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こおろぎ

数日前の夜、パソコンに向かっていたら後ろでカサカサ…

もしやGか⁈
後ろを振り向くと、なんとこおろぎ‼️

家の中に?

こおろぎを見たのは何年ぶりだろう。
昔はよく捕まえていたけど、最近は見かけなかった。
まだ若いこおろぎのようだけど、どこから入ってきたのかな?

こおろぎといえば思い出すのは、
映画「ラストエンペラー」

実際に紫禁城で撮影された映像は、ほんとに素晴らしかった。

大清帝国第12代、そして最後の皇帝、愛新覚羅 溥儀の数奇な一生は、史実に基づいているとのことで、かなりの驚き、ショックを受け、感動しました。
日本史上最後の征夷大将軍、江戸幕府最期の将軍、徳川 慶喜と、少し重なる気がします。

この映画を見に行った後で、中国に行って、実際に紫禁城を見た時は、もう大興奮。
そしてすごく感慨深かったことを思い出します。

《この後、ちょっとネタバレです》

最後に、観光地となった紫禁城にやってくる溥儀。
自分の椅子だった玉座は、もう自分のものではない。
しかしその脇の容器を開けると、昔自分が入れたこおろぎが出てくる。
いや、こおろぎそんなに長生き?
水も餌もないぞ‼️
と言うツッコミは置いといて…
それでも感動する場面でした。

私にとってこの映画、何度でも見たい映画の一つです。

舞台は満州。母が生まれた場所です。

満州といえば…

私は「少林寺」という映画が大好きで、数えきれないほど何回も見てます。
しょーーりーんしょーりーん♪
な音楽が流れると、今でもワクワクします。

その映画の主役が李連杰リーリンチェイ
現在の、ジェットリーでした。

そんな大好きなリーリンチェイは、中国の東北部(旧満州付近)の出身で、
「以前親が日本人に酷い目にあったから、日本人は嫌いだ」
と言っていたと当時週刊誌か何かで見ました。
本当に言ったのかどうかはわからないけど、
すごく悲しかった。

戦前、戦争中は、色んなことがあったようですが、その頃の話を聞いたり調べたりすると、
確かに戦争中、正常でない倫理観の中で、悲しい出来事がたくさんあった。
しかし民間人レベルでは、お互い助けたり、助けられたりしたという話もある。

きっと今だって、そうだろう。
どこかの国が非難を浴びる行動をしていたとしても、その国民だからって、その人がそれを正しいと思っているとは限らない。

人間の善意が、思いやりが、国を超えて広がりますように…
と思います。

さて、
こおろぎで、えらく大きな話になってしまいましたが、そのこおろぎ、だと思いますが、

昨日遺体で見つかりました。
餌がなかったからなのか、
ゴキブリ用の薬を食べてしまったのか、
理由は分かりません。

あの時捕まえて、外に逃してあげればよかった、と後悔しました。

その夜こおろぎの鳴き声のような音が、庭で聞こえました。
あのこおろぎの兄弟だろうか…
まだこんなに暑いのに、もう秋の虫たちが鳴き始めているのだろうか…

暑さもいい加減懲りて、早く秋にならないかなんて思うこの頃ですが、
それぞれの季節を楽しんで、過ごしていきたいと思います。


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