来年の春は富士山を見に行きませんか
こんにちは、気象予報士の片山美紀です。
おうち時間に楽しむ、妄想お天気トリップの第2弾は、
わたしにとって大切な場所のひとつ、静岡です。
実はわたしは今年の3月末まで、平日は毎日、関東から静岡まで
新幹線に乗って通勤していました。
静岡市にあるテレビ静岡という放送局で、天気予報のコーナーに出演するため通っていました。2年半もの間、祝日も関係なく月曜日から金曜日まで通っていたので、合計およそ600日近く、、、夏休みと年末年始を除いても、往復で1000回近くもの回数、新幹線に乗りました。(計算してみて、びっくりしました・・・!)
大きな事故に巻き込まれることもなく、安全に運んでくれた新幹線ひかり・こだま号には感謝の気持ちでいっぱいです。この車内で仕事をしたり、くつろいだり、物思いにふけったり、わたしの「第2の部屋」と言わせて頂いてもいいくらい居心地の良い空間でした。
東海道新幹線に乗ったら、やっぱり見たいのは、富士山。
静岡へ向かう時は、E席の窓側を狙いましょう。
富士山を見るのに一番のおすすめの季節は「春」です。
実は、富士山の姿が最もよく見える季節自体は春ではなく、
太平洋側で晴れやすい冬なのですが、
冬はまだ富士山の雪化粧の範囲が狭いことが多いんです。
(写真:12月の富士山)
銭湯などで描かれている、雪をしっかりかぶった典型的な富士山は、
おそらく春の富士山なのではないでしょうか。
(写真:3月の富士山)
富士山の雪が春に多い理由は、春は本州の南岸(つまり太平洋側の地域)を低気圧が頻繁に通過するためです。
低気圧が通ると、関東など太平洋側で雨の日が多くなってきますが、標高3000m級の富士山頂では、まだまだ雨ではなく、雪が降ります。
(冬に日本海側で大雪になっても、同時に富士山で大雪になることは基本的にはありません。)このため、春に富士山ではしっかり雪をかぶった富士山が見られるのです。
しかし、雪が増える一方で、地上でくもりや雨の日が増えるのが春なので、
富士山を見るには天気予報のチェックが欠かせませんね。
運も結構、必要になってくるかも・・・
2年半の間、たくさんの静岡の観光スポットを巡りましたが、どうしても行けなかった所もあります。静岡で行ってみたかった所は、富士山や三保の松原といった絶景が楽しめ、素晴らしいサービスを受けられるという、
日本平ホテル。
こんな絶景が見られ、「風景美術館」とも呼ばれているそうです!
https://www.ndhl.jp/
ここへはぜひ一人で泊まってみたかった。
一人でちょっと高級なホテルに泊まり、そこでゆっくり考え事をしたり、
美味しいごはんを食べて、贅沢なマッサージを受けて、何事もなかったかのように帰ってくるって、最高に大人になった感じがして、今まで憧れていたんです!
大人になったらやってみたかったことのひとつ。
そして、ここからは、子どもの頃に戻って楽しめるようなスポットの紹介を。
ちびまる子ファンは清水にある「ちびまる子ちゃんランド」へ行くのがおすすめ。ここでは、ちびまる子ちゃんに出てくるキャラクターたちと出会え、さくら家やまるちゃんたちの通う小学校などの世界を体験できます。
土日は静岡県外のナンバープレートの車で駐車場が埋め尽くされるという、
炭焼きハンバーグレストランの「さわやか」も外せません!!
ちょっとレアな肉厚ハンバーグは、絶品!やっぱり「さわやか」じゃないと味わえないのがこの肉感です!!
このハンバーグ、「げんこつハンバーグ」というメニューですが、
なぜ「げんこつ」なのかは、注文してみると分かります。大人も子どもも満足できる美味しさですよ~!!
また静岡へ行ける日が待ち遠しいです。
来年の春は、雪のかぶった富士山を見に行きたいなあ。
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