「ビジョン」って必要?
理念・ビジョン・戦略・戦術シリーズ、2つ目は経営ビジョン。
そもそも、英語のvisionには、視覚・未来像・映像・幻影等の意味がある。
だから簡単に言えば、経営ビジョンは経営理念を「可視化」したものだ。
実際には、理念とビジョンの明確な定義や違いが決められているわけではないため、会社によってその表現の仕方は少しずつ違う。
一般的に、理念は会社の存在意義であり、原理原則的なものであるから、抽象的で漠然としていることが多い。
そのために、どこかつかみどころがなくて、良く分からない印象にもなりがちだ。
前回の経営理念の記事で、会社が理念を持つことは非常に重要だと書いたが、理念は会社の構成員全体に浸透して初めて意味を成すので、そういう点においては、ビジョンというある程度分かりやすい形で、会社の向かう方向を指し示す必要がある。
もっと言ってしまえば、まずは理念ありきではあるが、社員に落とし込む重要度はビジョンの方が高い。
経営理念は、ミッション・ビジョン・バリューの3要素で構成されるとするケースもある。
ミッション:使命、普遍的目的、社会的役割、存在意義 etc.
ビジョン:目標、夢、志、方向性 etc.
バリュー:価値観、あり方、姿勢 etc.
図で示すと分かりやすいと思う。
これらがはっきり伝わっていないと、社員は「何のために働いているのか分からない」「会社がどこに向かっているのか分からない」などと感じ、方向性の違うことをしたり、働く意欲を無くしてしまったりするだろう。
あなたの会社のビジョンは、明確に「見える化」されているだろうか。
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