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【初めてのマーケティング】亜細亜大学久野ゼミ・金ゼミ×CCCMK(外食チェーン)

こんにちは!学生マーケティング研究会事務局です。
すっかりご無沙汰になってしまいましたが、2024年度もCCCMKホールディングスの学生マーケティング研究会(以下、CCCMK)は、大学と企業をつなぐ様々なプロジェクトを進めています。

今回は、2022年に引き続き、亜細亜大学国際関係学部久野ゼミ・金ゼミの皆さんとCCCMKメンバーで、2024年11月19日、12月5日の2日間に分けて、ワークセッションを行いましたので、その様子をお伝えします。

■学生の皆さんと外食チェーンでのポイント活用について考える
まず1日目は、CCCMKメンバーから会社やVポイントサービスなどの事業内容について紹介しました。2024年は約20年にわたって世間の皆さんに愛していただいた「Tポイント」から「Vポイント」に変わった節目の年、Vポイントがどのような方々に使われているのか、Vポイントのデータをどう世の中に役立てているのか、などをお話ししました。

学生の皆さんには事前課題として、2つのお題についてグループ発表してもらいました。
①「ポイントカードの利用の仕方について、大学生(あなたたち)とご両親やその世代の方たちの違い」(主に使っているポイントカード、その使い分け方、利用理由、ブランドイメージなど)
②「ファミリーレストランの利用の仕方について、学生(あなたたち)とご両親やその世代の方たちの違い」(主に利用しているファミレス、その利用理由、利用用途、使い分け方、利用理由、ブランドイメージなど)

各グループ、ご家族や周りのご友人にアンケートを実施するなどしっかり準備され、世代間の違いについてとても説得力のある内容でした。

その後は、CCCMKメンバーから、「超ミニ講座:マーケティング・マネジメント」としてマーケティングの基本的な考え方をお伝えしました。「誰のための、どんなニーズを満たすための商品、サービスなのか」「それをどういう方法で提供していくのか」、STPや4Pなどフレームワークを交えて、簡単にお話しさせていただきました。

そして、いよいよ課題発表!今回、久野ゼミ・金ゼミの皆さんに取り組んでいただいた課題はこちら。
「Vポイントや購買データを活用した、外食チェーンのVポイント提携先での企画を提案してください」
主なターゲット層は大学生として、多くのお客様が外食チェーンを利用するようになる企画提案をお願いしました。


■学生の皆さんならでは視点がたくさん盛り込まれたユニークでおもしろいアイディアの数々

2週間後、4チームからの発表です。CCCMKメンバーからの感想と合わせてご紹介します。

・若者ターゲットの育成ゲームアプリ
キャラクターを育てるゲームアプリを開発。
来店するとキャラクターが育ち、ポイントも貯まることで、若者の定期的な来店を促進。

「企画の発想・着眼点がとても良かったです。課題として挙げていた若年や女性以外にも、既存のヘビーユーザーの来店頻度向上にも一部貢献できそうだと思いました。(CCCMK石森より)」

・食べて貯める学割革命~ファミレスチェーンでのサブスクに挑戦~
朝の時間にドリンクバーが利用放題の月額制プランを設定。
比較的お客様の少ない時間帯の利用やリピーターを増やす。

「サブスクという、売り方の提案にチャレンジした点が良かったと思います。他社がやっている事例を分析した上で、自社でやろうとしていることを位置づけている点も企業で企画を考えるときに必要な視点なのでよかったです。(CCCMK大山より)」

・ファミレスチェーンでの「V会員」大学生限定学コン応援キャンペーンの開催
大学生が合コンで利用する場合、特別価格の飲み放題プランを設定、さらに料理のプレゼントも。
恋愛に興味があり、お酒が好きな大学生の利用増加を狙う。

「セグメントの切り方がお酒×恋愛!こういうセグメントの切り方があったか!と思い、とても楽しくプレゼンきかせていただきました。さらに裏付けとなるデータで説明していた点も良かったです。(CCCMK財津より)」

・Vポイントの学割「V学割」
大学生がVポイント提携先を利用すると割引が適用。
さらにキャンペーンやMBTI診断に基づいたプロモーションを実施し、大学生の来店を促進。

「学割という、誰が聞いてもイメージがつくシンプルな企画内容を、Vポイント全体で実施する視野の広さが素晴らしいと思いました。(CCCMK大江より)」


どのチームの企画も学生の皆さんならではの視点がたくさん盛り込まれており、聞いていてとてもわくわくする内容でした。プレゼンテーションにはCCCMKからお伝えしたSTPや4P、PEST分析などのフレームワークをはじめ、アンケートや様々なマーケティングデータが活用されており、準備期間が2週間とは考えられないほど充実した内容でした。
甲乙をつけるのはとても難しかったのですが、優勝チームは企業・業態に囚われない柔軟な発想でVポイントの課題に向き合ってくれた「Vポイントの学割・V学割」となりました!

■久野ゼミ・金ゼミの学生の皆さんの感想
授業後のアンケートでは、企画を作るうえでデータ分析の重要性に気づいた、難しかったけれど成長に繋がった、という声が多く上がっていました。

「限定されたマーケットにどのような施策が効果的か、新規性があるのか、これらを考えるのが非常に大変でした。しかし、これをやりきったことで、自らの成長を実感できた。加えて、発表後にフィードバックをもらえたことで自分に足りないものも自覚が出来た。社会に出る前に、社会の第一線の方々からご意見をもらえたことが一番の学びであったと感じました。」

「企画提案をする時は、根拠として数字やロジックが大切だと実感しました。また、相手が求めているニーズにいかに応えられるかが企画提案においては鍵を握っていると理解できました。」

今回のワークセッションを通して、企画を作る楽しさや企画における「データ」分析の重要性を少しでも感じてもらい、今後の学びに活かしてもらえるといいなと思っています。

文責:CCCMK大江


CCCMKホールディングスでは、このような取り組みに参加したい企業の皆様、大学関係者の皆様を募集中です。ご興味がありましたら、ぜひ下記メールアドレスまでご一報ください。

<お問い合わせ先>
CCCMKホールディングス株式会社
学生マーケティング研究会
担当:財津/大山
cccmk-souken@ccc.co.jp