交じりに野球に例えたフレーズが登場し、バズったり、中には実際にその通りにやったらどうなるかなんて検証したりなんてことがおきたのもこの試合でした。
印象的だったのが、深い時間の第2試合であるにもかかわらず、コメント数の勢いでは1位を記録しました。話題性豊富なメンツ構成に加え、やはり試合前の大方の予想をきれいに裏切る逆転劇があったことが大きかったのでしょう。あの人はうまい、強い、なんて話を普段していても、「真剣勝負は予想通りの結末ばかりではつまらない」という心理がMリーグのファンの間においても働いたという一例とみています。
視聴はこちら
https://abema.tv/video/episode/444-1_s70_p18
第4位
「これぞインフレルールの醍醐味、立直棒飛び交う大乱戦」
1分当たりの獲得視聴数・・・9420/分(3位/54試合)
1分当たりのコメント数・・・391/分(3位/54試合)
試合後1週間のタイムシフト再生数・・・1.2万(20位タイ/54試合)
熱狂度・・・139Pts
第4位は9月30日の第1試合、すなわち先ほどの第5位の前の試合ということになります。対戦者はこの4人。
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Mリーグのルールが他の麻雀対局やタイトル戦と違う、一番の相違点であり面白さを生んでいる点は、点数が伸びるドラ代わりになる赤牌が入り、打点が上昇しやすいインフレルールであること。Mリーグが始まって2~3年目くらいの頃は「これだけ豪華な選手をそろえたのだから、赤なしの方がいいのでは」という声もちらほらとありました。これは赤牌での麻雀に慣れている雀荘寄りの世代のファンを取り込むというねらいもあったそうですが、色々調べて考えてみると、特定の団体の選手に優位になりすぎないという点でも団体の垣根を超えたMリーグを盛り上げる一種のスパイスになっています。
そうなれば、放銃(失点)上等の「リーチは正義」「迷ったらリーチ」という格言通りの試合も出てくるもので、この試合は、4人合わせて17本の立直棒が飛び交う緊迫した戦いが繰り広げられました。
特に印象に残ったのは、3軒立直を制して決めた、ある選手の鮮やかな大物手でした。この和了でこの選手に対するファンの開幕前からのイメージが変わったという驚きの声も出ましたし、別の選手の終盤での連続和了も、しっかりチャンスをつかむための堅実な選択から生まれたものでした。
野球だと、こうした点数がどんどん入る展開はよく言えば「乱打戦」、悪く言えば「バカ試合」なんて言葉が飛び交いますが、むしろ高打点の自摸和了が続出したこの試合こそMリーグルールの醍醐味と言えるゲームで、
視聴数、コメント数ともに高水準の数値をたたき出しました。
視聴はこちら
https://abema.tv/video/episode/444-1_s70_p17
第3位
「オールドファンも驚いた、まさかのハプニング」
1分当たりの獲得視聴数・・・9014/分(8位/54試合)
1分当たりのコメント数・・・352/分(8位/54試合)
試合後1週間のタイムシフト再生数・・・1.4万(9位タイ/54試合)
熱狂度・・・140Pts
第3位は9月27日の第2試合、すなわち先ほどの第4位の節を跨いで前の試合ということになります。対戦者はこの4人。
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この試合は第4位の試合とはうって変わって、18回の「ポン」「チー」が飛びかい和了が生まれる、雀荘よりはネットやゲームで麻雀を知ったという人にとってはしっくりくるという人が多いだろうな、という試合となりました。
・・・が、やはりこの試合の数字を押し上げたのは試合の内容ももちろんなのでしょうが、ある選手に起きてしまった「珍プレー」の要素が強いです。どうしても耳目を集める真剣勝負の競技には「好プレー」もあれば「珍プレー」というのも出てしまうもの。
地上波やCSの麻雀番組と違い、派手なセットもなく、黒い静かなスタジオの中にたった一つの卓というのがMリーグの舞台。普段の練習や自団体の公式戦でもこうした環境の中で打つことはトッププロでもまずありません。あなたなら、そんな場所で普段通りの麻雀を打つことができるでしょうか。やりなれているあなたの今の仕事に置き換えてもいいかもしれません。そんな特殊な環境が選手に思わぬ影響を及ぼしたようで、おもわぬ「珍プレー」が生まれてしまいます。
「弘法にも筆の誤り」
「トッププロや麻雀打ちも、所詮人の子」
「Mリーグの舞台には魔物がいる」
この言葉を改めてファンも選手も認識することになったゲーム。どんな顛末となったかは是非リンクからご覧になってみて下さい。
視聴はこちら
https://abema.tv/video/episode/444-1_s70_p16
第2位
「爆発・逆襲・苦悩・不条理・・・選手それぞれの立ち上がり」
1分当たりの獲得視聴数・・・8888/分(11位/54試合)
1分当たりのコメント数・・・370/分(6位/54試合)
試合後1週間のタイムシフト再生数・・・1.9万(1位タイ/54試合)
熱狂度・・・147Pts
第2位は9月17日、開幕翌日の第2試合でした。対戦者はこの4人。
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競技と呼ばれるものにおいて、応援している選手やチームの初戦や、選手の開幕直後の立ち上がりというのは気になるもの。実際のところ、この記事を書いているときに、振り返ってみれば、開幕直後でそれぞれの選手にとっては今季初戦であったこの試合の結果が選手本人や所属チームの今後の勢いを暗示していた、という一戦でもありました。
ある選手は鮮やかな"らしさ全開"の大物手で爆発し、昨季苦汁をなめたある選手は昨季と違う打ち筋で逆襲を誓い、ある選手は着アップに挑むか着を受け入れるかで苦悩(この選択はファンの間でも後に論争に。その部分もコメ欄やタイムシフトの数字を押し上げたか?)し、ある選手は麻雀の「1vs1vs1vs1でやる」ゆえの不条理を味わうことになります。試合内容に選手の色々な思いが絡み合う1戦でもあり、54分余りのコンパクトなゲームながら異例の視聴数を記録しました。
視聴はこちら
https://abema.tv/video/episode/444-1_s70_p4
第1位
「今季のMリーグに『2回目のジンクス』はないのか?」
1分当たりの獲得視聴数・・・9298/分(5位/54試合)
1分当たりのコメント数・・・421/分(2位/54試合)
試合後1週間のタイムシフト再生数・・・1.9万(1位タイ/54試合)
熱狂度・・・157Pts
第1位は9月17日、開幕翌日の第1試合、すなわち先ほどの第2位の前の試合でした。対戦者はこの4人。
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まず、今回の集計に当たり、一旦麻雀は置いといて、今回の1位と2位が開幕日ではなく、開幕翌日の試合だったということに私は非常に驚きました。
エンタメの業界において、実はこんなジンクスがあるのを皆様はご存じでしょうか。
「どんなにヒットした、長続きした番組(コンテンツ)でも、第2回は第1回より、第2週は第1週より数字が下がる」
これはこの現象自体に名前こそない(なぜか見つからず。知ってたら教えて欲しい)のですが、不思議とあてはまるケースが多いもので、大ヒットした連続ドラマやバラエティ番組の視聴率などを調べてみると当てはまるケースが多く、最近の例だと動画配信サービスでの連続ドラマやオリジナル作品のアーカイブを見ると、第1回だけが再生数が多いということが結構あったり、期首に始まったのドラマの第2回が流れる時期になると「脱落」「見るのやめた」なんて言葉がSNSで飛び交うのもこのジンクスにつながっているのかもしれません。
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もちろん、今季のMリーグの「第1回」に当たる開幕節は多くの話題を生みました。第1試合ではクイズやバラエティ番組でも活躍している、知名度抜群の岡田紗佳選手が対面の選手を見下ろす「上からサヤカ」が大いにバズり、Mリーグの公式からリリースされたYoutubeの切り抜きショート動画は1週間で86万再生を記録(調査チーム調べ)。第2試合は実績十分の男性雀士4人が麻雀対局としては異例の2時間以上の熱戦を繰り広げ、知略と大胆さをぶつけあう玄人好みの戦いとなりました。
その2試合を差し置いて、前述のジンクスを破る形で9~10月の1位となったのがこの試合。2位まで同様にネタバレギリギリの話をしてもいいのですが、Mリーグや麻雀を知らない方にも私のページとこの試合を見て欲しいのと、やはり1位ということであえて内容と結果は伏せます。「今こういう試合が視聴者に受けるのね~」という感じをふわっとでも感じていただければ。試合本編は57分とコンパクトなのでお時間を作ってでもご覧になってみて下さい。
視聴はこちら
https://abema.tv/video/episode/444-1_s70_p3
※この記事はGoogleの生成型人工知能「Gemini」にMリーグの情報をとりいれて作成された文章に加筆する形で執筆をいたしました。乱筆乱文失礼いたしました。