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降水確率何%で傘を持つ?

沖縄や奄美で梅雨が始まり、本州でも雨のシーズンが近づいてきました。
天気予報で必ずといっていいほど、
伝えられる「降水確率」。みなさんは気にしますか?

この降水確率が一体、何パーセントなら傘を持つべきなのか?

そんな街の方の素朴な疑問に答えました!

そもそも、降水確率とは、どういう意味か?
改めて、きっちり定義を調べてみましたが、どうも分かりにくいです・・・。

例えば、「東京の降水確率70パーセント」の場合。
これは、「この予報が100回出た場合、そのうち70回、雨が降る」という意味。ちなみにこの場合、雨が降るというのは、東京地方のどこかで、1ミリ以上の雨が降るということ。

また、降水確率について、よく誤解されるのが、
降水確率が高いほど、雨が強い・大雨になるのでは?というはなし。

実は、降水確率の高さと雨の強さ・量は関係ないんです!

降水確率80パーセントでも、しとしと弱い雨が降ることもあれば、
降水確率30パーセントでも、土砂降りの雨になることもあります。

では、本題の「降水確率何パーセント」で、傘を持てばよいのか?
個人的には、真夏なら30パーセント以上で、それ以外の季節では40パーセント以上で傘を持っています。真夏の局地的雷雨はちょっとした短い時間でも降られると困りますからね。

そして、私以外の気象予報士の皆さんはどうなのかなと思い、アンケートを取ってみました!


気象予報士30人の平均は「約40パーセント」でした!

いつもカバンに折り畳み傘を入れているという人もいれば、
家を出るその時に降っていなければ傘は持たないという人も。
気象予報士かどうかというより、かなり性格が出ますね。

しかし、最も多かった意見は、降水確率だけでは判断しない。それは確かにそうですよね(;'∀')


今回の結論はこちらです。

このような天気や天気予報にまつわる素朴な疑問をお持ちしています!

このコーナーは私の提案でスタッフさんと企画して始まりました。
私の天気予報コーナーでは、毎日、自由に私のやりたいことを紹介しているのですが、私が伝えたいことと、皆さんが知りたいことって、ずれていないか?と思ったからです。質問を受けることで、私自身も新しく学べることや気づきもかなりあります。

質問は、テレビ静岡「てっぺん!」へのメール(teppen@sut-tv.co.jp)
もしくは、匿名でできる質問箱のマシュマロでも受け付けています!!
曜日も頻度も全然決めていませんので、ゲリラ的に放送すると思います!

どうぞお気軽にお送りください!(一応、次回は23日水曜日の予定です、一応!)

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