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自分の選択の責任は、自分でとっていくもの。登山も人生も、全ては自己責任。

どの山にも、登山道の入口には決まって同じ文言の看板が記載されています。

入山は自己責任です。
計画性を持って、無理な登山は避けましょう。

そう、登山はすべて自己責任。

山の高さやルートにもよりますが、転んだり高いところから落ちたりすれば命の危険があるのは、いうまでもありません。

時期によっては熊に遭遇する恐れもあるし、明るいうちに下山できないと辺りがよく見えなくなって道に迷ったり、遭難したりする可能性だってあります。

そんなリスクを背負ってまで、なぜ山を登るのか。

「登る」という行為そのものが好きだから。
山頂からの絶景をこの目で見たいから。

理由はさまざまですが、なにかしらの目的があって「登る」という選択をしたのは確かです。

安達太良山の頂上からの景色
月山の頂上付近からの景色

命の危険を背負ってまで、目的達成のために山を登る。

そこでもし怪我をしても命を落としても、誰にも文句は言えません。

山登りなんてしなくたって日常生活は送れるし、別に誰も困らない。
そこにわざわざ危険を犯してまで「登る」という選択をしたのだから、やっぱり全ては自己責任なのです。

登っている最中も、「次はどの岩に足を乗せればよいか」といった小さな選択もあるし、「このペースだと日の入りまでに下山が間に合わない。登頂は諦めよう」といった決断が必要なこともあります。

自分のとった選択が、自分の命を守ることにも捨てることにも繋がる。

これって、人生もまったく同じだな、と山を登るたびに思います。

今この時間になにをするのか。
寝るのか、本を読むのか、SNSを徘徊するのか、noteを書くのか。

どんな仕事をして、どんなふうに生きていくのか。
今のキャリアをどこまで登り詰めて、どこから終わりに向けて下山するのか、決めるのは自分です。

なにか思いもよらぬ事故やハプニングが起きたとき、つい環境や他人のせいにしてしまいたくなるけど、今の自分は過去の選択の積み重ねが作ったものなんですよね。

絶景を求めて、リスクを背負って人生の山を登るのも正解。
リスクを回避して、登らない選択をするのも、ひとつの正解。

いずれにしても、「自分で決めた」という納得感を持って歩んでいきたいものです。



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