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2025/01/11 除籍本

お正月から読んでいた
お土産に持ち帰って来た東京の図書館の除籍本を読了

「深海魚 雨太郎の呼び声」
この題名からして
ファンタジー要素が強いのかなーなんて思って読んでみたら
意外としっかり現実的に即したお話しが本筋で
そこにハードボイルドな内容もあり
超自然的な内容もあり
不思議な読み応えがあった

そして作者の書き方にとても癖があり
うまく言えないけど 
なんか…終始説明を読んでる感じ(褒めてる)
読んでいてお話しの情景がぶわーと広がっていく感じではなく
たんたんと場面の説明を読んでる感じ(褒めてる)

…このあたりも含めて
この本が除籍になった理由がわからなくもない

それで
他に読んだ人の(これがまた少ない!)感想が知りたくて検索をかけたら
そのなかで印象に残ったレビューに
「題名を付けるのが下手」
って書いてあったのが
そうだこれだ!と笑ってしまった

そうとう借りる人が少なかったんだろうな…
話しは面白いのに…
そうやって本をしみじみ眺めたら
なんだか愛着が湧いてきて
わたし雨太郎を引き取ってきて良かった
大切にします。