別れ
遠方の家族、友人、恋人などと別れる時、見送る方と、去る方、どちらが辛いでしょう…。
例えば、次いつ会えるかわからない。
だけど、別れた瞬間会いたくなるような人なら、別れはかなり寂しいですよね。
遠方に友人や親戚が多い私は、度々こういった場面があります。
その友達と別れて、
バスなり
電車なり
車で立ち去る時
その瞬間が一番辛い。
正直うるうるします。
帰りたくない場所の時には、今以上にウルウルでした。
しかし、帰る側には、
「今から帰る」
というミッションがあります。
電車の切符を確かめ、時刻を確認し、乗り場を探し、乗り換えを心配し、
しかもお土産で膨らんだ重い荷物を持って…
とか
車なら、道路を確かめ、交通情報に気を配り、安全運転で帰ろう、どこで休憩しよう、
どこかで給油しないと!
など、考えることはたくさんある。
それでも帰る道中は、
楽しかったなあ…
と、会っていた時間の出来事を色々思い出して、幸せな気持ちになる。
寂しいけど、それより幸せな時間を思い出すことの方が多い。
家に帰り着くと、洗濯をしたり、荷物を片付けたり、お土産分けたり…
バダバタしたまま疲れて爆睡する。
一方送る側は
元気にバイバイーイと見送る。
帰っちゃったなーっていう寂しさを感じながら帰宅し、その人がそこにいた痕跡を感じ、急に寂しくなる。
さっきまで、そこにいたのに…
さっきまでそこで一緒におしゃべりしてたのに…
無事に帰って行ったことを、ホッとしつつも、片付けしてても、洗濯してても、あちこちに残る痕跡を感じるたびに寂しさはつのる。
今どこだろう…
そろそろ帰り着くのかな?
ずっと気になる。
帰り着いたよ。ありがとう
そんな連絡があって、見送った方もようやく、
感傷が終わる。
果たしてどちらが寂しいのか?
どちらも寂しいにしても、私自身は見送る方が辛いように感じます。
(圧倒的に見送られることが多いけど)
しかし、どちらの場合も、数日間は
昨日のこの時間は、〇〇で△△してたよな。
とか、
1週間前の今日は、◻︎◻︎さんと一緒にどこそこに行ってたのにな、
なんて思い出すのは同じ。
やっぱり別れは寂しいものです。
だけど、又次会える日を楽しみに、次の日からも頑張って生きていく。
その楽しみがあるから、頑張れるんだよな。
今回も、大切な、別れた瞬間にすぐ会いたい友や、大好きな叔父叔母と、幸せな時間を過ごし、新幹線に乗った。
いつどんな状況になるかわからない。
もう行けないかもしれない。
寂しい。
だけど、又きっと来るんだ!
今は
「無事に帰る」というミッション遂行中。
旅行記は改めて書くとして、しばらくは、夕焼けに染まりつつある車窓の風景を眺めながら、今回の旅行の余韻に浸りたいと思います。
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