引っ越しで起きたトラブルについて(入居編)
以前書いた記事の続きです。
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引越し業者選定でイラッとした部分はあったが、入居日までは特に何の問題もなく引越しに向けて準備を進めていた。そう、入居日までは何の問題もなかったのだ。
入居日の午前中、ガスの開栓に立ち会うために不動産屋から鍵を受け取り、これから始まる新しい生活に少しだけ胸を膨らませながら新居の鍵を開ける。
「あれ?」
部屋に足を踏み入れるなり膨らんでいく疑念。そして疑念は程なくして確信へと変わる。
「なんなんだこれは…」
通常、入居時までに部屋が綺麗に清掃されているはずなのだが汚い。
細かい点はたくさんあるのだが、大きく気になったのは2点。1点目。フローリングにワックスをかけているが、髪の毛等のゴミが床に多数混入している。2点目。ベランダのサッシ部分に埃がびっしりとこびりついており、窓を開けるのにかなりの力が必要な状態になっていた。
はっきりいって手抜き、立派なサボタージュ行為である。これから入居する人間を舐めきっているとしか思えない愚行。怒鳴り散らしそうになるのを抑えつつ、管理会社及び不動産屋に電話。すぐに清掃業者を派遣してもらったため、怒りゲージがMAXに到達する事態はなんとか避けることができた。自ら清掃に立ち会うことで不十分な箇所をその都度指摘したいところではあったが、引越しが午後に控えているため残念ながら立ち会いはできなかった。前日ならともかく数時間前の変更はさすがに困難。一抹の不安を抱えつつ家に戻るしかないのであった。
数時間後、引越し業者と共に新居へ。
まずは再清掃の仕上がりを確認。特に酷かった点は最低限度クリアしていた。ただし「最低限度」だ。よく見れば床はまだ微妙に汚いし、窓も普通に開けられるレベルにはなっていたが、サッシの部分にはまだ汚れが残っている。再清掃を指示してこの体たらくとは。嘆かわしいにも程がある。「あと何回業者に指示したら部屋がちゃんと綺麗になるだろうか?」などということを考えざるを得ないレベルの体たらくであった。もしかすると、既に感覚が麻痺して綺麗・汚いの判断すらできないのかもしれない。管理会社には後ほどしっかりクレームを述べることにし、気になった箇所は後日自分で対応することを決意した。甚だ不本意ではあるが。
荷解きは順調そのものだった。引越しに伴い購入したルーターの設定も無事に終了。さすがにこれ以上トラブルは発生しないだろうと油断している私がいた。
どうやらトラブルは新規入居者を熱烈に歓迎したいらしい。こちらとしてはTo LOVEるでないトラブルなど御免被りたいことこの上ないのだが。
異変に気づいたのは入居して数日後。郵便受けを開けようとした時だった。マニュアルに記載している通りのパスワードを入力しているのだが一向に開く気配がない。管理会社に電話して確認したところ、予想してはいたもののありえない一言。
「あー、お渡ししたマニュアルが間違ってますねー(CV:管理会社のおじさん)」
こいつらは私を愚弄するために存在しているのだろうか?電話越しで罵倒しながら正しいパスワードを聞き出し、郵便受けを開けることはできた。ただし、もはや忍耐の限界だった。
「こいつらは一切信用に値しない。」
そんな感情を抱かざるを得なかった。なにせ、私の入居だけで既に3回も失敗を犯している。さらに、再清掃が不十分だった点からすると失敗に対処する能力すら怪しい。そんなダメな管理会社が管理する物件を選んでしまった私もはっきり言って無能の部類だろう。Googleのクチコミで星2つだったのは残念ながら間違いではなかったと言える。ネットのクチコミを信用するタイプではないのだが、今後は留意することにする。
最後に、この引越し関連で発覚したトラブルがもう一件あったので書いておこうと思う。
福岡市中央区での生活にも慣れ、冬の足音が近づいてきた11月中頃のことだった。起床して肌寒いのでエアコンの電源を入れたところ、嗅覚を殴りつけられたように感じた。エアコンから吐き出される空気が異常にカビ臭い。10分程度窓を開けても一切解消する見込みなし。
管理会社に電話し、清掃業者を派遣してもらえることとなった。まあ清掃自体は全く問題なかった。清掃業者が当初の清掃予定日に現れず、再度予定を調整する必要があったことを除けばであるが。というか最初から清掃しておいて欲しい。
引越しでトラブルが発生することはあるだろう。ただ、今回のようにトラブルが何件も発生するのは珍しいケースではなかろうか。
次に引越しする際は今回の教訓を活かしたい。