少しは夏の余韻を味わいながら過ごしていきたいと思っていたのに、8月31日をもって夏は強制終了となってしまった。この気候になると猛烈に寂しくなるのと同時に、もうすぐ自分は自分では無くなってしまうのはないかという謎の不安に駆られる事が多くなる。 昨年から一緒に暮らしていたハムスターの麻理ちゃんが二週間前に死んでしまった。麻理ちゃんの死後から私は虚無で溢れているし、見事に不運な事だらけだ。仕事も上手く行かない事だらけだし、あって欲しくないと強く思う程にそれらが現実となってしまう
「許されたい」「許して欲しい」ってずっと思ってる。悪い子でごめんなさい。馬鹿な子でごめんなさい。体が弱くてごめんなさい。心も弱くてごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。本当にごめんなさい。でも私は一体誰に謝ってるの?神様に?ママに?友人に? 誰に対して謝っているのかは分からないけれど、これらがちゃんと許された時、やっと私が私でいる事も許される気がする。誰かに、何かに許されていない様な気がする生活をずっと送っている。私は一体誰に怒られているのだろう。憎まれているの
僕は他者を傷つけた。言葉でも心でも、自らの手でもナイフを振り回した。他者を傷つけていくうちに、"痛み"が分からなくなった。ねえ、君は痛かった?苦しかった?僕はどこも痛くなかったよ。そうやってまた自己防衛して、僕はどんどん強くなっていくんだ。大丈夫、人間はみんな嘘つきだから。どうせ死んじゃうのだから。大丈夫、もうすぐ楽になれるのだから。 僕は人間の事が嫌いだ。本当に憎いんだ。だから友達と言う名の奴隷に提案をしたのだ。己を捨ててまでも、僕はこの世の消滅を望んだ。けれど君は
ねえ、僕を苦しめてよ 僕が可哀想になるまで 哀れになるまで そうしたら君は前よりも僕の事を愛おしく思ってくれるはずだから 僕に"可哀想"という気持ちを抱くという事は僕の事を表面上では理解しているという事だろうから それが出来ないのなら、君がどうか罪人になってよ 僕は君に傷つけられて甚いんだ だから僕が可哀想な人間だと言うことを世界に証明するんだ 僕で罪を背負ってよ どうか僕を殺してよ 僕は君の人生のヒロインになりたいだけなんだ ハッピーエンドが無理であるのなら バッドエンドで
ある夜、私は4人の人間をナイフで刺して殺した。もう既に誰を殺したのかは覚えていない。覚えていられないほどの緊迫した状況だった事を辛うじて覚えている。4人の人間は私に危害を加えた訳でも、私自身が相当な嫌悪を抱いていた訳でも無かった。俗に言う「誰でも良かった」だった。頭ではいけないと分かっていても、心がどうしても言う事を聞いてくれなかった。溢れ出る血液、目を開けたまま倒れてゆく人間。それらを見た瞬間、我に返った。襲い掛かる恐怖から逃れる為にその場を離れた。どこまでも走り、走り、
6月が終わろうとしている。6月は終わった事柄が非常に多かった。自分の人生において割と大切だったものも含まれるけど、無くなった今も私は何とか生きている。悲しくない訳では無いけれど、終わった何かが側になくても案外生きてゆけるんだな。本当に大切なものを失った時のどうにもならない悲しみがあったからこそ、本当はそこまで大切じゃないものが分かる様になったのかもしれないな。
くじ引きをする君を見て 欲しいものが出るまでやり続ける君を見て 欲しいものが手に入った途端 くじ引きを辞めてしまった君を見て 私は君に君の欲しいものを全て出してしまったのだと感じた。既に私の事を必要とする必要が無いからこそ 君からの連絡は帰って来ないのだ。もう私が君にあげられるものは無いけれど、同じ事柄を与え続ける事なら出来る。でも既に欲しかった物が手に入った君は至って満足気だ。ここに戻って来る事は無いのだ。同じ物を何個も欲しがる人は居ない。それときっと一緒だ。当たり前だ。違
走っても間に合わないし 歩くだけでも疲れるし 立ち止まってもひとりぼっちだし もうこのまま海に行って 静かに飲まれてしまおうか いい事もやな事も全部 私だけが無かった事になっても 他人の記憶には残ってしまうのだろうし あ、でも君もいつかは必ず死ぬから いつかは全部無くなってしまうね それなら何をしたって構わないかな とりあえず私に煙草を教えてよ 身体に悪い?今更そんな心配するの?誰も大切じゃ無いから 私は私を壊したいの 君も一緒に壊れてよ 早死したらまた空の上で会えるかな 「
渋谷駅前に堂々と飾られた「真赤」の歌詞。大好きなロックバンド「My Hair is Bad」の歌詞がこんなに人目につく所に飾られてしまうのは少し寂しい気持ちにもなるけれど、実際に見てみると涙が出そうになるくらい、嬉しさと共に感傷的な気持ちが込み上げてきた。 もう二年半前のこと。私たちは別れてからも友達だった。ただの友達では無く、お互いが辛い思いをする友達だ。寂しさが故に自らその道を選んだのだから仕方が無かった。彼にはずっと好きな人がいた。私にも忘れられない人がいた。そこか
ねえ今日はアルコールじゃなくて 一緒に頭痛薬を飲もうよ 全ての痛みを忘れてさ 隣で一緒に眠ろうよ 「今日は星が綺麗だよ」 綺麗じゃない星なんてあるのかしら どこかにかくれんぼしてるだけで 永遠に輝いているのに だから今日はもう眠ろうよ 「抱きしめて温かいから冬は好き」って じゃあ春になったら私たちどうなるの? 季節が君を温めるなら 私とはもう会えないの? ああもういいや 副作用で眠いんだ おやすみ 君も眠くなったら ここにおいでよ
夢のようにきらびやかな日々は、未来に行くと共に絶望に変わってしまう。未来の私、現在の私。どうでも良くなっているのにどうでも良くないし、1人になりたいのに誰かと一緒に居たいと思っている。何が言いたいかと言うと、ずっと疲れてる。全てを放棄したいけど求めているものはある。何を求めているのか、明確に分かってはいる。安定、独占、永遠。その3つはずっと私の所にはやって来てはくれない。主役にはなれなくて、いつも誰かの、そして何かの代わりになっている。(仮)が外れないまま今までふらふらと生
間違いの繰り返しで人は強くなれると言うなら 最初から正しい答えを選択してしまったことがいけなかったの? もっとちゃんと間違えてれば もっと強くなれたの? 正解も不正解も分からないのに じゃあ今までは正解の連続だったの? 何が正解だったの? 間違いは無かったの? なんて1人でぐだぐだ思いながらいつの間にかこの時間になっている。普通なんてないのに 誰かの価値観による"普通"に当てはめられてて 異常だなんて言われて。何を言われようと 嘲笑われようと 別にいいです もう勝手にしていて
休日、清々しい程の晴れ。寝起きの私はベランダに忍んで日向ぼっこをしていた。するともう1人の自分が影になって現れたのだ。 もしもう1人の自分が居たとして 顔も性格も考え方も全く一緒の人が居たとして 私がその人と出会っていたら確実に殺そうと思っていたくらい数年前は自分の事が大嫌いで憎かった。つまりは何度も自分を殺そうとしていた。 今はそんな事も思わなくなって ちょっとは生きやすくなった。「もっと自分の事愛せるようになれるといいね」そう言葉を掛けてくれた友人には感謝しても
いつだって愛は脆くてくだらない。なのにいつだってあの当たり前だった日常は愛おしい。当たり前が当たり前では無くなった瞬間、人間は壊れてしまうことに気づいた秋。壊した本人は今でも楽しそうにあの新しい彼女と当たり前を過ごしている。その傍らで私は今でも悔やんでいる。どうして私がこんなに苦しんでるのにあの人は今でも笑っているの?たった1回の一生を傷つけられて黙ってられないよ。じゃあどうする?もしもう一度があるとするなら、戻るの?ううん、絶対に戻らな