4ヶ月でIoTソリューションを市場投入　UX向上＆関連プロダクトを統合したスマートブラインドアプリ

▼クライアント
Hunter Douglas N.V.（ハンターダグラス・エヌ・ブイ） 様
https://www.hunterdouglasgroup.com/

▼業種
消費財｜家具・インテリア・雑貨｜インテリア

▼サポート内容
IoTソリューション『Bliss Smart Blinds』の企画・設計・デザイン・開発・運用

▼DXの分類・目的
派生事業（既存市場×新規資産）｜新製品・サービスの開発

▼キーワード
アプリ開発｜IoT｜Bluetooth｜UIデザイン｜UXデザイン｜アジャイル開発｜スマートホーム・スマートビルティング

オランダのロッテルダムに本社を構え、世界100ヵ国に事業法人を展開するインテリアメーカー「ハンターダグラス」。同社が製造・販売する革新的かつ高品質なウィンドウカバーは、全世界で数百万の住宅・施設に取り入れられている。

モンスターラボは、ハンターダグラスのスマートブラインドブランド「Bliss」専用のアプリ『Bliss Smart Blinds』の企画から運用までの全工程を担当した。

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■課題

家具・インテリア業界のデジタル化に伴い、さまざまなメーカーがスマートブラインドを販売。ハンターダグラスもまた、業界内での競争優位性を担保するため、デジタル施策の推進が急務となっていた。

ハンターダグラスはすでにIoTソリューションを提供していたが、ブリッジ（中継器）でデバイス間を接続する旧来の形式だったため、セットアップに手間がかかるなどユーザビリティに課題を抱えていた。

そのため、新たなデジタルプロダクトにはCX（カスタマーエクスペリエンス）向上を目的とし、操作性の高いUI/UXデザインが求められた。また、同社が提供する複数のプロダクトの統合も課題に挙げられた。

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■ソリューション

IoTソリューションの通信方式には、使いやすさ、デバイスの互換性、消費電力などを考慮してBluetoothを採用。

これによってブラインドとアプリをダイレクトに接続し、ブリッジを必要としないシンプルなデジタル体験を実現。複数のブラインドのグループ管理、ブラインドの開閉・調光のタイマーの自動操作設定、音声アシスタントによる操作などを簡単に行うことができるようになった。

特に課題となっていたセットアップ方法にはQRコードを活用。ユーザーはアプリでQRコードを読み込み、簡単に初期設定を行うことができる仕組みを取り入れた。

開発フェーズでは、アジャイル開発によるスピーディーな開発を実施。ハンターダグラスのエンジニアリング＆プロダクトチームとモンスターラボのテクノロジーチームの協業により、わずか4ヶ月でモバイルソリューションを市場に投入することができた。

アプリは、ディーラーコードの入力によるブランドカラーの切り替えを可能にし、関連会社のプロダクトにも対応できる仕組みを構築。8種類以上のプロダクトをサポートしている。

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■成果

アジャイル開発により、短期間で複数のハードウェアに対応したアプリをローンチ。課題となっていたCX向上を図る、操作性の高いIoTソリューションを実現した。また、関連会社のプロダクトにも対応しており、同社のデジタル施策推進に寄与した。

モンスターラボは現在もハンターダグラスとのパートナーシップを継続。新機能の追加や新製品への対応など、さらなるサービス品質の向上を目指してサポートを続けている。

（情報公開日：2021年3月26日）

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