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TGF初心者が勝手に綴る、TGF2021個人的振り返り

はじめにのごあいさつ

フェスの閉幕から3か月ほども経ちましたが、ようやく記事の準備が出来たので、タイトルにある通り個人的な振り返り等をしていきたいなと思います。
私は今回、制作側として参加し(プレイヤーとしても参加してました!全てではありませんが何作品かプレイさせて頂き、感想やFAなども送らせて頂きました!)、多くの発見とフェスならではの楽しさを味わうことのできた約半年でした。

1.「初めて」だらけのお祭り

TGFのような創作イベントに自分の作品を持ち寄って参加することが初めてであり、憧れの一つでした。その憧れが一つ、現実になったのでフェス期間中は終始高揚していました!笑

見出し通り、このフェスを通して沢山の「初」がありました。
今回、人生で初めて作った作品である2作、「リリスの泪」、「ひまわりの泪」で参加しました。
「ひまわりの泪」は2019年にふりーむ!様の方で体験版を公開していたのですが(2021年8月24日に【完全版】公開に伴い、現在では体験版の公開は停止致しました)、「体験版の雰囲気を楽しんで下さった方はどう思われるだろうか…というか、覚えていらっしゃるだろうか…それに何の実績もない素人の長めの作品をプレイしてくれる猛者っているんだろうか…いたら本当に凄いことだなぁ…」なんて考えていましたが、予想以上の反応を頂きました! フェス終了までの「ひまわりの泪」と「リリスの泪」のDL&プレイ数は500DL以上となりました!! 2作品合わせると1000DL……!!!(無理やりキリのいい数字にする)
数字が全てではないとしても、やはり嬉しいは嬉しいですね! 1DL誰かにして頂けたら、それが奇跡みたいなものだなぁ~と割と本気で思っていたので、この結果には驚きを隠せませんでした。 

プレイ、そして感想、まさかのファンアートまで頂きました。
あり得ない(※あり得た)ことの連続で一時期は何かリアクションを頂く度に心臓が痛くなってました笑
作品にしても、参加にしても、ご感想にしても、応援にしても何もかもが「初」「初!!」「初!!!」でした。
有難いことにフェス開幕前から応援を頂いたり、開幕してからも多くのダイア玉ブースト、ノベコレニュースへの推薦(頂いたコメントやファンアートが紹介された時も嬉しくて、嬉しくて…ニュースをチェックするのがフェス前よりも楽しみでたまりませんでした。我ながらチョロすぎる。そして積みあがる数々の未プレイお気に入り作品の数々…笑)
TOP推薦等、「夢のまた夢みたいな状態だろうから、自分とは縁遠いなと思っていました。
夢じゃなかった…!最終日の最後の最後まで応援頂き、大変嬉しく、光栄に思います。

応援に応えるため、イラストを新たに描いたり、苦手ではあるのですが宣伝も沢山させて頂きました。
応援されているうちが華!! 引っ込み思案な性格と根暗根性は捨て置け!と思い、応援頂いた分、私自身も作品を沢山推しました。推す事が出来ました。推していいんだな、と沢山の勇気を頂きました。

2.バーチャルフェスでの交流

TGF2021の参加によって、全てでは勿論ないけれど多くの素晴らしい作品と作者様に出会うことができ、バーチャルフェスでお話させて頂いたり、キャラアバターとして記念撮影をご一緒させて頂いたりと、普段の生活における
人との交流とはまた違う世界を見て、体験することも出来ました。

フェスで出会った方々は誰もが温かく優しかったです。そして制作者の皆様においては、お話をさせて頂いているうちに、どの作者様も作品や創作にかける熱意が凄まじいとも思いました。
創作は楽しいけれど、同時に孤独感も時折感じていたので「自分の好き」を本気で「好きだ」と作品内外問わず、感じられたことが本当に嬉しく「なんてステキな方々なんだ! そしていい機会に恵まれて、自分は幸せ者だなぁ!」と何度も思いました。
バーチャルフェスの空間はそんな空気感があって、良い刺激を頂けました。
この場をお借りして、お話して下さった方々、名刺交換等快くしてくださった方々、本当にありがとうございました。

バーチャルフェス空間において、その名の通りバーチャル・仮想現実ではあるのですが、アバターの向こうには確実に人がいて(制作者の方だったりプレイヤーの方だったり)、「ノベルゲーム」という共通の大切な世界を共有できる交流の場であり、その中で人の心の温もりに触れられたような、そんなかけがえのない時間と空間だったと思いました。

3.TGF2021の個人的印象


TGF2021はこれまでのフェスよりも(と言っても過去に参加したのは2019年にプレイヤーとしてのみ)、”交流を通した「好き」を肯定する”という印象を受けました。この辺りは色々な方の様々な感じ方があると思いますので、一二七マコト個人が感じたことと思って頂ければと思います。

「創作が好き、自分の作品が好き、あなたの作品が好き」という好きを肯定する/して頂いたことで、新鮮で楽しい時間と機会を頂けたと思っています。

ゲーム制作に限ったことではないですが、何かを1から作り出す・生み出す、それを発信するまでの道程は「好き」という感情以上にエネルギーが必要です。「好きだからやる」には好きという感情を支えつつ補強するためのエネルギーがないと途端に孤独感がまとわりつきます。私自身はそうでした。なので、自分の好きを「いいね」と言って下さったり、私自身が「すごくよかった、あなたの作品に出会えて良かった、楽しかった、面白かった、感動した、続きが楽しみ」等をお伝え出来たり、おススメの好きな作品を語り合ったり…。そうすることが巡り巡って、自身を鼓舞することにも繋がっていました。

4.フェスの影響をうけてからの、今後の制作姿勢について


フェスを通じて人との交流で感じた心の温かさ、作品から感じられる熱量、ユーモア、センス、感動……
どうしたらそれらを表現出来るのか、またはそれらに少しでも、ほんの少しでも近づけられるのかを考えています。
拙作は「日常」の楽しさを織り交ぜながら、それとは相反する不条理さも持った「ダークファンタジー」の側面を併せ持ち、希望を含んだ世界を紡いで綺麗に着地させるというのは、自分にとっては難題もいい所なのですが、頂いたご感想や、レビュー、ファンアート、応援の数々……
フェスで体感した温かさ、素晴らしい作品たちの熱気、それらに応えたいです。応えるために、フェスが終わった現在は『ひまわりの泪 RE:light』(仮題)という作品を作っています。フェスに参加前までは「話の構成的に続編に回して作るべき。そうしないと終われない」という気持ちでしたが、そこへプラスして、「ティラノゲームフェス2021をきっかけに頂いた感動や温もりを作品内にも落とし込もう」とも考えるようになりました。

大げさな話ではなく、フェスに参加していなければ全く違うプロット、エンディングになっていると思います。それだけ、フェスが自分と自分の創作意識・価値観に大きな影響を与えてくれました。「TGF2019」でも「TGF2020」でもない、「TGF2021」に参加したからこそ、得られたものです。ひとえに運営に携わった全ての方々、交流して下さった方々、プレイして下さった方々、応援してくださった方々、あの場を設けて下さったシケモクMK様におきましては、多大なる感謝と共に、「どっち方面に足を向けて寝たらいいかわからないから、三転倒立するね…やっぱもう三転倒立は無理だわ」という心境になっています。……感謝の気持ちでいっぱいということです!!!

創作活動は(苦しい時もあるけど)楽しい、フェスは本当にお祭りみたいで心が弾み、制作者の皆様が作り送り出して下さった作品はどれも誰にも真似出来ない唯一無二で、自由で面白い!ということ以上に、頂いた温かで煌めく希望は自分の中でとてもとても、大きなもので大切なものになっています。

どんな言葉で紡ごうとも、容量の足りていない頭を捻っても、上手い言葉も、気の利いた言葉も出てこず、本当にもどかしいのですがこの度はティラノゲームフェス2021の開幕、本当にありがとうございました。
そして、拙作「リリスの泪」、「ひまわりの泪」を見つけて下さり、ありがとうございます!!

沢山の”好き”を頂きました。本当に光栄であるとしか言いようがありません。

そしてもう少しだけ続くこのシリーズのフィナーレを、いずれ(なるべく近いうちに)お見せ出来たらと今はその所存で制作にあたっています。どうぞその際はまた、彼らに会いに来て下さると嬉しいです。
(まだだよ!という方は、ノベルゲームコレクション様、ふりーむ!様どちらでも公開してますので、ぜひ遊んでみてくださいね! 厚かましいのは重々承知の上で感想等、頂けたらさらに嬉しくて続編制作ブーストと生きる活力が100000000000000×∞倍になります!)

5.形に出来ない気持ちと、形になった思い出


作品を完成させたことでかなりの満足感と充足感を得ることが出来たのですが、人に見てもらって、プレイ頂いた上に「いいね」と言って頂けることのなんという、奇跡が重なったことか。
自己完結していた世界が広がっていく解放感というものを体感出来たなと強く思います。それが制作者としての自分にも、社会の片隅に存在する一人の人間としても、大きなプラスの活力を頂いたことに心が温かくなります。

これからも嬉しい事、辛い事が沢山あるでしょう(希望としては嬉しいことが多い方がいいです、本当に)。
だけど、きっと大丈夫と挫けない心で前を向いて、一人の人間としても、駆け出しのゲーム制作者としても歩いて行こうとそう心に誓う、ティラノゲームフェス2021でした! なんか重いな!! これからも頂いた希望を胸に頑張っていきます~!です!!

そしてフェスの景品について!
諸事情があって、受け取るのが他の皆様より遅れて「景品届きました!」というツイートを見てはニマニマしながら自分の所にも届くのを心待ちにしておりました。

遅ればせながら、自分も景品の方を頂戴することが出来ました!!
リアルバッジにとても憧れていたので、こうしてフェスが終わっても
形となって手元にあるのは宝物のような時間があり、その時間の中で沢山の出会いがあったと、見る度に思い出します。見えないはずの思い出が形になる、というのは本当にステキですね。
ステキな贈り物をありがとうございました!!

おわりに


無事に閉幕出来て良かった!
ティラノゲームフェス2021に関わった全ての皆様、お疲れ様でした!
そして最大限の心からの感謝を!

ティラノゲームフェス2022の開催も一人の制作者・プレイヤーとして
楽しみにしております!

では!

と、終わりたい所ですが、最後の最後の最後に一つだけ。

両手に大きな向日葵を、”私”から”あなた”へ。

『ひまわりの泪』ヒロイン・リラです。
全ての方々へ感謝~~~!!!の気持ち。

フェス期間中、沢山の自作品へのファンアートを頂きました。頂く度に卒倒しそうなのを堪えながら、何度も何度も「ありがとうございます!!!」と叫んでいた記憶があります。そして画面の前でにやけてました。

そんな中、創作人生で恐らく初めて頂いたファンアート、向風鈴さんのリラについて、ちょっとお話させてください。ちょっとです。
 
上のイラストはファンアートを頂いた時から「自分も向日葵を持ったリラが描きたい!」となり、頂いたファンアートを意識して描きました。

この時はまだ完成前で確か体験版を公開した頃に頂いたと記憶してます。まさか完成前にファ、ファンアートを…! 頂くことになるとは…! しかも立体…!と未だに自分が受けた衝撃がすごかったです。
改めまして本当にありがとうございます!!🌻🌻🌻

ではでは、長くお付き合いくださいまして感謝・感激・感動の境地です。
また次の記事でお会いできましたら!

一二七マコト(桃色ちょこリーフ)


TGF2021に参加した作品

『リリスの泪』
双子の天使と、ある女性が出会う事で動き出す泪と星の運命。
『ひまわりの泪』に繋がる超短編。

『ひまわりの泪』
再会の約束を交わした憧れの幼馴染・リラと6年ぶりの再会を果たす・アキラ。楽しい日常が流れていくなか、町ではある”噂”が…
日常はやがて非日常の世界へ。その終幕、”あなた”が見るものは…?
恋愛×ホラーミステリーでダークファンタジーな長編。


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