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ワークショップ「野菜くずから色を取り出して絵手紙を描こう!」を開催します。

狛江は絵手紙発祥の地と言われ、駅前にはたくさんの絵手紙が飾られています。
そこでこの度、生活の中で出る野菜くずなどのごみから色を取り、それを使って絵葉書を描くワークショップを開催します。
(※このワークショップは、市民の視点からまちの“循環”を考える、狛江まち-トランジションラボを主宰する『studioTRUE』が実施します。)

絵手紙には絵の具が使われています。

その絵の具はほとんどが技術的に作られたものです。
しかし、世の中が技術的に発展する前の時代、絵の具は有機物から作られていました。
岩や土、植物や虫など、色素を含む有機物を粉状(顔料)にし、それをメディウムと呼ばれる溶剤と混ぜてペースト状にし、使っていたのです。
現在もそのような天然の有機顔料は存在していますが、技術的に作られたものと比べると発色や色もちの問題であまり使われなくなってきています。
一方で、そのような有機物が持つ色の美しさ、そしてその面白さは大いにあります。

都会での生活で石や土、植物や虫が身近になくなってきた時に、手に入れられる有機物はどのようなものでしょうか?

野菜くずは身近な有機物であると同時に、自分の生活と直接に紐づき、さらにまちや社会と繋がっているものです。野菜くずは家の中で不要なものとして捨てられ、各自治体ごとに回収されたのちにゴミ処理場で燃やされます。
不要なものとして捨てるだけではなく、野菜くずから何か新しいものが生まれるような、不要なものが素敵な何かに生まれ変わることができるという新しい視点を得るために、今回は身近にある、生活の中で出る野菜くずから色を取り、絵の具にしてみたいと思います。

例えば玉ねぎの皮はすごく綺麗な黄色の色素を持っているし、アボカドの種と皮は可愛いピンク色、紫キャベツは紫のような青色、コーヒーかすはどっしりとした黒茶の色を作ります。
野菜くずの面白い側面を知ることで、自分が普段生活の中で出してしまうごみへの新しい向き合い方につながるかもしれません。

ワークショップの内容

身近な色の勉強をレクチャー形式でしたのちに、絵手紙ワークショップを行います。
絵手紙ワークショップではまず、コーヒーかすで黒茶色のインクを作り、モチーフを見ながら葉書に絵の輪郭を描きます。
次に、玉ねぎの皮や紫キャベツなどの野菜くずから色を作り、色をつけたい部分を塗ります。
足りない色は市販の天然顔料も使います。
身近なもの、家にある要らない野菜くずから色をとって絵を描くという実験から、身近な不要物の再利用方法について考えを深めます。


■野菜くずから色を取り出して絵手紙を描こう!

 日時:2025年1月19日(日)14時〜17時
 場所:狛江市防災センター3階
 対象:小学校高学年〜大人
 参加費:無料
 定員:25名
 申込:以下の応募フォームからお申込みください
      
https://forms.gle/u6uX28jpUz3jQM6Q7

※注意点
・こちらは小学校高学年〜大人に向けてのワークショップになります。小学生のお子様が参加される場合は、必ず保護者の方とご応募ください。
・参加にあたっては、上記の応募フォームに必要事項を記入のうえ、送信を完了してください。締め切りは1週間前の1月12日(土曜)とします。
・送信を完了した時点で【参加確定】となります。
・定員に達し次第募集を締め切りますのでご了承ください。
・何か質問などある場合は、お気軽に info@studio-true.netにご連絡ください!

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