嫌なことを、ちゃんと「嫌」といえるようになりたい。
最近、本っ当にツイていません。
久しぶりに、もうなにもかも放り出して逃亡したい気持ちになっています。
パラレルワーカーとして働いていると、そのぶん関わる組織や人数も増えるわけで。
なぜかここ数週間、あっちもこっちもトラブル続きで「もう勘弁してくれよ」状態でした。
しかも、そのトラブルの内容が「いや、私にはどうしようもなくない?」「さすがに言いがかりじゃない?理不尽じゃない?」ってことばかりで、家で何度かメソメソと泣きました。
もちろん、私にだっていけないところはあるけど、あんまりだ。
ここしばらくずーっと機嫌が悪い私を見かねてか、ついに夫に言われてしまいました。
「嫌なら、ちゃんと嫌っていいなよ」って。
嫌なことは嫌だと、私が自分の口から言わないと、一生伝わらない。
そんなこと頭では分かっているのに、どうしてこんなにも難しいのだろう。
私は、嫌なことを嫌だと人に伝えるのが苦手です。
というと、すごく優しくて、控えめな性格なのかと思われそうですが、本性は真逆。
すごく気が短くて、人になにか指摘されようものなら「それを言うならお前もなあ!?!?」と言い返してしまいたくなるような、けっこう「イヤな奴」なんですよね、私。
実際、今でも距離感の近い家族とかには、良くないと分かっていつつも「は?私のせいにすんなし」と普通にブチ切れてしまいます。
けど、数々の失敗から「それでは人間社会で生きていくことはできない」と悟り、他人と関わるときには、本心はめちゃくちゃ怒っているのに「分かりました」とニコニコする技を覚えていったのです。
でも、それを重ねるごとに、「嫌の伝え方」がどんどん分からなくなってしまって。
ただ、ことの経緯や理由を説明したいだけなのに「口答えするな」「言い訳するな」と怒られたり、私は全然関係ないのに「これやったのアンタだよね?」と、知らない間に原因が他者から私にすり変わっていたり。
弁解しようものなら、また生意気だと怒られたり、嫌われたりする。
「自分の非を認めないヤツ」と、不名誉な称号を与えられる。
昔からそんなことの連続で「今だけ我慢すれば」「ここだけグッと堪えれば」と、その場を自分のせいにして、やり過ごしてきたことがたくさんありました。
「嫌」と伝えることでさらに関係が拗れるくらいなら我慢した方がマシだし、面倒臭いヤツだって思われたくもない。
明るくカジュアルに「あ〜、それ私ちょっと無理かも!」「え、それ私じゃないよ〜!」と伝えられればいいのだろうけど、それがどうしてもできなくって、嫌な気持ちを伝えるときはすごく深刻に、涙ながらに訴えることしかできないのです。
だから、私にとって「嫌なことを嫌と言う」って、その人との関係が終わってもいいと思えるくらい我慢ならないときに使う、最後の切り札のようなもので。
嫌なことを嫌だと言えるようになりたい。
できれば、深刻過ぎず、大袈裟過ぎず、「ちょうどよい」感じで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?