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【AnotherStory】宮崎大学土屋ゼミ_チームつちのこ

1月23日の全体発表で終了した学生マーケティング研究会ですが、参加いただいたゼミ・学生・企業のみなさんのAnotherStoryを紹介していきたいと思います。学生マーケティング研究会に参加した皆さんには、振返りの意味も込めて。またこれから参加を検討する皆さんには、学生マーケティング研究会ではこんな体験・経験が出来る!と、参考にしていただけると幸いです。

【自己紹介】チームつちのこ
「つちのこ?」って、皆さん思いますよね。

学生マーケティング研究会では、今回参加ゼミ・チームにそれぞれチーム名を付けて頂いたのですが、宮崎大学の土屋ゼミから参加した古谷さん(3年生)、堀口さん(3年生)、河野さん(2年生)のチーム名は、「つちのこ」。
名前の由来は、
「ゼミの先輩が他で使っていた名前を受け継ぎました。でも、、、察するに土屋先生→ツチ 土屋先生のゼミ生→ノコ だと思います。」
とのこと。
記念すべき初回のAnotherStoryは、「チームつちのこ」をお届けします。

実は、ツチノコの皆さんは、「地域資源創成学部(通称:地域学部)」に所属し、ゼミ活動として地域に根付いた実習・フィールド調査を中心に活動しています。
しかし、昨年からのコロナ禍で、制限される活動が多くなっていたところに、土屋先生からオンラインで参加できる「学生マーケティング研究会」の紹介を受け「ぜひ!」と手を上げてくれました。

インタビューの中で、「研究会の4か月、とにかく3人で走り切った、やり切ったと思います。」と古谷さんが目をキラキラさせながら自信をもって答えてくださっている姿から、チーム一丸となって課題に取り組んでくださった様子がうかがえます。

心がけた「言葉の定義」と「問いはなにか」と「論理的根拠」

ツチノコの皆さんは、日産自動車さんの課題を担当しました。課題内容はは、「若者が心から欲しいと思える自動車サービス・プロダクトを提案する」

まずは、9月26日のオリエンテーションで日産自動車さまから課題を受け取った後にどんな風に取り組んでいったのかを聞いてみました。

古谷さん「我々3名とも実は車で通学しているのですが、車について改めて考える事は新鮮でした。まずは、ゼミの教室にある壁一面のホワイトボードに仮説だしをすることから始めたのですが、『ときめく』って何?など、言葉の定義も1つ1つ大切にみんなで確認し合いました。」

堀口さん「9月のオリエンテーションで日産自動車さんから課題を受け取って、11月の中間報告までは、週2~3回は集まっていました。もちろん、リアル・ZOOM含めての回数です。なんで車を欲しくならないのだろうというところから議論を始めたと記憶しています。」

河野さん
「最初の段階の分析が大変でした。先輩の知識や、話に付いていくのが大変でしたが、先輩と一緒にやってよかったと本当に思っています。一つ一つの言葉の定義や裏付けをとることの大事さを学びました。」
仮説だしから、データでの裏付け、3名のチームワーク様々なものが、絡み合ってよいworkに繋がっていた様ですね!

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      ↑↑↑↑↑↑こちらが、壁一面のホワイトボード↑↑↑↑↑↑
データアナリストのサポーター小林さんへの感謝の言葉も3名からいただいています。

河野さん「課題点を具体的に示していただき、ぼくよりメンバーっぽいくらい、入り込んでくれていました。」

古谷さん
「すごく濃かったです。いっぱい助けて頂いて感謝しています。とくに、調査をする時の視点や、自分たちが車についての問いをまったく入れてなかったのですが、『車について聞かなくてだいじょうぶ?』と気づかせていただいたりと助けて頂きました。」

堀口さん
「物事を冷静に振り返りながら、論理的に整理する事の大切さを教えて頂きました。」
3名のアイデアと、小林さんのサポートで具体的な案が形になっていった様子がわかりますね!素晴らしいチームワークです!

研究会での初体験
このインタビューでは、研究会で経験できたこと、印象に残ったことを伺うようにしています。
早速、チームつちのこの皆さんの初体験を聴いてみましょう。

古谷さん「日産自動車さんのような大手企業の方に提案を行うことが初めてでした。今までは、自治体への提案経験はありましたが、企業は初めてでしたし、商品分析の経験は授業ではありましたが、提案して企業さんからフィードバックをいただく経験も初めてでした。
日産自動車さんから頂く質問も鋭くて、自分でもここネック・ここの詰めが甘いなと思っていたとこも突っ込まれたので、とても勉強になりました。」

河野さん
「実際にリサーチをとって、自分のプランに落とし込むことが新鮮でした。話し合いながら仮説作って、調査設計していくことが経験できて学びになりました」

堀口さん
「河野くんと同じく、アンケートを1から作るのが初めてでした。Googleで作ったアンケートはやったことがありましたが、自分の今までのアンケートでは説得力に欠けていたと気づく事ができました。サンプル数も50とかでしたし、感想を聞くだけのアンケートでした。今回は、目的をもってこういうことを聞きたいから、こう聞く、と言う調査設計を学べました。」

今回の学生マーケティング研究会には、企業様にも多くの時間を費やしていただきご参加いただきました。
学生の皆さんにとっては、企業の方々とやり取りするだけでも緊張するなか、質疑応答を経て、アイデアをよりよくして行けるようにアドバイスを頂けたのもよい経験になったようですね。
また、学生マーケティング研究会で提供させていただいたTリサーチも皆さんの「経験」と「企画の根拠」としてお役にたてたのなら幸いです!

やられた!でも、それが自信になる
実は、つちのこの皆さんが考えていた車と生活のボーダーレス企画が、なんと日産自動車さんの競合からプレスリリースされる事態も発生していたのです。
古谷さん「自分たちの案として提案が難しくなってしまったので、また、仮説にもどって、、を繰り返しながら何回も何回もぐるぐる考え、話し合いました。本当に、楽しくもあり、苦しくもあったと思います。でも、競合がプレスリリースで出したことにより、自分たちの考えている事に対してひそかな自信にもなりました。」
アイデアを先行された悔しさもありますが、つちのこの皆さんはあえてそれを自身に繋げてくださいました!

わかりやすく、見る人の立場に立って作った資料
最後に、プレゼンテーションで使った投影資料の作成秘話もうかがってみましょう。

河野さん「どこで画像を入れるか、画像の使いどころや、分かりやすい図の表現にはかなり気を使いました」
※組織図や将来図を作ったのは彼です!と古谷さんからコメントが(笑)

古谷さん
「自分たちの研究の流れで、当初は資料を作成していましたが、結論を先にする流れに作り変えました。これは、小林さんに見て頂いて、アドバイスをいただき変更した点です。」

堀口さん
「プレゼンテーションは、聞く側がほんとに欲しいサービスと思ってくれるように心がけました。」

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本当に、最後のプレゼンテーションまで力を抜かずにやりきった3人からは、自信があふれていました。
コロナ禍で、できなくなったことも多くありますが、つちのこの皆さんとはコロナ禍でオンライン開催だったからこそ、宮崎と東京で住んでいるエリア関係なく、研究会に一緒に取組めたのだと思います。

宮崎と東京とのオンラインを通じてのやり取りを経て、改めて学びに距離は関係ない!と感じました。
ぜひ、次年度もNewつちのこメンバーの参加を研究会はお待ちしております!



経歴等は、取材当時のものです

<お問合せ先>
CCCマーケティング総合研究所
学生マーケティング研究会 
担当:財津/大山
cccmk-souken@ccc.co.jp