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【初めてのマーケティング】同志社大学経済学部太下ゼミ×CCCアートラボ

2022年度もCCCマーケティング総研 学生マーケティング研究会は、大学生と企業をつなぐ取り組みを進めていきます!

ところで、大学でマーケティングを専門に学ぶのは、商学部や経営学部の皆さんが多いのではないかと思います。しかし、社会人として働くようになると、様々な場面で「マーケティング」的な考え方を求められます。店舗スタッフとして接客をしたり、自社の新商品開発に関わることになったり…。そこで学生マーケティング研究会では、2022年度、普段あまりマーケティングと接点のない大学生の皆さんにもマーケティングを体験してもらいたい、という想いから、様々な学部でも出張授業を行っていく予定です。そんな授業の様子を【初めてのマーケティング】編として、noteでお伝えしていきたいと考えています。

■マーケティング視点で考えてみるって?

 2022年5月30日、6月13日の2日間をかけて、同志社大学経済学部太下ゼミの皆さんと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のCCCアートラボのメンバー、CCCマーケティング総研メンバーでのワークセッションを行いました。
 まず1日目は、CCCアートラボのメンバーから、事業紹介、取り組みを紹介しました。学生の皆さんには事前フィールドワークとして「京都岡崎 蔦屋書店」を見学していただき、そこでの気づきをディスカッションしながら、どんなコンセプトで、どのような顧客価値を提供しようとしているお店なのか、理解を深めました。その後、CCCマーケティング総研から、マーケティングの基本的な考え方として、「超ミニ講座:マーケティング・マネジメント」を講義させていただきました。「誰のための、どんなニーズを満たすための商品、サービスなのか」「それをどういう方法で提供していくのか」、STPや4Pの考え方を簡単にお話させていただきました。

そして、いよいよ、学生の皆さんに課題発表です。

「京都で蔦屋書店を作るなら、どこで、誰に、何を使って、どんなお店にしますか? 」

■京都に新しい蔦屋書店を作るなら?

 2週間後、4チームからの発表です。「大学生のための、お酒×アートとの出会いを提供するお店」「京都駅を利用する人達が、『京都の日常』と出会えるお店」など、1日目の授業でお伝えしたことをしっかりとふまえ、「誰のため」のお店で「どんなことを提供するのか」、蔦屋書店が大事にする「モノではなく、経験・体験を提供したい」という想いを取り入れて、様々な企画を提案してくれました。
 また、アンケートやインタビューを行ったり、候補地をGoogle ストリートビューを使って特定させたり、外観イメージスケッチを描いて見せてくれたり、非常に工夫を凝らした提案内容ばかりで、時間をかけて、しっかりと取り組んでくれたことの伝わる力作ぞろいでした!

■CCCアートラボメンバーの総評
「店を出店する側から考える、ということは難しかったのではないかと思います。ビジネスとお客様視点のバランスをとることは本当に難しい課題だと思っています。今回、どのチームも「顧客価値」をしっかりと考えられていて、素晴らしいです。忙しい中、ここまでの完成度の高いものを用意してもらえ、私達にとっても刺激になりました。」

「面白いプレゼンであっという間の2時間でした。今日いただいたアイデアが、いつか、もしかしたら、実現しているかもしれません。また、あるチームが、「着付け体験などを書店で体験できることで『敷居を下げる』」と発表されていました。まさに蔦屋書店が提供したいと思っていることで、その本質的な部分をしっかり掘り下げていた部分は素晴らしかったです。マーケティングに対するフレームワークを学んで、アウトプットするという今回の経験が、今後の皆さんに役立つといいなと思います。」

■太下ゼミ学生の皆さんの感想
「マーケティングに触れるのは初めてでしたが、客としての視点だけではなくターゲット層や立地、扱う商品を考え、経営側の視点を持つことの大切さを学びました。」

「具体的なワークを通じた学びがとても沢山ありました。自分たちのワークはもちろん、他のチームのアウトプットを通じて自身の学びを深められる点が魅力的でした。ありがとうございました。」

「マーケティングの手法やプレゼン資料の作成といったところから、リサーチやプレゼンに至るまで、ロジカルに考え、人に伝えるという難しさも学びました。マーケティングの考えでは、顧客価値の創出という企業が新店舗を考える上で大事なポイントを学んだだけでなく、実際に建てるとしたらと言った事実ベースで考えることで、より重要性を感じました。」

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学生マーケティング研究会では、このような取り組みに参加したい企業の皆様、大学関係者の皆様、募集中です。ご興味がありましたら、是非、CCCマーケティング総研にご一報ください。

<お問合せ先>
CCCマーケティング総合研究所
学生マーケティング研究会 
担当:財津/大山
cccmk-souken@ccc.co.jp