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私の広島

今日は、広島に原子爆弾が落とされて77年目。
朝NHKで、広島の式典の模様が中継されていて、小学生のスピーチをきいて、ちょっとウッと来てしまった私です。

現在の世界情勢や、恐ろしい映像をニュースで見ている今、平和への想いは、さらに強くなっていると思います。

自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。
本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。
本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。

平和への誓い (2022平和記念式典)より

この言葉に、大いに共感するとともに、
これは世界の問題だけでなく、私たちの日常においても、同じだと思いました。
本当の強さを持っていれば、人と人とのいさかいの多くも、なくなるのではないか。

自分も強くありたい。
そんな風に思った朝でした。


さて今日は、広島についての思い出を語りたいともいます。

初めて広島に行ったのは、中学1年生の時でした。
母方の叔父が、海上自衛隊の呉基地にいたので、遊びに行きました。

小学校5~6年生の時、担任の先生の影響を受け、
戦争のこと、原爆のことに関心を持ち、
近くで行われていた原爆写真展を見に行ったり、
色々調べてノートにまとめたり、新聞作ったりしていました。
お金をためて分厚い写真集を買ったりしたのですが、
やはり実際に広島に行ってみたい。
そんな気持ちが高まっていた時でした。

始めていった広島。
写真で見ていた原爆ドームを目の前にして、
原爆資料館にいって、多くの写真や遺物を見て、
かなりのショックを受けたことを思い出しました。

その後、学生時代は、今はなき広別汽船に乗って、何度も広島に行きました。
音戸の瀬戸に行って、平清盛を思ったり、呉の基地を見学したり、
戦艦大和のミュージアムに行ったり、宮島の厳島神社に行ったり、瀬戸内の海で海水浴をしたり・・・
楽しい思い出もたくさんあります。

嫌いだった牡蠣が、こんなにおいしいものだったのか!と知ったのも、この時でした。
本場の新鮮な牡蠣は、本当においしかった。

一番最近広島に行ったのは、
息子が九州から静岡まで車で来るときに同行し、息子が広島に行きたいと言い(幼いころ来ているんですけどね)
私も広島の後輩とも会いたくて、広島で一泊した時です。

原爆ドームは、変わらずにそこにありました。
在りし日の写真もわかるようになっています。

資料館などでみた、投下前と投下直後の写真や、荒野に立つ原爆ドームを思い出します。

はだしのゲンに、かなりの想いがあった息子は、
その漫画のアングルに行っては、
ここで・・・この場所で・・・
とつぶやいていました。

原爆ドームは、何度見ても心が辛くなるし、
今清らかに流れる元安川も、目をつぶると、恐ろしい光景が浮かんでしまう。

原爆ドームに近づくと、更に心がざわめく。
この内部は当時のままだという。

そういえば、前にここではじめて撮影された、というドラマを見ました。
三浦春馬さんの遺作、「太陽の子」だったかな??
また違った意味で、悲しくなった作品でした。

「この世界の片隅に」

もまた、素晴らしい作品でした。
これは呉市が舞台でしたので、呉の風景もまた懐かしく見ていました。
すずちゃんの、けなげな生き方と、厳しい現実。
でも明るく生きる姿に、感心し、感動しました。

ものすごいスピードで、復興を果たし、大きな都市となった広島。
しかし、まだ後遺症や、辛い記憶に苦しんでいる方もいます。

8月6日、8月9日、8月15日
戦争について考えることが多いこの月に、
戦争の恐ろしさ、悲惨さを再確認して、絶対に戦争を起こさない!!
という決意を新たにしたいと思います。

そして、楽しい思い出がたくさんある広島。
次に行った時は、しまなみ海道を、サイクリングしたいです。
美しい島々をサイクリングしたら、なんだか素敵な物語が生まれそうな
そんな予感です。
予感・・・です。  多分・・・

最後に、広島で食べた、広島風お好み焼きと、美しい尾道の風景を載せておきます。

お好み焼きは、関西風、広島風、どちらがいい?
私はもちろん、両方です!!
別物としてどちらも大好きです💛

本当はお好み村で食べたかった
尾道水道
尾道 千光寺からの風景
いつか行きたい、しまなみ海道

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