mayu

文章を書いていると無になれて心地よいので無になるために書いてきたものを少しずつ載せていきます。

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最近の記事

お洋服に思い出が重なる

2024/11/4 LIVE出演させて頂いた 「The Piano Meets...」での衣装についてお話します。 今回の衣装ワンピースとハット(キャノチェ)は Victorian maidenというクラシカルなスタイルが得意なロリータブランドのものです。現在はデザイナーさんなど一新されているようで、私が着用しているものは数年前のブランド前体制のものとなります。 LIVEが決定する前のイベント参加時から、このお洋服を着てこのコーディネートで歌うんだとイメージしていました。

    • 240610電話

      240610電話 例えば今ダムのふちにいるよって言われて 最後に話したいと思ってもらえる事がそのひとりにそのいちばんに選ばれることが果たしてしあわせなんだろうか 自分の言葉ひとつで他人/たいせつなひとの行動を止められるのか  厳密には選択肢の先の台詞ひとつで ただ傍観している側になるのか 最善の選択肢で結末を変えられるかもとはリスキーで、一生後悔とともに生きていくのか そう考えるだけで突き落とされる  トラウマうめつけられたら もうどうにも生きていく先々で蘇り続ける事があっ

      • 「まゆちゃんのファンです」

        友達が亡くなった事を知った日の夜から、しばらく暗闇とか黒いものとかそういうのが恐いと思ってしまうようになった事を思い出した。 私が何者でもなかった、いまみたいに音楽もなにもしていなかった、ただのクラスメイトだった頃に「まゆちゃんのファンです」って書いてくれた手紙がいまでも手元にある。 その子は事故で亡くなってしまったので、新聞に名前が書いてあってそれで知った。家族が私と同じ学校の人の名前があると言うので見てみると、その子の名前だった。 亡くなってしまった事を知ってすぐに

        • 夏はグロテスク

          家族が入院する日。 きょうだいと同席してお医者さんから治療の説明を受けていた。細胞を取り出して、また来るべき日に体内に戻すのだと言う。少し特殊な治療内容の話を具体的に聞いていると気分が悪くなってきてしまった。 私は保健の授業で“怪我の手当て”の映像見たときも貧血になったし、友だちが骨折した話を詳しくするのもほんとうに聞くのが嫌だった。医療系ドラマは手術シーンがなくても当たり前に見られない。 パイプ椅子のぎぃぎぃという音で、気を紛らわせようとしていた。それでも耐えられなくな